実験経過報告

リアルを知らないままのネットの恋は
わたしを依存させ、ネットの世界に住まわせた。

そして、寒いのもあってよりいっそう心を社会から背けさせた。そう、わたしは病んだ。

それには一つ、原因がある。

わたしがもう癒されたと思っていた傷に、彼を通して触れてしまうのだ。

理由はこうである。
謎の世界観を持ってる彼と交流を続けたところ、
ひょんなことから、彼のプライベートでの役割が分った。
それはいいんだけど、昔わたしがして欲しかったことを彼がしているような気がして、胸がザワザワしてしまった。

それは、彼がどうこうではなく、わたし自身の傷というやつなのだ。

被害者意識を持ったまま、よくわからない闇に飲み込まれ、
過去のつらかったこと　癒し方
など検索しては、どうしよもなかった
だって心が苦しいんだもん

今も書いてて少しその臨場感はヒリヒリとわかる
でも、つらいまではいかない

つらかったんだな　って認めたからかも
つらかったことに1番そばにいて大好きな人にわかってほしかった　寄り添ってほしかったんだなわたし

それが、ある人との対話でセリフででたとき、スッと何か喉に引っかかったものが落ちた感覚だった

それだ　そうなの！！！
ただ、それだけだったんだ、、、

と、まっくろくろすけが巨大なモンスターになったのが小さなチリに変わった瞬間だった

それから、彼とは１ヶ月連絡をとらないときめて過ごした
社会復帰である

幸い社会はまだわたしを受け入れてくれるところがあり、ありがたくそこに改めていさせてもらっている

わたしの心が整ったのち、彼と連絡をとってみた
彼は特に変わっていなかった
そして、連絡を取らなくなる前に約束した、会う約束はどうするか、慎重に確認した
わたしの心にも

わたしはやっぱり会いたいな　会ってみないなって思った

初めて顔を見る彼は、イメージよりも全然おじさんだけど　そのままだった
楽しい２日間を過ごした
まるで大学生の恋人のように　夜の公園を散歩してキスをした

次の日は、芝生の上で寝転んで一緒に夕陽をみた

特にお互いの深い話はしていない
分かり合おうともしていない
ただいるだけ　

それは会った後も変わらない

でもいつか終わりはくる
それはもうすぐ　あと数日

さて、わたしの決断はどうするでしょうか

このまま許される間は恋人ごっこを続ける
あることをきっかけに、すっぱりやめる
ずっと続ける？

そして、また1人、面白い人をみつけた
一度会ってみた
かわいいと甘やかせてくれる人
一緒にいて楽しい人

また次も会う約束をしていて毎日連絡をしてる

次会ってみるか、ちょっとだけ迷ってる
声のイメージと違うし、初めてのタイプなのだ

まだまだ実験は続く

わたしは元気です