舞台『芸人交換日記』DVD鑑賞
舞台『芸人交換日記』のDVDを観ました
若林正恭さんが演じる田中
田中圭さんが演じる甲本(ややこしい)
(中身の紹介については省略)
舞台が円盤になっているのは
本当にありがたいですね
引きで全体を観たいのが本音だけど
円盤の良さは役者にカメラを寄せてくれて
一層表情が良く見えるところかな
物語の感想
いやあ、面白かった…
面白かったという言葉だけでは全然足りないんだけど
見終わった後はやっぱり感情が揺さぶられて
しばらく余韻に浸る
笑えるし想定外に泣かされたし
自分も考えさせられるし
単発だからお勧めするにもちょうど良いし
物語も分かりやすい気軽さがある
2人ものは、ズルイ
こんなの、セットで好きになっちゃうじゃん(笑)
「推し芸人はイエローハーツです」って通ぶりたい
日常のやり取りもネタを構築していくところも
テンポよくって引き込まれる
すれ違っているようにみえて
10年コンビならではのツーカー感が滲み出てる
芸人が主人公だけど
内容は誰にでも刺さる
10年思い続けた夢の決着
『やりたい』と『やる』の間には大きな川がある
…耳が痛い…
好きなシーンは色々あるけど
印象的なのは6冊目の3/29冒頭
それまでを考えると衝撃だった
でも3/30から3/31かけて
あの展開になって良かった
何度もひっくり返される脚本で
何が本当で何が嘘か
最後までドキドキしたなぁ
あとはふたりそれぞれの独白シーン
かなり惹きつけられた
これまた…涙
演者への想い
まず台詞のボリュームに圧倒される
なるほど、これが田中圭さんの本領か
舞台上の彼は目が離せない
現場でそのエネルギーを浴びたくなる
舞台芝居は仕草がオーバーになるものだけど
それをあまり感じずに日常を生きている感とか
細かいところ切り上げたらキリない
最初、早くて聴き取りにくいかな、とも思ったけど
甲本と田中の対比もあったし
それが甲本のキャラそのままだし
また若林さんも魅力的で
お芝居の舞台が初、ということでソワソワしたけど
役柄を考えると、淡白さがむしろ味になって
つい、若林さん本人に重ねちゃうというか
特に徐々に熱を帯びてくるあたりは
こちらも巻き込んできて感情移入してしまう
そもそもイエローハーツの10年の過ごし方は
若林さん田中圭さんともに重ねしまう部分がありそう
舞台上では田中圭さんが堂々としてるのだけど
漫才シーンでは若林さんに流石の安定感があって
本編との形勢逆転というか
面白いふたりのバランス
お互い助けてられてるって言ってていい関係
田中圭さんと伊勢さんのパートは
これぞ役者同士で気持ちいいし魅入ってしまう
田中圭さんと他の役者さんとは
どんな化学反応があるのかなーって興味湧く
舞台のおもしろさ
そして役者とは別に引き込まれたのが
【舞台美術】
左右対比で田中と甲本の部屋を表現し
上段では看板一つで店が変わり
中央はふたりが揃う場所
前面中央はひとりの場
同じアイテムが見立てで別のものに見せる
こういうの、大好き!
日記のやりとりの方法は【舞台】ならではの演出で
舞台ならでは、といえば
言葉による説明がなくても
次のお芝居で『何があったか』が
分かるところもたまらない
説明の省略。観客が汲み取る。
昔、舞台観劇に行ったことも何度かあった
あの頃のワクワク感が蘇ってきた
DVDに同梱されてるブックレット
若林さんと田中圭さんによる交換日記
この空気感はかなりニマニマした
鑑賞後に読んだQuick Japanの対談もよかった
何度でもくりかえし観たい作品
ありがとうございました
#ゆるタナカー日記 02
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