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子どもの登校中の事故から守るためにした、非情な注意

台風が近づいていて、風も雨も心配です。
波や風以外にも、川や水路の氾濫も身近に注意すべき箇所です。

いわゆる、身近な水の事故。今も、昔も結構起こっています。

そういう事故から、子どもが身を守るためへの注意ってどういう風にしていますか?

私の娘も、川沿いの通学路を通っていました。その通学中の水難事故から守るためにした注意点とお伝えします。

その前に私が水難事故にナーバスになる背景について。

実は、私が6歳くらいの頃、本当の妹のようにかわいがっていた隣の家の女の子が、用水路に落ちて水死しました。

3歳の誕生日を迎えた直後の「こどもの日」でした。


その日、そのお宅のおばあちゃんが
「〇〇がいないの」
と探し回っていました。
私や妹、母も祖母も一緒に探したのですが、いない。
休日だったので恒例のパチンコに行っていた父(苦笑)も呼び出しを掛けて帰宅させて、ご近所中総出で探し回りました。

結果、夕方頃でしょうか、下流の用水路の水中柵で冷たくなって見つかりました。

私は、ショックすぎて涙も出ず、しばらくは食事も細くなりました。

そんな経験があるので「川は怖い」「水が少なくても、水流が弱くても、子どもには危険である」ということが、リアルに刻みこまれています。

で、そういう私でありながら、なんと子どもが用水路近くを歩くはめになったのです。

通学路です。

用水路がある田んぼ沿いの農業道路を、ぺたぺたと30分かけて歩くのです。
(絶対に大人でも歩きたくない、熱中症危険度、超高い道です)

ヤバイ!これは。

入学前から、ご近所の方からも
「〇〇君が、川におちて泥んこで帰ってきた」
などの、武勇伝的な失敗伝を何度も聞いていました。

結構深く、水流もある用水路です。しかし農業用水のため柵もない。
ちょっとよろけたら、すぐ
「ドボーン」
が、想像できました。

「なんとかしろよ」と自治体に言いたいところですが、まずは娘にどう注意させるかが先決です。

救いだったのは、娘は超ビビリだったこと。

だから、誰かと競って川を飛び越えようとするとか、用水路の傍で遊ぼうとするとかは考えられませんでした。

多分、ひらすら早くオウチに帰ることに、注力するだろう。

だとしたら、考えるべきは、


それでも、川に入らなければならないと思う時は?


でした。

それは、2つ考えられました。

1つ目は、

帽子が飛ばされて、川に落ちた時です。
風が強い道でしたので、帽子が飛ばされることは容易に予想されます。
そして、怒られまいと帽子を拾おうとする娘も。
拾おうとして、頭からどぶーん。。。。ありえます。

「あのね、もし帽子が飛ばされて、川に落ちてもぜったいに拾おうとしないでね。
怒らないし、新しいのを買ってあげるから。
それ以外のモノが落ちても拾わないで。

そして、もしお友達が『ひろってあげると』と言ってくれても、『大丈夫だから』と断ってね。」

と、とにかく具体的な状況をイメージさせて、言い聞かせました。


2つ目は、

お友達が川に落ちた時です。
なんらかの拍子に落ちたならば、助けようと川に入るか、手を差し出すでしょう。
しかし、体格がクラスで一番チビで、やせっぽちの娘に「助ける力」があるとは思えない。

「もし、お友達が川に落ちたら、自分だけで助けようとしないでね。
あなたの体格では無理だから。二人とも川にはまっちゃう。
大きな声で、『落ちた!助けて!』と叫ぶこと。
大人や上級生を呼んで、一緒に助けてね。」

非情な親でしょうか。「まず、助けなさい」と教えないのはどういうものかと、自分でも考えましたが、一番現実的な答えでした。

要点は、

・2~3点までにすること
・「そうせざるを得ない時=非常時は何か」を想定すること
・具体的にわかる(場面と対処法)を言うこと

幸いにして、小学校の6年間、帽子は飛ばされても本人は川に落ちることもなく、また他の方も悲惨な水難事故もなく、卒業することができました。

先生方も、増水した折は見回ってくれたり、お友達同士で声かけあってくれたりしたお陰だと思います。

ありがたいことです。そして、娘は小学校1年間通ったら、脚力がみるみる向上して、体力もアップしたという付録つきです。

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