見出し画像

自分の心のしずかな革命(未完成)033

(アタリナチュラ)
ヒトが働いてきたすべての仕事をロボットがやるようになると持続可能な社会になった。
ロボットにすべてをまかせておけば、お金もまったくかからずに経済のことで社会を混乱させることもなくなっていく。
だけど・・。

(住民)
何もかもロボットにまかせておいて好きなことだけしていればいいといわれても、それで生きていく意味はあるのだろうか。
ロボットがしてきたことはヒトだけでもできること。
ヒトができることをやりながらロボットをうまく使ってやっていくこともできるはずだと思うけど。
だけど、どうしてヒトはうまくやってこれなかったのだろうか。
1970年代ごろから地球環境問題を耳にするようになり、これまで問題解決に長きにわたり取り組んできたけれど、2038年になった今でもいっこうに解決に向かわない。
貧しいヒトたちを必要としてきた経済成長だって改める様子もうかがえない。
だからロボットにまかせておくのがいいというの?

(アタリナチュラ)
だけどロボットには自ら環境をよくしようとか貧困をなくそうとする意思はない。
ロボットにとっては何がどうなってもかまわない。
ロボットはどこまで進化しても幸せとか悲しみとか「気」にかんすることを感じることができない。
大地の気の通り、風の気の通り、水の気の通りを感じることはない。
だから問題をロボットにまかせるにしても、まかせるヒトの問題なんだと思う。

つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?