私がゾーンに入ったとき♡

私は今まで一度だけゾーンというやつに入ったことがある。

高校2年生の時だっただろうか。

部活(ソフトボール部)で外野のレフトを守備していた私は
ノックを受けることになった。

その時、ノックをする先生が左右に大きくボールを打ってくる。
すごい距離を左右に振られ、最初は全然追いつけず
諦めようかと思ったときだった。

先生が笑った。
正直カチンと来た。
絶対取ってやろうと思ったのだ。

そうしたら、来るボール全てどこに来るかもわかって
返球もバックホームに全て真っ直ぐ返った。

手を伸ばせば簡単にボールがグローブに入ってくる。
足が自分の意思とは関係なくボールに向かっていく。

その間、私が考えていたことは
「そろそろ足を止めたい」
「もう終わりたい」
「いつまでこの状態でいれるのか」

私の思考とは関係なく
ただただ自分の呼吸音だけが聞こえていた。
周りの声もすごく遠くて、ほとんど聞こえなかった。

終わった後の記憶はほとんどないけれど
ただ自分に驚いた。
初めての経験だった。


なぜこれを書こうと思ったかというと
浮かんだからだ。
今これを書こうと。

そして大事な、一番伝えたいことは
「呼吸」である。

私がゾーンに入っている時もそうだったけれど
呼吸が鍵なのだ。

宇宙・大いなる源・ソース・ハイヤーセルフ・神・魂
肉体を持った私たちがここにつながるには
「呼吸」が必要なのだと思う。

生まれる時はオギャーと「息を吐き」
死ぬ時はスーっと「息を引き取る」

肉体は呼吸と共にある。

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