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【映画#32】「パレード」

こんにちは、三太です。

連休中に部活動の新人戦がありました。
バスケの顧問をしていて初めてブザービーターで勝つことができました。(厳密に言うと0.5秒ぐらい残っていましたが・・・)
課題も多々ありましたが、練習してきたことが少し報われたなと感じています。

では、今日は映画「パレード」を見ていきます。

基本情報

監督:行定勲
出演者:直輝(藤原竜也)
    未来(香里奈)
    琴美(貫地谷しほり)
    良介(小出恵介)
    サトル(林遣都)
上映時間:1時間58分
公開:2010年

あらすじ

原作のエッセンスを引き出しながら、忠実に作られています。
都内のアパートでルームシェアをする、男女4人組。
杉本良介、大河内琴美、相馬未来、伊原直輝。
4人それぞれに抱えているものがありますが、ルームシェアをすることで、そこから逃れている面もあります。
けれども、この4人の暮らしに小窪サトルという謎めいた少年が関わってくることにより、少しずつ4人の生活のリズムが変わっていきます。

設定

モラトリアム

感想

小説よりもよりわかりやすい筋になっていると感じました。
アパートの住人が一人ずつ、今の(少し甘えた)暮らしにけりをつけていく様子が描かれています。
小説ではあったサトルの章をなくして、映画では直輝がサトルを眺めている設定になっていました。
このことによって、サトルの内面が描かれないので、サトルのミステリアスな感じが深まっていると思います。

5人ともその悩みの大きなところに性が関わっているとも思いました。
例えば、良介は先輩の彼女を好きになって浮気する、琴美は丸山くんとほぼ体だけの関係となっている(そして、妊娠までする)、未来は父親から母親への性的虐待に悩まされていた、サトルはゲイ相手の仕事をしている、直輝は女性を殺している・・・。

直輝が子どもの頃に、「2001年宇宙の旅」を見て、そこに真実を見出したみたいなことを言うくだりがあるのですが、「どんな早熟な子どもやねん!」と突っ込みを入れたくなりました。
映画ネタで言うと、映画の始まりのシーンで良介の部屋が映されるのですが、そこにピンクパンサーの人形があり、「お~!」となりました。

滅びへと走る男を秋の雨

その他

行定勲監督、モラトリアム三部作の3作品目。
→「ロックンロールミシン」「きょうのできごと a day the planet」「パレード」

ウィキペディアより→第60回ベルリン国際映画祭にて国際批評家連盟賞を受賞。

以上で、「パレード」については終わります。

『パレード』を読んでから時間が経っていたので、最後に復習するように見ることができたので良かったです。

この投稿で『パレード』関連については、いったん終了となります。

それでは、読んでいただき、ありがとうございました。

画像の出典:映画ドットコム「パレード」

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