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【映画#3】「ひまわり」 「グリンピース」より

 こんにちは、三太です。

 今年度は、新しく来られたベテランの先生方と学年団を組んでおり、とても刺激を受けています。

 まだまだ追究できることはたくさんあるなと感じている今日この頃です。

 では、今日は吉田修一作品の「グリンピース」に出てきた一つ目の映画、「ひまわり」を見ていきたいと思います。ソフィア・ローレン第一弾です。


基本情報

監督:ヴィットリオ・デ・シーカ

出演者:ジョバンナ(ソフィア・ローレン)、アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)

音楽:ヘンリー・マンシーニ

上映時間:1時間48分

公開:1970年


あらすじ

 イタリアで幸福な暮らしをしていたアントニオとジョバンナが、戦争によって仲を裂かれます。

 ロシア(ウクライナも関わる)に出征したアントニオは待てども待てども帰ってきません。

 どれぐらい経ったのかはわかりませんが、ジョバンナが必死になって、アントニオを探しだします。

 ついにアントニオは見つかりましたが、ロシアで色々あったとは言え、結果的に言うと、出征した先で結婚し、子供もいました。

 その現実に打ちのめされるジョバンナ。

 記憶をなくしていたはずのアントニオはジョバンナを見たことによって、記憶が蘇ります。

 もう一度二人でやり直そうとしますが、実はジョバンナにも夫と子どもがいました。

 もう元には戻れない二人。列車が出発し、二人の別れをつげます。


設定

 恋人を待つ話。三角関係。戦争が横たわっている。


感想

 悲恋の物語でした。

 戦争が二人の運命を大きく狂わせたのです。

 そうしたくても、その選択を取れないもどかしさ、運命の残酷さを感じさせられました。

 また、時事的な話題とつながり(ロシアのウクライナへの軍事侵攻)、このタイミングでこの映画を見られたことに少し不思議な感じがしました。


その他

 ソフィア・ローレンはとても魅力的。(そりゃ吉田修一も作品の中で触れるよねと思いました)

 ウクライナが舞台となっている。

 ひまわりはウクライナの国花。


吉田修一作品とのつながり

 現時点では、特にはわかりません。

 もしかして、戦争が背景にあるという設定は何らかの作品とつながりを持つかもしれません。


 以上で、「ひまわり」のまとめは終わります。

 次はソフィア・ローレン第二弾ということで「島の女」を取り上げます。

 それでは、読んでいただき、ありがとうございました。

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