ゼルダの伝説・喋らない主人公はプレイヤーを映す鏡だ -祝!続編発売-
本日はゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの続編である、ティアーズオブザキングダムの発売日です。🥳
そこでいつもの記事とは趣向を変えて、私の人生に影響を与え続けるゲームゼルダの伝説シリーズについて書いてみようと思います。
ゼルダに触れたことがない方にも、面白いと思ってもらえる記事を目指します。😆
私は小さい頃にニンテンドー64「ゼルダの伝説 時のオカリナ」を友人から借りてプレイした時から、この世界を追いかけています。
いろいろなタイトルが出ており一部例外作品もありますが、基本的なストーリーは共通しています。
勇者(リンク)が、囚われたお姫様(ゼルダ姫)を助け共に協力し、世界を我がものにしようとする因縁の敵(ガノン)を封印するというもの。
このゲームの魅力すべては挙げきれないので、
一つの特徴である「主人公(リンク)が喋らない」ことについて注目してみます。
前作ブレスオブザワイルドからリンク以外の主要キャラクターはボイス入りでセリフをめちゃくちゃ喋るようになりました。
ですが、主人公のリンクは基本的には喋りません。
場面場面で「表情」を変えることはありますが、セリフがないのです。
時たま声を発する場面は戦う際の武器を振る掛け声、ダメージを受けた時の痛そうな声などに限定されます。
その理由に関して公式で明言されたかは不明ですが「プレイヤーとの関係性を重視している」という説が濃厚です。私もこのように捉えています。
つまりリンクは、冒険する私たちプレイヤーと完全に同期した存在といえます。
性格、心境、感情、心の声まで、すべてが。
プレイヤーが心優しければリンクも心優しい勇者になります。
プレイヤーがムチャなプレイをすれば、リンクも迫真の表情でムチャな行動にでます。
そして、プレイヤーが変態ならばリンクも変態勇者になります。笑
そのことを表すように、厄災リンクというワードも生まれました。
関連することで、もうひとつ個人的に面白いと思っているポイントがあります。
それは、リンクが複数名の女性キャラクターから想いを寄せられるという点です。
たとえどんなに積極的なアプローチを受けても、リンクはちょっと戸惑う仕草を見せるのみです。
安定のヒロイン候補と思えるゼルダ姫ですが、ストーリー全体を通してリンクは「姫を守る勇者(騎士)」として描かれ、そのままエンディングを迎えます。
つまりリンクが心に秘める想い人(?)もプレイヤー自身に委ねられるということです。
(当時は純粋な心でプレイをしていましたが、思い返すと時のオカリナは恋愛シミュレーションRPGだったのではないか、という疑念を一時期持ちました。笑)
そしてなんといってもシリーズ通してこの作品が心に残る理由は、エンディングの演出です。
世界が救われてめでたし、めでたし!みんなハッピー!
ゼルダシリーズはこのようなエンディングではありません。
因縁の敵ガノンは、封印することはできても倒すことはできないのです。
この歴史はいずれ繰り返される。
リンクもどこかでそのことを察しているかのような表情で、自らの使命を受け入れる。
時には共に旅をした相棒との別れ
宿命を背負ったリンクとゼルダ姫の未来
ストーリーを体験していった先で最後にプレイヤーの口から漏れた言葉・感情すべてがエンディングの要素となるのです。
そしてもうひとつ、ゼルダのお約束は
クリア後にセーブができないこと。
苦労してガノンを倒したデータをセーブできない…!
この儚さも、ストーリーの余韻を引き立てることに繋がっていると感じます。
今回、趣味に走った記事を書けて大満足です。
お付き合いいただきありがとうございました。
リンクと一心同体となり「ティアーズオブザキングダム」の世界も駆け抜けて行きたいと思います🥳
🌷オススメ🌷
ヘッダー写真は昨日の記事で書いた新しい通勤経路の公園で撮りました。"ティアキン"は「空」が重要なキーワードなので、こじつけてみました。📷
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