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【映画#9】「テルマ&ルイーズ」 「flowers」より

こんにちは、三太です。
最近は授業で「ちょっと立ち止まって」というだまし絵の出てくる説明文を扱っています。生徒たちはけっこうだまし絵に食いついてくれて、今更ながらだまし絵のパワーを感じている今日この頃です。

では、今日は「flowers」に出てきた二つ目の映画、「テルマ&ルイーズ」を見ていきたいと思います。ブラッド・ピット第二弾です。

基本情報

監督:リドリー・スコット
出演者:ルイーズ(スーザン・サランドン)
    テルマ(ジーナ・デイヴィス)
    ハル(ハーヴェイ・カイテル)
脚本:カーリー・クーリー
上映時間:2時間9分
公開:1991年

あらすじ

テルマとルイーズという女友達が退屈な日常から抜け出そうとして、二人で山の別荘へ旅行に出かけます。
しかし、楽しい旅路の途中で立ち寄ったバーでハーランという男に出会い、テルマがレイプされかけます。
そのハーランをルイーズが銃で撃ち殺したところから物語が展開していきます。
二人は捕まりたくないために、逃避行を続けます。
その逃避行の中で、二人の特徴や関係性が描かれていきます。

設定

人を殺した(罪を犯した)人の話
車で逃げ続ける=ロードムービー

感想

はじめの楽しい感じが一気に重い雰囲気になったのに驚きました。
この映画では、ラストも含めて、女たちの抵抗を表したいのかなと感じました。
扱っているテーマや映画の中で起こっていることはとても重いものだけれど、それを決してその重いまま届ける作品ではなく、最後まですっと見ることができる、けれども見ている人に何かを感じ取らせる作品だと思いました。
そう考えると、不思議で、すごいです。
ただ、ルイーズのテキサスでの過去は最後まで謎のままでした。(けれども、おそらくハーランを撃ったことを考えると、男に関する問題だったと思われます)

その他

ブラッド・ピットはメインの登場人物ではなかった(ただし、ウィキペディアによると、この作品が出世作ではあったらしい)
ウィキペディアより→第64アカデミー賞脚本賞

吉田修一作品とのつながり

犯罪をする人とそうでない人は紙一重→吉田修一作品とつながりそう。
逃げるということもけっこうつながる。
 
以上で、「テルマ&ルイーズ」については終わります。

次回は『熱帯魚』に収録されていた「突風」を読んでいきたいと思います。

それでは、読んでいただき、ありがとうございました。

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