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『トレンドの変遷』

『はじめに』

ちょっと前に『トレンドと自分の軸』っていうテーマで記事を投稿した。
今日はそのトレンドに関する考え方で非常に勉強になったことがあるので今日はそのことについてちょっとまとめていきたいと思う。
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『トレンドの変遷』

今回参考にさせてもらったのは、僕がVoicy(ラジオ)でよく聞かせてもらっているファッションバイヤーMBさんの放送。

『この世に「絶対」は存在しない、全ては「トレンド」で説明できる』

(↓良ければこちらも合わせてどうぞ)
『あなたは「ブラックな働き方」をどう思うか?』

今回の放送ではトレンドというものを様々な角度で説明してくれているけど、
例えばファッション。
なぜ「おしゃれ」な人が「おしゃれ」と言われるのかというと、「おしゃれ」な人は数が少ないから。つまりは希少性が高いから。他の人と違うからみんなが注目して、それを真似したがる。そうやってどんどんと「おしゃれ」なものを真似する人が増えていくことでその「おしゃれ」はトレンド(流行)に変化する。
ただそのトレンドも永遠に続くわけではなく、先ほど書いたようにみんなが「おしゃれ」と思い、真似したがる理由はそれが希少であるからであって、多くの人が同じような格好をしたらそれはもはや「おしゃれ」とは呼べない。トレンドはある一定のところまで広まっていくと陳腐化、平凡化してだんだんと勢いを失っていく。
そうやって一つのトレンドが平凡化して勢いを失ったあたりでまた別の希少なものが「おしゃれ」として認識され、同じようにトレンド化し広まっていく。

こうやってトレンドは交差する波のように浮き沈みしていくもので、微妙な変化を加えつつ、
「希少性→トレンド化→陳腐化→別の希少性の発掘→別のトレンドが起こる→陳腐化→別の希少性の発見→…」
という感じで繰り返していくものでトレンドの起こりは希少性から始まるっていう視点がすごく勉強になった。

手書きのトレンドの流れのイメージ(伝われー!!!)

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『自分に置き換えてみて』

これを自分に置き換えてみると、「海外に来る」という経験もまた同じようにトレンドなのかもしれないということ。
コロナ禍から解放された影響もあってか今旅行に限らず、僕のようにワーキングホリデー制度を利用して海外に出る日本人はめちゃめちゃ増えているらしい。
理由は「日本経済への懸念」だったり、「グローバルな視点を身につけたい」、「英語を勉強してみたい」、あるいは単純に「お金を稼ぎたい」など様々。

実際オーストラリアは賃金が高く、一時期(もしかしたら今でも?)は、「オーストラリアでのワーホリでいかに稼げるか」「オーストラリアがいかに魅力的か」を紹介するようなテレビ放送だったり、YouTubeだったりが流行ったのではないかと思う。

でも一方で僕が最近よく目にする意見としては、
「確かに海外もいいけれども日本ってめっちゃいい国だよね!」
っていう意見。
例えばこの動画。
『日本に永住したい』| 外国人になぜ日本で暮らす選択をしたのか聞いてみた(タロサックの海外生活ダイアリー)

これも
「海外vs母国日本」
という感じの二項対立で、海外思考がトレンド化して大衆化していくと、それに逆行するように日本の良さを見つめ直す意見の希少性が高まって注目されていく、という流れなんじゃないかと思う。
実際今でも日本のインバウンド消費に関するテーマ(例えばホテル代の高騰、物件価格の高騰、外国人旅行客に向けた高価格帯路線のサービス提供など)がよく取り上げられている。
(もうすでに日本の良さを見つめ直す意見もトレンドになっているのかもしれない。)
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『まとめ -ただし「トレンド」の取り扱いには注意-』

こうやって波のように浮き沈みする時代の流れを見てみるとまた世界が違った視点で見えて面白い。

ただこの全てを予測し切ることって正直無理ゲーもいいところでそのトレンドに乗っかって利益取ろうとかそんな風に考えるものではないと思う。
実際トレントの波にちゃんと乗れる人はトレンドが起こる前の誰も注目していない時からシコシコとそれに取り組んでいた人たちだから
トレンドになった時にその波に乗ってももう遅い。

だから僕が思うのはあくまでトレンドは参考程度のもの。
そしてトレンドに流されることなく、自分がどうしたいのかの「自分軸」をちゃんと持つことが大事だってこと。
波のように廃れていたものもまた注目される時が来るから、注目されている動向に関わらず自分がどうしたいのかを考えて自分のすべきことに集中するっていうことが大切なんじゃないかなあと思う。

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PS: ここまで読んでいただき本当にありがとうございます!もし面白かった、ためになったと思っていただけたら僕に「缶ビール1本差し入れしてあげようかしら。」くらいの気持ちで記事を購入していただけると嬉しいです。

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