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【映画#10】「羅生門」「熱帯魚」より

こんにちは、三太です。
5月も終わりかけようとしていますが、じわじわと疲れがたまってきているような感じがします。ボチボチと頑張っていきたいと思っている今日この頃です。

では、今日は「熱帯魚」に出てきた映画、「羅生門」を見ていきます。

基本情報

監督:黒澤明
出演者:多襄丸(三船敏郎)
    金沢武弘(森雅之)
    真砂(京マチ子)
上映時間:1時間28分
公開:1950年

あらすじ

夫婦である男と女が、山を越える間に多襄丸という盗賊に出会います。
そこで事件が起こり、男が殺されてしまいます。
この事件の関係者が検非違使に呼ばれて供述をするのですが、多襄丸、女、殺された男が憑依した巫女、この事件の一部始終を目撃した男の四人とも話が食い違います。
その食い違いによって、この事件の目撃者の男や坊さんは人のことを信じられなくなります。
人間への信頼がテーマであり、また、ある出来事に対する人の捉え方に違いがあるということもテーマかなと考えました。

設定

真実がわからない=一人一人の真実は違う

感想

この映画は一度、見たことがあったのですが、そのときは挫折してしまいました。
少し映像の古さにモチベーションがついていってなかったのかもしれません。
ただ、今回は最後まで見ることができました。よかったです。
エンディングまで見て思ったのは、ある事によって、人を信じられるようになる話なのかなということです。(そのある事についてはぜひ「羅生門」をご覧になってください)
羅生門の下にいたおじさんとお坊さんは、検非違使での話を通じて、何を信じていいかわからなくなりますが、そのある事によって、人間への信頼を取り戻すのです。

その他

原作は芥川龍之介の『藪の中』
ウィキペディアより→ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞、第24回アカデミー賞で名誉賞(現在の国際長編映画賞)を受賞

吉田修一作品とのつながり

様々な視点から事件が語られる(『悪人』などの語りに通じる)
 
以上で、「羅生門」については終わります。

次回は一度、これまでのまとめをしてみたいと思っています。まだ、自分でも作っていないので本当にできるかわからないですが・・・。頑張ります。

それでは、読んでいただき、ありがとうございました。

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