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闘病記その17-3

私のしてきたこと~2.趣味と実益を兼ねて~
*フラダンス
*フラワーアレンジメント

【フラダンス】
なぜ始めるようになったの?と聞かれます。確かに何のタイミングだったかなー?とふと思い出してみることに。
息子が小学校6年生のころだった。東京にいる七つ違いの妹がフラダンスに夢中になっていてインストラクターで教えていると。フラフェスタをするから見に来ないかと誘ってくれたので東京まで見に行きました。
そしていっぺんで魅了されてしまいました。しかしその頃フラダンスを習えるところはまだなかった。
諦めていた私の目の前にフラダンス体験しませんか、のチラシが。しかも近くの公民館であるとわかり、早速行ってみることに。顔なじみのおばちゃんたちが集まっていた。フラ用のスカートをはいて、首にレイを掛けて、髪飾り(ヘッドクリップ)をつけて貰い、もうそれだけでいっぱしのフラダンサーみたいな気に。(笑)そして基本のステップ、いわゆる腰ふりを習う。なんか楽しくて、もちろん習うことにする。
ってなことで始まり、途中からインストラクターを目指すため、広島から指導に来られる金子先生に弟子入りすることになる。
最初に出た発表会(フラホイケ)が2006年、そしてラストステージになってしまったのが2019年、習い始めてからは15年間のフラダンス歴になる。
その間ボランティアでいろんなところで踊らせてもらった。もちろん自分の運営しているグループホーム(認知症対応型共同生活介護事業所)でのイベントごとに踊ってみてもらった。

母にも喜んでもらえて
みんなでにわかフラダンサーに。決め言葉はALOHA!(^^)!

商工会議所女性会の新年会にも私が振り付け替え歌などを考えて、フラダンスチームナニララを結成して披露してました。

チームナニララ
気分はみんなハワイアンフラダンサーになり切っています。この年の曲は何だったでしょうか?
ヒントはウェディングべール。
正解は CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵

この年は安室奈美恵の引退した年だったように思う。それで私はこの曲を選んで振り付けを考えたのだが、例年来賓の古瀬会頭他副会頭の出番を考えなければならない。この曲なら、最後に花嫁の父という想定でサプライズで舞台に引っ張り上げちゃおう、と考えました。
案の定最後にダンサーがお迎えに席まで行き蝶ネクタイのどでかいやつをつけられて前に誘導されるがままに、何が始まるかいねーと笑いながらもいつものことだわとお付き合い下さる来賓の方たち。そして舞台中央でみんなの輪の中でにっこり決めポーズを。「ナニララのみなさん、花嫁の父の会頭・副会頭のお二人ありがとうございました。」のアナウンスとやんややんやの👏喝さいを浴びてご機嫌のご様子で、まあ成功かな。
さてラストステージについては、感慨深い思いが詰まっています。当時を思い出して、ラインから抜粋しました。2018年後半~2019年発表会6月。おそらくこの頃から予兆が出ていたらしいのです。練習中に後ろ向きに下がる振り付けで二度も突然しりもちをついてしまい、自分でも何が起きたのかわからないといったことがおきます。このことがあってから、凄い不安になり、ステージでころんだらどうしようと出演するかどうかすごく迷いました。先生やチームのお姉さま方たちがせっかくだから出るだわねーと言ってくださり、決心がつきました。おまけに先生が最後一人で舞台を後にするという大役の演出までして下さって。今動画を見るとすごい緊張で口が渇いて唇がくっついちゃって、いつもの美穂子スマイルがとてもぎこちないものになっています。みていてもハラハラドキドキします。
こんな状況で良く踊ったなあ最後まで頑張ったなーと、自分で自分を褒めてあげたい、と今でも涙が出てきます。当日も終わってほっとして安堵の涙を流したのもはっきり覚えています。まさか、ラストダンスになろうとは思ってもみませんでしたが。

終了後花束を持ってきてくれた友人の顔を見るなり、感極まって。

私の未来予想図では、60代は何かと大事なお役につくことが多いので、教えてーと言ってくださる方もたくさんいらしたので、70代になったらフラ教室を開いて老若男女問わずフラを楽しんでもらおうと思っていました。その日のために、インストラクターの試験を受けに広島まで行きました。
最後の4級の試験の時は、役職にも付いていて全国飛び回っていたので、5曲のフラダンスを覚えてフラの会長の前で一人で踊るという試験に、足が震えそうになったのをおぼえています。踊り終わって、審査員の私の師匠の金子先生と伊藤圭子会長が近寄ってきてくださり、「合格です。あなた忙しいのによくがんばられたわねー。」と背中に優しく手を置いておっしゃって下さったことを今でも忘れていません。つーっと熱いものがこみ上げてきたことも。
伊藤圭子会長、天国でも見事なフラダンスを踊っておられることでしょう。大変お世話になりました。(2019年8月16日ご逝去)
また2000文字を超えてしまいましたので、フラワーアレンジメントについては、次回に回すことにします。読んでいただきありがとうございます。
それではまた、さよなら、さよなら、さよなら(淀川長治さんの口癖)
つづく

2019.6.23 県民会館にて


 

 


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