アクアマン

アクアマンを見たのはもう随分と前のことだと思う。続編が公開にあたり、前作を復習しておこうかと再び観た。
アクアマンのいい所は冒頭10分の掴みだと思う。
美しい海底の女王と、灯台守の出会い。自然と愛し合い生まれた子ども。だが女王は海に戻らなければならない。
こどもには不思議な力が宿る。魚と会話する力だ。彼が水族館の水槽の前に立つと海の生物は彼を慕って寄ってくる。
そして現代。
アクアマンになったアーサーが潜水艦を救う。
ここまででもうクライマックス級の展開だ。

アクアマンと呼ばれるメタヒューマン(という概念があるのか?)
心優しい彼のことはみんな大好きだ。
一方海底では異父兄弟のオーム王がなにやら地上に戦争をしかけようとしている。
MARVEL作品で言うところのソーとロキのようなふたり。
このふたりの関係もまた良いな、と思う。
相思相愛の親から生まれ、自由に、そして美しい心を持っている兄と、
海底王国の王族として育てられた弟。兄の存在に怯えているが、虚勢をはる。
兄は兄で、家族という存在を大切に思う気持ちもあるのだろう。
すったもんだの末に兄が海底の王座につくところで物語は終わる。

あれ、ジェイソン・モモアと死霊館の夫、ここ兄弟だったんだ?とかなり昔の記憶を掘り起こしたが覚えていなかった。
そもそも死霊館シリーズのパトリック・ウィルソン出てたのか!と驚いてしまった。
ドルフ・ラングレンとかアンバーハードとか、大好きなウィレム・デフォーも出ていて、映像は美しく、満足である。
映画館で見ていたらもっと楽しめたのかな。

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