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あがり症と向き合ってみて

突然だが筆者は重度のあがり症だ。

そう大勢の人前での発表が恐怖に感じ逃げ出したくなってしまうレベルで重症だ。

高校の頃は機会こそ少ないものの発表自体なんともなかったが、大学に入ってからの講義の成果発表や卒論なんかでとんでもない醜態をさらしてしまった。
放送事故レベルで周りから気遣う声があがったほど。

それらがトラウマになり入社した企業ではグループでの発表機会があったとき逃げるようにして休んだことがある。

他にも友達が結婚することになった際、スピーチをどうかと打診があったが断ってしまったエピソードがある。
スピーチを頼まれたら受けるのが普通で断るのは失礼なことだとわかっていたとしても自分はできなかった。
自分が恥をかくだけならまだしもガクガクと震えながらスピーチして友達に迷惑をかけることは目に見えていたからだ。
もし受けたとしたらとんでもなく練習はするだろうが、当日まで気が気じゃないくらい緊張して倒れたりするんじゃいかって思う。

なんとかしようとあがり症関連の本を読み漁ったりしたが、当然読むだけでは何も改善されず。
話し方教室なるものも一度行ってみたりしたこともあった。
そこでは参加した各人がスピーチを3本ほど披露するというもの。
筆者としてはよくやれたほうかな?と思ったが、このまま続けていくのは なんかしんどいなと感じたのと筆者自身体調を崩してしまい、それ以降行かなくなった。

原因


それから色々を考えてみたのだがそもそもあがり症の原因として3つあるんじゃないかってわかってきた。

①発表で自然体の自分を出すのを怖がっている
②聴衆を敵だと思いこんでいる
③評価を気にしすぎている

①に関しては普段の自分と違って、発表用の背伸びした分人を出していた。
発表なので外面を良くしようと気負っていたのだ。
でもそれだといつもの自分と当然違う話し方になるし、ぎこちなくなってしまう。そこでの偽りの一面を演じるのが辛くなってしまうのだろう。
普段やり慣れていない一面でかつビクビクしているからだ。
(発表を苦にしていない人を見ると、普段と同じような態度で発表をしている。自分を偽らずに人前で立てるのだろう)

ただこの問題はもっと根が深いもので筆者の場合、家を出てから他人と接している内は人によって異なる分人を使い分けている。
特に気を置けない人にはかなり大人しく自己主張をしない分人で接している。
その気を遣っているところにさらに発表用の仮面を被せるのでしんどくなってきてしまった。
この問題は、筆者が気にしすぎて普段から自分の意見を押し通していなかったり自己開示していなかったことから来ている。
そのため普段からもう少し我を出すよう心がけてみる。

※①は正直うまく言葉では言い表せていない。。。なので時間が経ってわかってきたら修正したい。また分人については以下noteを見てください。


②に関しては完全なる思い込みであって、聞いている人にとってはただ自分は発表している人にすぎないとわかってきたし、敵なんかでは当然ない。
発表する場によっては質問が飛んでくるが、それはその人が職務を全うしようとして疑問を投げかけているだけであった。別に攻撃しているわけではないってことも。

③に関しては完璧主義である性格が由来していることと判明した。
発表が上手い人を見て「こうしなくてはいけない」と無理に理想を高めすぎていたのだ。だけど現実の自分はスタートラインにすら立てていなく、その落差に苦しんでいた。
最低限が出来ればいいのだが、現実の自分を直視するのが怖かった。
場数を踏めばなんとかなると思っていても逆にどんどん症状がひどくなっていき、終いには発表準備もロクにせずぶっつけ本番でやったこともあった。「どうせ完璧にできないならもういいや」という投げやりの感情だ。白黒思考でもあるのだろうが、ダメになっていく一方だ。
そういうのは止めにして、完了主義を目指していく方向にシフトするのが大事だろう。


向き合い方


ある本では時間が経って生活が充実してきたら自然と消滅すると書いてあった。まずは幸せになってみるべきだと。曖昧であまり参考にならなかったがあがり症と直接向き合いすぎてもダメだということだろう。

筆者的にはそれも一理あるが、ますは内面のことを書き出してみることがいい。
自分のことがわかってきて、自己受容できるようになってくる。
そこからが本番だ。つまり話し方教室や演技レッスンに通ってみたりして練習を積み重ねることだ。
なにもわかってない状態でボイトレや少人数でのスピーチ練習は効果薄めだと勝手に思っている。
※演技指導もある種スピーチに役立てられるのではないかと考えている。
舞台上で俳優が役に入り込み、素晴らしい演技をするのも土台に地道なレッスンがある。ボイトレ、芝居、パントマイムなんかも参考になるだろう。


まとめ

色々と書いてみたが、筆者自身も試行錯誤中の身。
最近になってようやく自己受容のステージまで行けてきたかな?と感じてきた。
これからどうなるのかまだわからないが、将来的に難なく発表できるようになりたいと強くおもっている。
そうじゃないと悔しいからだ。このままずっと失敗経験を引きずっていくのはイヤなので出来ることなら成功体験で上書きしたい。
そのための現状の整理としてnoteにあがり症をテーマにして書いてみた。
また何かわかってきたら書いてみたい。