ロードハウス

Amazonプライムのロードハウスを観た。同名映画のリメイク。
元UFCファイターのダルトンがある街のバーの用心棒を頼まれる。

ド派手なアクションというよりは肉弾戦。本当に痛そうな打撃、ダルトンは強いけど、無敵では無い所もまた泥臭くて良い。
用心棒としての働きと、元々バーの従業員だった青年などを用心棒として育てたり、小さな街の本屋さんと交流したり。
ダルトンは、特別このバーに思い入れはないのだが、この小さな本屋で出会った女の子と父親のことを特に気に入っていて、それを傷つけられて復讐、というより、怒りをぶつけることを決意する。
また本物の元UFCファイターも出ていて、このノックスという敵役がまあなかなか好きだった(笑)
全裸で堂々と街を練り歩いたり、ひとから服を剥ぎ取ったり街を燃やしたり、一人だけ世紀末の映画から飛び出てきたのかと言うくらい倫理観がなくて最高である。
最後、無事でよかった！というかさすがすぎて！
彼のスピンオフとかも見てみたい。またノックスとどこかで出会ったダルトンがうんざりする顔が浮かんだ。
主演がジェイク・ギレンホールというのが絶妙なバランスかもしれない。内に秘めた凶暴性を隠して、自身に怯えているダルトン。その影を宿した表情が良かった。
ロック様やジェイソン・ステイサムだと存在感というか、メンタルもフィジカルも強すぎて、違う話になってしまうし、またせっかくのノックスの存在が生きてこない。
続編があるなら見てみたい。