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大家じゃないんだってば②

ご訪問ありがとうございます_(._.)_わたしの日記的、あと、好きななんやかんやを自分本位に書いただけのnoteです。ご訪問まことにありがとうございます。



今日は代理大家の話しを書いておこうと思います。わたしは、真大家さんではありません改大家でもありません。普通の善良な一般市民です。


ある休日の午前中、真大家さんから電話が入り「RIAさん、悪いけど、今からアパートを見に行ってくれない?」

「えー、今ですかぁ、(ワイドナショーを観るつもりなんですけど)えーっと、えーっと。」

「消防隊が来てるのよ!」

「え、火事ですか!!(たいへんだ!)」

「煙が出てて、消防呼んだらしい。不動産屋さんは営業に出てて、すぐには行けないのよ!お願い!」

わたしは、べらべら喋る東野に別れを告げて、アパートに走りました。

アパートの建物が見えてくると、周りに近所の人びとが太陽を浴びるミーアキャットみたいに、アパートを見上げていました。

消防隊のポンプ車もありました。

(うひゃ~)

二階だったので、忙いで階段を上がり、部屋に向かうと、若々しい消防隊が整列していて、「お前が真犯人か!」という感じで睨まれました。

こんな感じ

「真犯人は、別にいます!!」そう叫びたいのを我慢して、消防隊長から話しを聞くと

201(仮)の住人さんが、部屋のエアコンが壊れているから、業者を呼んで欲しいと不動産屋さんに頼んで、その業者さんが部屋に伺うと、ピンポンしても出なくて、ドアを開けてみたら(なぜ開ける)、部屋の中から、凄い煙りが出てきた。
だから、慌てて、消防を呼んだ。
という流れらしいです。

「原因は火災じゃなく、バルサンです。」

「は?」

「バルサンです」

あの、ゴキブリ退治のバルサン、、

「よくあるのですよ。一応、隊員が中に入り、確認しましたが、火は出てません。部屋主の方はどちらにいますか。」

「わかりません、、私、大家の代理です」

「そうですか。では、ご本人には後程ご連絡いただくとして、すみませんが書類に記名して下さい」

(えーっ!いやだ)

若手隊員がギラギラと睨んでいるので、ぶるぶるしましたが、早く済ませたかったから記名しました。

「火災じゃなくて良かったですね!」

平謝りのわたしに爽やかに言って、消防隊は帰っていきました。

後に残されたわたしは、、部屋の住人を待ってるか不動産屋さんの到着を待たねばなりません。

「その部屋のおじさんなら、ローソンで珈琲飲んでると思うよ!」

ご近所の方から教えてもらい、ローソンに走りました。見ると、喫煙所で珈琲飲んでるおじさんがいました。教えられた特徴から、該当人物かと思います。

「○○さん!!」

「え?」

という感じでこちらを向いたので

「わたしは、大家の代理です!実は貴方の部屋に消防隊が来て、かくかくしかじか!」

早く部屋に帰るように言うと、

「えっ!まだ一時間も経ってないから、帰れない」

(何を言うのかと思ったらバルサンの効果時間を言ってるらしいです。)

「また、バルサンは焚けばいいじゃないですか!」

「バルサンも高いしね。しかも、二個焚いた」

二個ぉ??

あんなワンルームに二個とは、、
普通のゴキブリじゃなくて、オームみたいなのが出るのかと思いました。

こんなの。

それなら、バルサン焚くより、ナウシカを呼んだ方が早いんじゃねえのと思いました。

バルサンおやじが、ぐずぐず言って帰らないので

「消防隊の隊長さんが!すぐに!連絡して欲しいと言ってましたから!」

と、言うと、「すみませんでした」

と、帰っていきました。


普通、バルサンってご近所に悪いから「バルサン中」とか、入り口に張り紙をするのではないかな。どちらにしても、自分勝手なお方だなと思いました。


せっかくの休日ですが、疲れたので、そのままローソンに入り、ハーゲンダッツのクッキークリームを買って、とぼとぼと帰宅しました。


冬になりますから、ストーブが元の火事などが増えそうですよね。消防隊のお世話にはなりたくないので、気をつけて過ごそうと思います。


あ。ストーブは無いけど。


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