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子育てにおける父親の大切な役割とは!? 「子どもを伸ばす父親ダメにする父親」 要約・所感

おはようございます本日は高濱正伸さん著書の子どもを伸ばす父親ダメにする父親を取り上げます。

 高濱さんは花まる学習会の代表として、子育てに関する書籍をたくさん出されています。今後も複数取り上げさせていただく予定ですが、最初の1冊はタイトル通り父親がテーマです。子どもをダメにする父親になりたい人はいないと思いますが、伸ばすにはどうしたらいいのだろう。答えは決して1つではなくたくさんあるとは思います。

わが子を「メシが食える大人」にするために果たすべき父親の役割とは何か。高濱の熱い思いに触れられる内容となっています。本書から学んだことを以下に説明していきたいと思います。


1. 父親の役割は子ども命の中心である母親を守ること

母親という存在は24時間365日子どものことを考えています。子どものことが心配で仕方がないのです。そして、そうではない父親に不満を抱きます。父親だってそうだという方もいるかもしれませんが、子どもにとっても一番大切な存在は母親である。それはゆるぎがない事実です。このような強い言葉が並びます。(もちろん、現代は多様な家庭環境がありこれが絶対に正しいということはありません。)

ひきこもりや家庭内暴力等の問題を抱える家庭の共通点、それは「子どもが父親に遊んでもらった経験が少ない」だったそうです。

父親が子どもと遊ぶと母親は安心をします。母親の安定は家庭の安定なのです。父親の役割は家庭の(命の)中心である母親を守ることである。

昨今ではイクメンという言葉がもはや死語になるくらい、父親の子育て参加が当然になってきています。しかし、イクメンは悪いことではないですが家庭の中で母親がふたりもいる状況は親と子どちらにとっても最良とは言えません。

出来れば役割は分担したほうが良いでしょう。「教育熱心な母親」と「大局をみる父親」あるいはその逆でも良いし、場面に応じて主担当とサポート担当を分担出来るとなお良いでしょう。何よりも父親が個人として母親を大切にする姿を子供にみせること、これは精神発育上とても良い影響を与えます。


2. 父と息子

父と息子の関係は単純明快。幼いうちは難しいことは考えずよく一緒に遊ぶことです。特に外遊びをすることです。子どもの好きに応じて虫取りや釣り、アスレチックやキャンプなど大自然の中で五感を使って遊び尽くす様な経験こそが、人間の大きな器を作っていきます。

また、男の子にとって父親は一番身近なヒーローである。体格差を活かして力強さや俊敏性を時折見せつけるのも良いでしょう。

そんな仲良しの父と息子も小学校高学年頃からは難しい時期に突入します。突然会話がへって関係がギクシャクするのが当たり前です。そんな時期におすすめなのが父と息子の二人旅。できれば歴史的な建造物や戦争関連の施設など訪れ「心を揺さぶられるものを一緒に見に行く」その帰り道はたとえ会話がなく沈黙でも構いません。この共通の体験が父と息子の絆を深めます。


3. 父と娘

父と娘はやはり少し複雑です。男の子よりも精神的発達が早い女の子は小学校低学年からすでに社会的コミュニティを形成します。女の子は人間関係が一番なのです。デリカシーもなしに娘の問題に首を突っ込んでも嫌われて相手にしてもらえません。父親は異性である女性の感性を娘から教えてもらう位の姿勢でいるとうまくいくでしょう。

そうはいっても父親は娘の最初の異性像です。娘の理想の男性を目指すことは良いこと。父親に可愛がられた娘は良い結婚相手(パートナー)を選ぶことでしょう。

父親の役割は子どもの命の中心である母親を守ることだ。この言葉はだけでも高濱さんが熱い人間性が伝わってきますね。おそらく高濱さんが一番伝えたいことだと思います。いま自分が出来ることは子どもと体動かしてめいっぱい遊ぶことだ。そう力強く背中を押してもらえました。子育てに悩むお父さんに是非読んでもらいたい1冊です。

更に詳しく知りたいと思った方は、是非手にとって読んでみてください。

高濱さんの本は他にも取り上げています。よろしければご覧ください↓↓


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