【映画#18】「時計じかけのオレンジ」『パレード』より
こんにちは、三太です。
夏休みに入りました。部活動の大会、夏季補習などまだまだ忙しくアツイ日々が続きそうです。頑張っていきます。
では、今日は『パレード』に出てきた映画、「時計じかけのオレンジ」を見ていきます。
『パレード』内に出てくる映画26作中の9作目です。ようやく3分の1は超えてきました。
基本情報
監督:スタンリー・キューブリック
出演者:アレックス(マルコム・マグダウェル)
ディム(ウォーレン・クラーク)
フランク(パトリック・マギー)
上映時間:2時間16分
公開:1971年
あらすじ
アレックスという登場人物が過去を語る形で話が進行していきます。
この世界独特の言葉遣いがあって、(例えば、「ドルーグ」というのは「不良仲間」という意味のような)、とても不思議な、異世界の話のような感覚があります。
もちろん作中に出てくる小道具も一種、異様なものが多く(けっこう性的なものが多いです)、それらも関係しているかもしれません。
アレックスは不良仲間と街でめちゃくちゃな生活をしています。
そんな中、アレックスが少しリーダーとして偉そうだということもあり、仲間割れをしていきます。
その結果、仲間にはめられて、刑務所に収容されることに。
そこからアレックスは政治的な活動にまきこまれていきます。
設定
この映画自体の世界観がある。(日常生活とはあまりつながらない)
ただし、音楽や政治の話などは、ある意味とても現実的ではある。
感想
とても変わった作品でした。
映画の中でしか通じない言葉があって、一人一人の話し方も劇のようだし、性的な表現と暴力に満ち溢れていますし・・・。
ただ、筋がよくわからないとかはなく、伏線が回収されるというか、はじめに出てきたものが最後につながりをもって現れ、そういう意味ではよくわかる作品でもありました。
シンプルに感じたのは、俳優というのは映画に全てを懸けているんだということです。
アレックスの拷問のシーンなどなかなか見ていてきつかったですが、やっている方はもっときつかったでしょう。
そういう意味ではこの作品を表すのには「狂気」という言葉が合っているのかなと思います。
また、内務大臣が出てきて、アレックスを治療する話などは、とても政治的な話であり、そういう話もとても面白かったです。
水攻めは狂気を纏い五月雨
その他
音楽が重要な作品
ウィキペディアより
→アンソニー・バージェスが1962年に発表した同名の小説が原作。
『パレード』内の「時計じかけのオレンジ」登場シーン
前回紹介した「告発の行方」の引用の続きになります。
レイプシーンのある映画が続きます。
確かに「雨に唄えば」という音楽が流れていました。
吉田修一作品とのつながり
罪を扱っていること。
以上で、「時計じかけのオレンジ」については終わります。
それでは、読んでいただき、ありがとうございました。
画像の出典:映画ドットコム「時計じかけのオレンジ」
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