『変人のサラダボウル』二巻読了。エンジン始動。
ヘッダーの画像を変えたんですよ。
食べ物の写真ってあまり撮らないんでよくわからないんですが、結構難しいですね。
皆さん、一体どうやってあんなに綺麗な写真を撮っているんでしょうか?最近よく気になります。(画像のサラダは祖母の作ったものです。私も最初作ったんですが、盛り付けが壊滅的過ぎて載せれるものではありませんでした。)
さて、本題に入りまして『変人のサラダボウル』、第二巻のお話です。
本誌の感想はなるべくアニメの後追いで進めようかなと思い、ゆっくりやっていくことにしました。しばらくはキャラに焦点当てて書いてみようかな。
という訳で、変サラの二巻です。
あらかじめ申しますと、ネタバレ的な内容を含む可能性が多大であるため、「まだアニメ観てねぇよ」「これから本誌読み始めるんだけど……」という方はぜひともブラウザバックして鑑賞後にまた戻ってきてくださいね!!!
…………と、いう訳で本編です。
私、前回の記事で「変サラの一巻は超安定して物語が進んでるよ!」的なことを言った気がするんですが、それはあくまで一巻までのお話。
偉大なる著者、平坂読は「変サラ」に対して自身でこのように銘打っております。「群像喜劇」であると。
いいですか?皆さん。「妹さえ」のような伝説級の【群像劇】を書き誇る作家がそれに【喜劇】を合わせて作者本人が【集大成】のつもりで書いている作品が、この『変人のサラダボウル』なわけですよ。
……………………安定のまま終わるわけなくない??????
現代日本に降り立ってしばらくの時を経たサラは学校に通いたいと言い出す。しかし、異世界の姫であった彼女は勿論戸籍なんか持っているはずもない。さて困った、さあ困った。
目下のサラと惣助の課題は、サラの戸籍をどうにかして入手することである。助けてブレンダさん。
しかしまあ、戸籍の問題はありつつも、惣助の探偵業務を手伝う傍ら、知り合いや一個年上の長縄友奈と友達になり、交友関係を広げながらサラは現代社会を上手く渡り歩いていた。
ちなみに二巻の扉絵で「ギフ娘 エキセントリックダービー変人賞」というこれまた大変うつけた(誉め言葉。流石は売れっ子絵師のカントクさん)イラストがあるのですが、これは伏線です。
そしてもう一人、異世界から現代社会に降り立った人物がいる。
リヴィア・ド・ウーディス。異世界でサラの従者にして、彼女が逃げるために殿をつとめた女騎士も、サラと別の場所で同じ時間軸を生きていた。
しかし、現代社会に完全に適応することのできなかった(?)彼女は依然としてホームレス………………ではなく、なんと新しい仕事と住処にありつくことができていた。しかも、リヴィアを救世主として度々崇め奉ろうとする超絶お金持ちの美女、木下望愛も一緒である。(まあ、宗教団体のマスターという曰く付きではあるが。)
その仕事というのも、望愛がリヴィアのフィギュ………………像の作成を手伝うというものである。(と言っても、それも3Dスキャナーの前に立つくらいのものである、ほぼ自由)
そんなこんなで、リヴィアもリヴィアで現代社会を浮き沈み、八艘跳びしているのであった。
………お察しの方もいる通り、二巻においてリヴィアは完全なヒモと化します。
さぁ、エンジン掛かってきましたよぉー!
平坂読の世界観、喜劇が喜劇喜劇して参りました!
運と才を兼ね備えたスーパーお姫様は〈競馬を嗜みます〉。
さらに大勝ちし(早すぎる伏線回収)、コメディやギャグにありがちな賭けに負けるヒロインのセオリーを打ち破り、ちゃんと勝てるヒロインだったのです。うーん、流石喜劇。
一方、異世界から来た姫騎士様は〈パチスロを嗜みます〉。そして大負けします。
先のとおり、無事美少女のヒモとして暮らし始めたリヴィア。しっかりとパチスロまでにも手を出していました。
しかし、やはりここは転生して行儀がよくなった両津勘吉。たぐいまれなる豪運で金を集め、湯水のごとく使い切る女である。
望愛からもらった金で暴食を働き、パチスロを打ち、サウナで整う。何故望愛はリヴィアに愛想を尽かさないのか。だって彼女が救世主だから…………!
現代社会において豪遊、贅沢三昧の叶った残念美少女、ここに在り。
いやー、残念美少女、いいものですね。
酒とギャンブルがそろったこの状況で、残る一つは…………おや?
ちなみに、リヴィアと望愛は今後セッ〇スします。(←今日一重要)
(一番書きたかった)
(百合最高)
今日はここら辺で。
ではまた次回。