見出し画像

パワーリフティングにおける呼吸テクニックの種類と効果


“呼吸”

が使えるパワーリフターやベンチプレッサーは最強だと考えています。

呼吸は人間に備わっている高度かつ精巧なシステムです。

何故ならば、“呼吸”は無意識下でも作動し、随意的にもコントロールすることが出来ます。

呼吸を使うことで我々は直接コントロールできない心拍数や血圧のコントロール、呼吸を介して最大筋力を向上させることが可能です。

パワーリフティングやベンチプレスでは1RM強化またはトレーニング・ボリュームの獲得が優先事項になってきます。呼吸を操作することで試技に際して力学的・生理学的反応を変化させることが出来ます。

ただ息を吸って吐くだけが“呼吸”では無く

最適な方法を試技に合わせて実施していく事と、

色々な呼吸法を理解する必要があります。

スクワット、デッドリフト、ベンチプレス
これらの最大筋力を最適化する呼吸方法についてエビデンスを交えながら解説していきます。

注目するべきは、2021年10月の北海道パワーリフティング選手権でウッシーこと牛山選手のスクワットで用いられた呼吸方法です。
我々は3月のJCPにて日本新記録、6月のIPF大会で優勝するために計画的なプログラムの実施と修正を行いつつ、フォームの最適化にも注力しています。

特に、2021年10月の北海道パワーリフティング選手権でウッシーさんが行ったスクワットの呼吸法は完璧でした。この呼吸方法の解説や方法についても今回していこうと思います。


ここから先は

3,537字 / 9画像
この記事のみ ¥ 6,000
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?