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子どもにコントロールされない方法 


今回は、
【 子どもにコントロールされない方法 】
について伝えさせていただきます💌



朝、犬を散歩に連れて行ったところ、
なかなかウンチをしてくれません。

早く家に戻って仕事の支度をしたいのに、
そういうときに限ってなかなかしてくれない。

「もうそろそろしてもいいんじゃないか」
と思うけれどしない。

段々と焦り出し、
終いには
「早くして。そろそろ戻るよ。」
と言葉が通じないのに命令してしまいます。、


結局しないで戻ってきたら、
家に着いた途端に「クンクン」と泣き始める。

今ごろになってウンチをしたくなってしまったのです。

「だから言っただろう。。。」
と声を荒げそうになりますが、

文句を言ったところでわかるはずがありません。

もう一度、犬を連れて家を出ます。

あとになって気がつきます。

「ああ、自分は犬にコントロールされていた。
だからイライラして、大声を上げそうになってしまったのだ」

子どもが生まれて最初に覚えるのが親をコントロールすることです。

動物の赤ちゃんは、生まれてからすぐに立ち上がったり、親のおっぱいを探すことができますが、人間の赤ん坊は泣くことしかできません。

泣いて不快感を示し、親に世話をしてもらって自分の欲求を満たそうとします。

そんな赤ん坊にずっと接していたら親とはいえ心身共に疲労します。


子育てをする女性の中で一番ストレス度が高いのは専業主婦、次がフルタイムで働いている女性、一番少ないのは短時間労働(パートタイム)で働いている女性という統計データがあります。

専業主婦のストレス度が一番高いのは、
1日の大半を子どもにコントロールされ続けるからでしょう。

感情をコントロールできるようになれば、
どんなに子育てがラクになるか。

こんなふうに思われるかもしれませんが、
残念ながら感情はコントロールできません。

冒頭で紹介した犬の話でも、
相手に何を言っても通用しないとわかりつつ、
イライラしてしまうのです。

怒りが収まらなければ、
腹いせに犬にエサをあげなかったり、
罰を与えるかもしれません。

湧き上がってくる感情はどうしようもありません。

でも、犬にどれだけ引っ張り回されても怒らない人もいます✨

「このあたりは、みんなおまえの縄張りだもんな。守るためには色々と歩いて回らないといけないもんな」

こんなふうに犬をゆるせるのは、
自分の知覚を合わせられるからです。

「赤ん坊だから泣くことしかできない。泣くのは当たり前。何が不愉快なんだろう?」
知覚を合わせることでイライラが少し収まります。

感情は自然と湧き上がるものです。
ただ思考と行為を変えることで、感情を間接的にコントロールすることはできます。

たとえば、いつもニコニコ顔のベテラン保育士さんになったつもりで自分の子どもと向き合ってみる。

すると
「子どもが言うことを聞かないときにどう接するか」
「泣き止まないときにどうあやすか」
「グズグズと言い始めたときにどうやってなだめるか」とイメージするようになります。

ベテラン保育士さんの心の余裕が出てきます✨

さらに不思議なことに、一度、そのような体験をすると、次からは役を演じることなく、それに近いことができるようになります。

それをしないのは、
「イライラを解消するよい方法を知らない」
からか、
「怒りを鎮めるよりもイライラするほうがラク」だからです。

子どもにコントロールされそうになって湧いてくる感情も、思考や行動しだいで変えることもできます。

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