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バレー日本代表が伝えてくれた想い

書かずにはいられなかったので、思いのままここに記したい。
(言い回しが高圧的だったらごめんなさい)

2024パリ五輪、バレーボール競技にて日本の戦いが8月6日をもって男女ともに終わりを告げた。

男子は準々決勝敗退、女子は予選敗退と残念ながら前回大会を超えることができなかった。

男子の戦いが終わったとき、夢が覚めたような感覚とどこか現実とは思えない形容しがたい感情が渦巻き始めた。この記事を書いている今もどこかふわふわしている。
それだけ期待を込めてここまで戦いぶりを観てきたんだと改めて思いの強さをかみしめた。


日本男子バレーが証明したもの

ここから男子バレーにしぼって話を進めていく。

東京五輪からの3年間、これまでの世界からの遅れを取り戻すかのように進化を遂げた。

この3年間で日本が手にした強さの秘訣は以下の3つだ。
・トランジションアタックの決定率向上
・ドライブサーブにこだわらない戦略的サーブ技術
・自陣内のボールキープ力

それらを支えるのはレシーブだ。
レシーブがすべての起点となっていると言っても過言ではない。

窮地を救った場面で輝いたのはレシーブがあってこそだった。
これが今の世界のバレートレンドにもなったから、日本のプレースタイルは
間違っていないのだ。


自ら楽しむことがバレー人気に火をつける

ここ数年で男子バレーが人気になったのは言うまでもない。
そりゃあ、格上相手に勝ったり、ハイキュー‼ばりのプレーが飛び出るもんだから「漫画を超えた」面白さが人を惹きつけるよなと考える。

しかし、本質は選手たちが心からバレーボールを楽しむことにあるのではないだろうか。
試合を観ていると、選手たちの表情からこの瞬間を楽しんでいることがわかる。たとえ戦況が厳しくなろうともプレッシャーを跳ねのけるかのごとく、まっすぐな目で目の前のボールを追うのだ。

これは根底に好きな感情がないとできないと思う。
選手のわくわくが伝染するからこそ、人の心を惹きつけると考える。


バレーボールは面白い

試合のたびに選手たちはこれを体現する。
面白いっていろいろな感じ方があるけど、真に感じる本当の競技性をプレーを通して伝えるのは相応の技術がないと実現できない。
ましてや、そこに結果が伴わないと注目してもらえないからシビアな世界である。

だが、確かに日本男子バレーはバレーボールの奥深さをプレー経験のない人にも感じさせることができた。だから、昨今の人気につながったのだ。
観ていていつも面白い、何か番狂わせをしてくるのではとわくわくさせられる。

こんなスポーツ、なかなかないよね?


日本男子バレーのこれから

既に情報が出ているが、監督退任と一部選手の代表引退(・休養)が発表されている。
来シーズンからは全く新しいチームになることは間違いない。

まだ何も始まってないけれど、ここからどんなチームができて、どこまで世界を驚かせるのかまだわからない。
正直、いろいろな憶測が飛び交っていて、何も考えたくない。

でも、きっとこの悔しさは必ず糧になるし、また新たなバレーボールが生まれるのかなと楽しい想像もできる。
これからに対して悲観的にならず、私たちもまた前に進んでいければと戦い抜いた選手たちの雄姿に思いを馳せる。


バレーボール日本代表の皆様、本当にありがとうございました。
たくさんの勇気と大きな高ぶりを与えてくれたこと、胸に刻んで前に進もう。
長い闘い、本当にお疲れ様でした。


オリンピックで金メダル取るまで見届け続ける!!




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