海外プロのオタクしてたらいつの間にか1万人の前で通訳してた話

はじめに

こんにちは!真イカです。
今回は自己紹介も兼ねて自分が通訳としてAPEXの公式の大会で仕事をいただくまでの過程を記事にしてみました。あくまでインターネット上での自分の活動をまとめた記事なので、英語の勉強法などについては詳しく書いていません。
勉強法についてはまた今度書く予定です

インターネットをメインで通訳・翻訳活動をしている人の中でこういった記事を書いている人はあまりいないので、かなり面白い記事になると思います。
かなり長めになりますが、よかったら読んでください!
質問や感想、他にもこういった記事を書いてほしいなど要望があったらコメントや引用リツイートで書いてもらえると嬉しいです

主な仕事歴

・海外のプロやストリーマーがyoutubeに投稿している動画に日本語字幕をつけるもしくは動画を編集する
・クライアントと提供者(片方が日本人で、もう片方が外国人の場合)のバーバルコミュニケーションの援助
・配信上での同時通訳

参考までにこれまで日本語字幕や通訳等の仕事で関わったapexの海外ストリーマーを紹介します
・Euriece(@realEuriece)
・Timmy(@iiTzTimmy)
・Snip3down(@Snip3down)
・rpr(@rpr)
・Genburten(@Genburten)
・Tempplex(@itsTempplex)
など…

ちなみに翻訳活動を個人で始めたのは2021年の2月頃なので、約1年が経過してます(2022年5月時点)
これらの仕事を受けるようになった経緯、また受けるために自分がとった行動を意図を説明しながら書いていきたいと思います。

活動初期(2021/02~2021/07)


活動を始めたときのSNSはtwitterしかなく、youtubeはアカウントがあるだけでした(twitterのフォロワーは100人程度)。活動者の知り合いも全くおらず、完全に何もない状態からのスタートでした。今でこそapexの翻訳動画を投稿しているチャンネルはかなりありますが、当時youtubeに翻訳動画を投稿していて、毎回再生数が数万の安定したチャンネルは2,3個ぐらいでした(毎日投稿するチャンネルは1つもありませんでした)
日本で人気な海外プロもTSMを除けばほぼいないような状況で、僕が最初に始めたのは「翻訳したい海外プロにdmを送りまくる」でした。apexにハマり、海外プロの配信を見るのにもハマりすっかり海外プロオタクになっていた僕は、当時日本人で見る人はほぼいないプロも見まくっていたので、この人が日本で注目されたらもっと伸びるだろうな~というストリーマーの候補が何人かおり、全員に「君の翻訳動画作ってもいい?」という内容のdmを送りました。当時の僕は日本人の配信者をほぼ見ずに海外プロの配信だけを見てたぐらいオタクで、ずっと海外プロのスクリムやランク配信を見てました。
dmを送った理由はちゃんと許可をとりたいという気持ちもありましたが、一番は翻訳動画を作りたがっている人がいること自体を配信者側に認知してもらうという意図でした。何も言わずに作るより事前にメッセージを送っていれば仕事をもらうきっかけになります。名刺を渡すようなイメージです。

当時送ったdm

ちなみに結果はほぼ全員返信なし
「まぁそうだよなぁ」と思いながら、とりあえず翻訳動画を作り続けました。翻訳動画の再生数は基本数百再生、たまに数万再生いくこともありましたが、安定はせず、チャンネル登録者数も200人くらいでした。そんな中、Eurieceから「いいよ」という内容の返信が来て、さらにその数週間後にEurieceから翻訳動画を作ってほしいと依頼されました。当時Eurieceは「東京鯖のみ全キャラでソロマスを目指す」という鬼みたいな企画をしており、でもコメント欄には日本人があまりいなかったので、「伸びてほしいな」と思いつつ動画を作りました。結果的にはスケジュールがかみ合わず数本で終わったのですが、それと同時期にEurieceから「Timmyも翻訳してくれる人探してるんだけどやる?」という話を持ち掛けられ、そこからTimmyの翻訳をすることになりました。Eurieceはその後加藤純一さんとマッチングしたことがきっかけに日本で伸びていきます。Timmyの翻訳をし始めたのをきっかけにSnip3down、Genburtenからも依頼され、2021年7月時点で3,4人の翻訳をしていました。

活動中期(2021/08~2021/12)

8月に転機となる「配信上での同時通訳」をすることになります。Tempplexが大会でコーチをするチームに通訳で入るという内容で、翻訳しかしてなかった僕はとても緊張しながらやってました。ちなみにこの仕事は事前に依頼されたものではなく、配信でコメント欄に日本語を聞いていたTempplexにコメントで「通訳入ろうか?」と聞いたところ「じゃあお願いするよ」といきなりdmに鯖の招待が来てその場のノリで通訳をしました。v最協決定戦s3での通訳では、チームメンバーの同接が合計で1万人を超えており、自分でやると言っておきながら正直めちゃくちゃビビってました。これをきっかけにtwitterも伸び始め、rprと配信で通訳しながらapexをしたり、翻訳の依頼も増えたりと活動量が増えていきます。ちなみにこの頃は配信者にdmを送ったりは一切しておらず(学業の方が忙しかったため)、依頼された分の仕事をこなしていました。本来ならばここでたくさん仕事をしてもっと活動量を増やしたかった…
活動をする上で周りから「活動をやめた」という印象を持たれるのは良くないので、最低限の活動はしつつ依頼待ちという状況が続きました。

・そもそもインターネットで数字を得るには
余談ですが、インターネットで数字や注目を得る上でエネルギーを注ぐべきコンテンツには
・需要がある
・手を付けている人が少ない
・○○一強になっていない
などといった特徴があります。逆にこれに当てはまってないコンテンツで数字をとろうとすると周りよりかなり秀でている必要があり、かつ注目を得られるかがほぼ運ゲーなので大変です。自分の場合は既にあったTSMの翻訳(一番需要があったのはコレ)をしても埒が明かないと考え、現在需要はないが将来的に需要が生まれるコンテンツ(現在は人気じゃないが将来的に人気になる配信者)に時間と労力を注ぎました。ちなみに需要があって手を付けている人が多くても、個性を十分に発揮できるもの(例えばネタ系)であれば注目される可能性はあります。これはあくまで突出した個性も何もない人向けですので、「○○が圧倒的に優れている」など個性がある人はそれを伸ばしてください。

活動後期(2022/01~2022/05)

年が明けてからapex関連の翻訳はコンテンツ自体が増えすぎたためしなくなり、顧客とサービス提供者のコミュニケーションの橋渡しといった仕事をするようになりました。具体的には、「海外のvtuberと日本人のイラストレーターさんがやり取りする際にコミュニケーションエラーが発生しないよう通訳で入る」といった仕事です。こういった仕事はこれからも需要があると思っています。そしてv最協s4での通訳を終え、5月にえぺまつり外伝Sで超滅様より正式にお仕事をいただくことができました。

最後に

活動歴が1年と短いのもあり、まだ色々と語るのには経験が浅いですが、自分は活動を始めた当初から上記の内容を実践しようと考えていて、2,3年で達成するつもりだった計画を1年で達成できました。
考え続けて努力をすれば結果は必ず出るので、何かの役に立ってくれたら幸いです。
また、そもそもどうやって英語のスキルを身につけたのかについては別で記事を書く予定です。それ以外の質問や感想などはコメントやtwitterで書いていただけると嬉しいです(twitterのdmでも大丈夫です!)。







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