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2021年パンジービオラさん交配結果①

趣味でパンジービオラさんの育種を始めて3年目を迎えました。
2021年に交配したみなさんの花が咲きそろったので紹介します。^^

交配の方法は去年作ったYouTubeをご覧いただけると幸いです。

交配結果の見方

親株の紹介

左がめしべ(柱頭)、右がおしべ(花粉)

まずはじめに紹介する2枚の写真は、親株の紹介です。
左がめしべ(柱頭)、右がおしべ(花粉)です。

めしべ(柱頭)
花粉

交配結果の紹介

2株の交配種から育ったみなさんをこのように表示します。

カメラのピントや露出が合ってなかったり、色かぶりしていたりしておりますがご容赦ください…。

では、楽しんでいただけると幸いです。^^

【めしべ】ハニーミスティ―系の交配結果

ハニーミスティ―×ハニーミスティ―①

しょっぱなから驚きの結果です。青色が出てきました!
気温が低いときは青がでがちな印象なので、春先になったらどんな表情に変わるのか楽しみです。^^

ちなみに、同じ品種を交配する際は、違う株同士で交配すると良しとされています。
動物と同じで、同じ株で交配をすると徐々に弱っていきます。

ハニーミスティ―×ハニーミスティ―②

では、同じ株で交配してみると…?!

しっかり特徴が受け継がれておりますね!
ザ・ハニーミスティ―さんという結果となりました。

同じ株で交配しても株が弱っている印象はないので、このまま試験的に交配を続けて株が弱るかどうか検証していきます。^^


ハニーミスティ―×フィジーレモンベリー

弱フリル×強フリル

フリルはハニーミスティ―の遺伝子が濃く出て、色は黄色と紫がはっきり分かれましたね。
フィジーレモンベリーのぼやけたようなフチの紫色が花弁全体に表れているのも面白いです。


ハニーミスティ―×夢色ビオラ①

夢色ビオラとは
青×紫×ピンクの淡い組み合わせのビオラをそう呼んでいます。大好きな色の組み合わせです。^^

右の上と中のものが夢色がよく出ています。^^


ハニーミスティ―×夢色ビオラ②

色も形もハニーミスティ―の特徴が出ていますね。


ハニーミスティ―×夢色ビオラ③

花弁の形が不思議な夢色ビオラさん

花弁の形が不思議な夢色ビオラさんを花粉に使ってみたところ、あまり出ませんでした。(左下の子の下の花弁がちょっと出てるかな?)
左上の子の花色がピンク→パープル→バイオレットと中央から外に向かってグラデーションになっているのがステキです!


ハニーミスティ―×紫フリル白輪郭①

白の輪郭を狙っていましたが出ませんでした。^^;
ハニーミスティ―さんの大きなフリルと、紫フリル白輪郭さんの花先のフリルが見事に出ています。(特に左下)


ハニーミスティ―×紫フリル白輪郭②

別のハニーミスティ―で交配したものには白の輪郭が出ました。

紫フリル白輪郭さんの花先のフリルベイン(葉脈のような模様)がしっかり表れていて、色はハニーミスティ―さんというね!(踊)


ハニーミスティ―×アンティーク①

アンティークとは
花先に向けて色が濃くなるくすんだ色が特徴の子をそう呼んでいます。親株は「ムーラン アリエッタ ピュアテラコッタ」というF1品種。

(虫さんに食べられていますが)右上の子と右下の子が狙った通りの色が咲いてくれました。^^
花先に向かって薄い→濃いのグラデーションになるのが私の流行です。笑


ハニーミスティ―×アンティーク②

きゃー!
右上の子のフリル具合が良きです。^^


さて、ここまで突っ走って参りましたが、まだまだご紹介したい交配結果は続きます。
長くなりましたので今日はこの辺で終わりにして、また次回ご覧いただけると幸いです。

次回はフィジーレモンベリー系の交配結果をアップ予定です!
ご覧いただきありがとうございました。

次の記事はコチラ

#パンジー #ビオラ #育種

今回親株に使ったパンジービオラさんは以下のサイトに掲載されています。
ほぼ今は販売されていないようです…。


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