LIFULL seniorの男性育児休暇のリアル|仕事もプライベートも充実する組織とは
LIFULL senior 介護事業部
カスタマーユニット ユニット長(2023年3月時点)
片山 隆治(かたやま たかはる)さん
こんにちは!採用担当の森です。
今回は、LIFULL seniorの男性社員で初めて育児休暇を取得し、4か月の休暇を経て復帰したカスタマーユニットのユニット長である片山さんにお話を伺いました!
将来育児休暇を取りたいけれど、会社の雰囲気や制度はどうなんだろう...?と気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで、育児休暇を取得し先日復帰した片山さんにお話を聞き、LIFULL seniorで取得した育児休暇のリアルはどうだったのか、そこで改めて感じたLIFULL seniorの魅力とは一体何なのか、について余すことなく語っていただきました!
仕事内容
はい。前職ではWEB×金融・保険領域の会社で店舗の拠点長などを経験し、2015年にLIFULL seniorへ中途で入社しました。入社後は大阪支店の立ち上げから営業グループのマネージャー、WEBディレクター業に携わっていました。
その後は組織の成長や課題に対して、必要な部署や機能を提案し、現在はカスタマーユニットというLIFULL 介護のユーザー部門のマネージャーをしています。
具体的には、事業戦略を基にユーザー部門の方針や方向性を決めて、現場でどういう企画や施策を進めるかのジャッジや優先順位の決定、他部門との連携の調整などを行っています。
また、メンバーが働きやすい環境を作るために交通整理をしたり、方向を示していくといったメンバーのマネジメントも仕事になります。
メンバーと一緒に苦心して仕掛けてきた企画が戦略にハマったタイミングなど様々ですね。
あとはメンバーの成長を体感した時や良い成果が出せた報告をもらったりすると、この仕事をやっていて良かったなと思います。
施策企画の立案実行もそうですけれども、業務の優先順位をつけることですね。
私のポジションは言わば指揮者なので、ここが機能しなくなると現場のみんなのパフォーマンスが下がってしまいます。
複数の施策や企画が同時並行で進んでいく中で、
状況が変わったりイレギュラーが起きたり。それに合わせて対策を打ち、必要であれば他部署との連携を進めることも大変です。
毎日何かしらの課題が出てきて、平和な日はなかなか無いです(笑)
育児休暇取得の背景
最初に、私の家族構成からお話しますね。
片山家の家族構成は4人家族で、子供が2人います。
長女は現在3歳で保育園に通っており、長男は0歳の新生児です。
妻ももともとはフルタイム勤務でしたが、今は育休中です。
また、実家は両方とも大阪で、現在は家族4人で東京に住んでいます。
片山家では育児休暇取得を検討する上で様々な問題がありました。
まずは「里帰り出産をするのかどうか」です。
里帰り出産を想定した場合、たくさんの問題が浮かび上がってくるんです。
初めに浮かんだのは、長女をどのようにして面倒をみるかでした。
実家の両親とも仕事をしているので預かってもらうのは難しいですし、妻としても親に大きな負担をかけたくない気持ちでした。
ですので、長女と私の2人は東京に残り、2人で生活するパターンも考えました。しかし、保育園のルールとして「片親だけでも育休産休を取得する場合、保育園に預けられるのが9:00-17:00まで」というのがあるので、私自身がフルタイムで勤務することが難しくなります。
そこで育児休暇取得を検討しました。
次に「収支面のシミュレーション」です。
当然のことですが出産には多額の費用がかかります。
あらかじめどれぐらいの収支になるかを計算して、手元に現金を準備していましたが、帝王切開の手術費のようなイレギュラーな費用もあるので、状況によって出産費用はまちまちです。
ですので、お金はいくらかかるのか、想定している分で本当に足りるのかといった収支面での不安もかなりありました。
最後に「仕事との調整」です。
育児休暇を取得するとなれば当然、私の仕事を別のマネジャーにお願いしたり、メンバーに引き継いをしたりしなくてはいけません。
そのため、取得中は会社の仲間への負担は大きくなりますし、メンバーの成長の手助けもできなくなってしまうという不安は大きかったです。
育児休暇取得に踏み切れた理由
仲間の後押しが大きかったです。自身がマネジャーであったことから、すごく身構えて上司である事業部長の原田さんや代表の泉さんに育児休暇取得のご相談したら、
意外にあっさり「いいんじゃない?」と言ってくれました(笑)
そこから人事に相談させてもらったところ、思っていたよりもポジティブにお返事がもらえて臨時の仕事をしながら育休を取得することになりました。
自分自身でも育児休暇取得について調べていましたが、細かな条件はあるものの、育児休暇中に就労した場合でも「臨時的・一時的であって、その後も育児休暇を継続するということが明らか」であれば、職場復帰とはみなされず育児休業給付金を受け取ることができると分かりました。
そして、取得を決意するタイミングでメンバーや他部門のマネジャーにも報告した際にも、すごくポジティブな言葉や取得を後押しする言葉をもらって率直に有難かったです。
それからは、どうしたら問題なく育休取得期間を既存のメンバーで運営できるかや意思決定の方法など、「取得するかどうか?」よりも「取得する前提でどう対応するか?」という視点でメンバーもいてくれたことも非常に有難かったです。
育児休暇取得中
はい。育児休暇取得中は月間30〜40時間程度で、必要に応じて勤務するという形態でした。主な業務内容は、メンバーの目標設定や企画の相談などがメインでした。
やはり大きく二つ不安な点がありました。
一つ目は、切実に金銭面です。育児休業給付金自体は2ヵ月ごとに実績が締められて、その後振り込まれるので、実際、3〜4か月前のものがやっと入ってくる感じです。
事前に調べていたので、想定される現金の準備はしていましたが、出産や育児にかかる出費や家賃光熱費もかかるので、ドキドキしていました。
二つ目は、やっぱり仕事関係ですね。月間30〜40時間を目安に必要に応じて勤務はしているとはいえ、通常よりも入ってくる情報が少ないですし、どうしてもキャッチアップしきれないのではという不安もありました。
あと漠然と...「このブランクで復帰できるのか」という不安は常にありましたね。
今回、私は4か月間の育休期間でしたが、通常の産休から育休復帰までの不安はもっと大きいんだろうなと身を持って感じました。
良かったです。これは心の底から思いますね。
そもそも3歳の長女と新生児を抱えて、祖父母のサポートも無い中でワンオペ育児なんて到底無理です。私なら発狂します(笑)
事前に奥さんとは長女の育児を経験して、2人目の出産時は育児休暇取得について話していたので、今回実現できて良かったと感じています。
何より一番身近なステークホルダーの奥さんをほったらかして何が利他って感じですよね。
それに、育児休暇を取得したからこそできたこともあったんです。
家族との時間を確保することができたので、子供と遊ぶ時間は増えましたし、夫婦間でのコミュニケーションも増えました。
そういった意味では家族の絆も強くなったと感じています!
そして何よりも、大変な時期を妻だけに押し付けてしまうのではなく、一緒に乗り越えられたことは本当に良かったと思いますね。
それぞれ家庭の選択はあるので一概には言えないかもしれませんが、私の場合は育児休暇を取って良かったと思います。
育児休暇から復帰後
すごく歓迎してくれて嬉しかったです!
「おかえり~!!」みたいな感じで!
そして何よりも私がいない間に、最前線で頑張ってくれたリーダーやメンバーそれぞれの成長が見えてそれも嬉しかったです。
特に、新卒入社のメンバーの成長は著しかったですね。
私と議論や相談をする際、今までは「どうしたらいいですか?」といった漠然とした質問だったのに対して、育児休暇取得中の相談では「私は〜の理由からこう考えているのですが、片山さんはどう思いますか?」といった質問に変わっていたんです。
育児休暇取得中の相談の時間は限られているので、自分で考え判断しなければならない機会が多くなり、結果として裏付けの精度が高まったのだと思います。
そのため取得前と取得後で、明らかに質問や提案レベルが向上していました。
他にも、仲間が育児休暇の期間内に決まったことやフローが変更になったことをまとめてくれていたりと、本当に有難いなと感じました。
最後に
「育児休暇を取得することが選択肢として当然」と会社が考えてくれていることは結構大きいと思います。しかも、それに対して周りのメンバーもフォローできることを考えてくれたりと本当に利他主義な人が集まっているな、と。
いくら制度があっても、使用するのに会社や上長、周囲のメンバーの理解がないと使いづらいですよね?
そういう意味では、みんなが何とかしようと後押ししてくれてることが一番の魅力かなと感じました。
今回の記事でもあったように、LIFULL seniorはそれぞれの責任や裁量が大きい中でも、プライベートを充実できる環境があります。
社員は互いのプライベートを大切にし、心身ともに健康な状態で仕事をしているため「仕事が楽しい!!」と全員が感じることができています。
株式会社LIFULL seniorでは一緒に働く仲間を募集しています