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プチ・ダブルワークのすすめ「あなたが活きる」ために

あなたは今の職場で、

「ビクビクしないで、自信をもって仕事ができる」
「自分の能力が職場で役立っている」

と感じられますか?

「いえいえ、組織ってそんなもんじゃないですよ」

というお声も聞こえてきそうです。

さて、本当にそうでしょうか?

というお話の前に、井伏鱒二の「掛持ち」という短編をご紹介します。

甲府市の篠崎屋という温泉宿には、3人の番頭がいます。
3番目の番頭が「喜十さん」
オフシーズンの時、一番役に立たない喜十さんは暇を与えられます。
その期間、喜十さんは伊豆にある東洋亭で番頭をしています。
いわゆる「ダブルワーカー」です。

甲府では真面目に働きながらも、女中にも馬鹿にされているような喜十さん。

しかし、伊豆の旅館東洋亭では「内田さん」と呼ばれ、卓越した番頭さん。
煙草も酒もやる粋な番頭として存在しています。
服装や態度もがらっとと違います。

この二人は、ジキルとハイドのように別人格でもなく
「内田喜十さん」そのものです。

個人の力を「人的資本」ヒューマンキャピタル
人の繋がりを「社会関係資本」ソーシャルキャピタル

とも言います。

「内田喜十さん」という人的資本は、
篠崎屋と東洋亭の社会関係資本との関わりで
能力の発揮の仕方が、がらっと変わるのです。

あなたが頑張ること、
その場に応じた結果を出そうと
努力することも、まずは大切です。

しかし、どんなに努力しても届かない場合もあります。

ワンマン社長の鶴の一声で、経営方針が
決まっていく会社などです。

あなたの望む会社の運営方針と、組織の実際のそれが
ずれている状況です。

それを、組織に変更させるのは、正直ひとりでは難しいです。

そういう時は、一度その場を離れるのもアリ。
「逃げる」ではないです。

「自分の場ではない」

ただ、それだけです。

しかし、なかなかそう簡単には離れられない時は
プチ・ダブルワークがおススメです。
「内田喜十」さんも、ですね。

公務員さんなどの場合は
ボランティア活動でもいい。

少しの時間や週末を、
今の会社以外の活動に身をおいて

「どんなお役に立てるのか」

試してみることです。

そのお試し経験値を重ねることで、
自分の本来の力や、
新たな資質に気づく場合も
あります。

一番、残念なのは

「もうここしかない。私が全部だめなのだ」

と息をひそめて、存在感を消すことです。

あなたという「人的資本」を消滅させないで
「社会関係資本」の中で活かす。

新たな一歩を踏み出すのに、
今が、一番、早くて若い時です。

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