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キャリアアンケートで思ったこと

気づけば早いもので1月も既に2/3が過ぎてしまいました。
年末から年始にかけて勤務先で「キャリアアンケート」がありました。
ざっくりいうと、この先この会社で何を頑張りたいか、どう働きたいか、またこの1年ではどうか、ということを答えるのですが、正月休みの間もずっと頭の片隅にあって、なかなか答えを出せずにいましたが、期限もありましたのでひとまず今の考えで提出しました。
そこでこれまでのキャリア(というほどのものではないが)をざっくり振り返ってみました。

初めて社会人になったころのこと

気づけばもう30数年前のことです。
高校卒業して事務職として入社した会社は大企業の末端の小さな事業所、所員は80人くらいだったでしょうか。まだ「そろばん」が現役の時代、もちろん電卓くらいは使いましたが、パソコンは事業所に1台、所内で優秀な先輩1~2名が使える程度で、たまに触らせてもらってもワープロソフトで回覧用の名簿を作ったりする程度でした。保存媒体は「フロッピーディスク」でサイズはシングルレコード(これもサイズ感わからないですよね、18センチとかそのぐらい?)みたいな感じでした。80年代の話です。会計伝票や購買伝票もすべて紙の複写式でした。
職場では定年が55歳から60歳に引き上げられる過渡期だったように記憶しています。今の私ならすでにその枠内で、当時その人たちを大先輩、というより内心では「ほぼ終わった人」くらいに思っていたような気がします。
今思えば「失礼すぎる」のですが、高卒すぐのひよっこが生意気だったんでしょうね。

結婚を機に退社、専業主婦から社会復帰

入社して間もなく「男女雇用機会均等法」が施行されました。しかし、まだまだ「女子は結婚するなら退職」する時代でした。少なくとも私の周りでは大抵の人がそうだったので、あまり疑問にも思っていませんでした。入社6年目、初めて消費税が導入されて、会計も紙伝票からシステム化されることになり、上位支店からたくさんの指示や業務方法の変更連絡を受け、一人でその対応を背負っていると思い込んで勝手にプレッシャーを感じていた時期で、逃げるように結婚・退社しました。
世の中の慣習だけでなく自分の弱さもあったと思います。
ちなみに私の翌年以降、結婚した女子社員の多くは結婚後も働き続ける人が多かったです。あと1年違ったら、私も続けていて、違う人生もあったかな、と思いますが、そこはありがたいことに後悔はなく、今の人生も楽しく過ごせています。
その後、出産・育児期間は専業主婦、7年ほどブランクがあって、パート勤めを始め、社会復帰しました。再度、出産でパートを離職、末子が1歳で再就職しました。
職種はミシン縫製、給食調理、学校事務補助、病院事務など何でもあり。
その時その時で子育てと両立できる勤務時間や通勤距離などの条件重視で、「何がやりたい」とか選ぶ余地はありませんでした。

現職で総務・経理事務へ復帰

病院事務は思いのほか長く勤めた方で8年ほど続けました。
途中実家の母の入院治療があり、一度辞めましたが、看護も不要になり、資格を取った医療事務会社の紹介で違う総合病院に勤務しました。
まだ小学生の子供がいたので、朝から昼過ぎまでのパート勤務でした。
東日本大震災以後、夫の業界が厳しくなり、教育費(二男二女の4兄弟!)や住宅ローンもあったので、ここはフルタイムで働くことを認めてもらい、
義母も高齢になるので万一の時にはすぐに帰れるように、自宅近くの現在の職場に転職しました。
最初はフルタイムですが有期雇用、1年は開発補助や店舗スタッフの応援でしたが、2年目から総務部勤務になりました。

この先の働き方、この1年の働き方

ようやくここでキャリアアンケートの話。
夫は昨年定年を迎え、今は自治会や檀家であるお寺の役員などを引き受けてはいますが、基本は毎日家にいる日々。義母は90歳を過ぎ、有難いことに身の回りのことも自分でできるし、年相応の判断力や記憶力の低下はあるものの、頭もしっかりしているので介護の必要はありません。ただ、プレ介護?というかやはり見守りは必要ですね。聞こえも悪いので、たまに帰宅するといろんな意味で「なんでそうなった?!」というような場面にも遭遇しますが、無事ならまあ良しとしましょう。そんな母に「できる」ことを期待してはイライラを募らせている夫、母と夫の両方を見守る必要がありそうです。
末子が今年で大学院を修了する予定、まだ扶養していかなければならないので、なんとしてもこの1年は今のままで頑張りたい、と思っています。
そのあとは、どこかのタイミングで、少し荷を下ろして、今よりはプライベートも大切にできる形態で働ければいいなと思います。夫とは年齢差9歳ありますので、私が65歳までがっつり働いて退職したあとでは一緒に出かけたりできなくなっていたら、つまらないですし。
ただ、今はそう思っていますが、仕事の負荷を軽減したら物足りなくなっちゃうんじゃないか、とも思います。
今の業務は大変だけどやりがいもあるし、うまくいけば達成感もある。しんどいこともあるけど決して嫌いではないのです。大切なのは「バランス」なのかもしれないです。

まとめ

そんな訳で遅ればせながら2023年もこれまで通り今のお仕事で頑張っていこうと思います。
目下の目標は部内の仕事を回す仕組みを整理することです。
インボイス制度や電子帳簿保存などへの対応も含め、手元業務の棚卸・見直し。実務部分を他のメンバーにだいぶ取ってもらったので、その分できた時間の余裕を上手に使って、しくみの見直しができたらいいな、と思っています。
ただいまコンノさんの記事「kintoneはじめての運用準備①業務フロー」で紹介されていた「7つの要素で整理する業務プロセス(for Mutual Interest series)を勉強しているところです。
私が何とかしたい、と思っていることはもしかしたら他社さんでは既に当たり前のこともあるかもしれないけど、自社に合った形で一つずつ良くしていきたい。何ができるか、わくわくしています。
いつか、その成果をアウトプットできるようにしたいと思います。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。



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