2021年パンジービオラさん交配結果②
パンジービオラさんの交配結果パート②。
今日はフリル咲きの固定種フィジーレモンベリーさんを親株にした交配結果を紹介します。^^
前回のハニーミスティ―さんを親株にした交配結果もぜひぜひご覧ください。
【めしべ】フィジーレモンベリー系の交配結果
フィジーレモンベリー×ハニーミスティ―①
フリル&フィジーレモンベリーさんの葉っぱの厚さを掛け合わせる狙い。
上2つが不思議な色の出かたをしましたね。
前回の記事で紹介した、めしべの親株と花粉株が逆のパターンだと…
同じような花色が出ました。
強いて言えばハニーミスティ―×フィジーレモンベリーの、フィジーレモンベリーさんを花粉親とした結果のほうが黄色みがより強く出ています。
両方とも思ったほどフィジーレモンベリーさんのフリルが表れていません。
フィジーレモンベリー×ハニーミスティ―②
別のハニーミスティ―さんを花粉親とした交配結果。
お花の大きさとフリルはフィジーレモンベリーさんを引き継いで、色はハニーミスティ―さんを受け継ぐ結果に。
葉っぱも厚くて元気です。^^
めしべの親株にすると種が出来にくい
固定種(フィジーレモンベリーさん)は強いので交配しやすいのかなと思いましたが、意外と交配が失敗しました。
できても1房に2粒とか少ししか採れませんでした。
フィジーレモンベリーさんをめしべ親として6種類の株と交配をしまたが、種が採れたのは2種類。
フィジーレモンベリーさん同士の交配では、3回交配して全部失敗でした。
一方、フィジーレモンベリーさんを花粉親として5種類の株と交配したところ、4種類が交配に成功しました。
花粉親にするぶんには成功しやすいようです。
八重咲が交配しにくい理由を勝手に推測
八重咲は交配しにくいとよく言われます。
私の予想ですが、その理由は…
ミツバチ・ハナアブ・蝶々さんのようなポリネーター(花粉媒介者)たちは、花の形や香りに誘われて受粉に集まってくれます。
しかし、華やかな八重咲きは花粉のある場所までたどりつくのが難しいため、ポリネーターさんが受粉しづらくなります。
品種改良によって八重咲になったお花は美しさと引き換えに受粉してもらう能力が劣ってしまっているのでは??と考えています。
ちなみに花粉の量が少ないお花のなかで八重咲のもの(バラなど)の中には、誰それ構わず花粉を採りに来られると困るので、後退(バック)ができるミツバチさんだけに受粉をしてもらうためにあえて出にくい形に進化したものがいるそうです。^^(参考文献を失念しました…ごめんなさい…花の不思議とか、なんで花は咲くのかみたいなそんな感じの新しめの本でした)
今回はここまで。
ご覧いただきありがとうございました。^^
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