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田舎暮らしへシフトした知人・友人25人をかるくリサーチして思ったこと


はじめに

4年前のことです。都心の人が田舎(わかりやすさ重視でこの表現を用いています)へ移住することについて話す機会がありました。そこで、実際に自分の知人・友人の中である程度事情が分かる人に関して、実際にどういうプロセスで田舎暮らしへ生活をシフトさせて行ったのかについて調べてみました。今回、4年越しにそのメモを記事化することにしました。

フリーランス歴の長い私の身の回りという偏りがあるデータですが、何か参考になるものがあれば幸いです。(全員匿名で個人が特定できないようにしています)

地方移住した知人・友人25人がどういうプロセスで地方へ行ったのか?

SNSなどで調べられる範囲に限りますが、時期を問わず、地方へシフトした知人・友人は25人いました。以下が内訳です。分類は、移住した時点での職業となります。

会社員5名

・地方で仕事を作ったケース3人(地域おこし協力隊1名、その地域とご縁ができゲストハウス等で起業2人)

・コロナきっかけでワーケーション的に動いたケース1人
(もともとフルリモートで働ける会社のため家族で地元へ移動)

・3.11がきっかけで動いたケース1人
(生きる力をつけたいと思い、夫婦で共通の友人がいるエリアに移住。その友人の事業立ち上げのサポート)
 

フリーランス、起業家17名(そのうち、夫婦・家族は11組) 

・自身の事業戦略上、効果的な土地を選んだケース1人(家族)

・地元に貢献したいと思っていたケース2人(夫婦1組)

・田舎で事業を起こしたいと思っていたケース2人(いずれもゲストハウス事業)

・心地よい田舎での暮らしを求めていたケース8人(うち夫婦、家族5組)

・事業上 × 田舎暮らしを求めていたケース1人(夫婦)

・家族の関係で地元へ戻ったケース1人

・3.11を機に移住を決意したケース1人(夫婦)

・全国各地での仕事でご縁ができた場所に住み始めたケース2人(家族2組)

その他4名(フリーターや海外青年協力隊など)

・家族の関係で地元へ戻ったケース1人

・3.11がきっかけで行動しご縁ができた地域へ移住したケース1人 

・子育ての理想を考えてご縁ができた地方へ移住したケース1組(結果、民泊立上げ)

調べてみて気づいたこと

・移住レベルでつながる地域との接点は、リアルでの体験共有を必ず持っているのだなぁ。(わざわざ書かなくても当たり前に思えますが 汗)

・その地域での暮らし先導型の人は、21人。残り4人は移住の時点でやることも決まっている(新しくスタート、場所に囚われない既存事業)

・私の身の回りには会社員で副業から地域と繋がったという人がいないんだなぁ。(一方で、都心と田舎の課題のスキルマッチングサービスはこの5年ででてきているのでニーズは増えてきているのだろうなぁ。※このメモを書いたのが4年前なので2015年以降のことを指しています)

・地方へ移住している人の共通項としては、旅人マインドが強い人(バックパッカーだったなど)言い換えると、自由なマインドが強いように思う。執着しない、所有意識が低いなど。そういう意味では、「収入が減る = 貧しさ」と捉えない観点を持つことや、等身大(自分軸)の幸せ感の確立モノをたくさん手放す体験、などが重要だと感じました。

何が障壁となるのか?

自分でやることを選びたい・高収入を確保したいといった場合に出てくるスキルの壁や、キーパーソンや地域の人と仲良くなるリレーションの壁といったものもありますが、一番大きいのはマインドの壁ではないでしょうか。
 
親しくしている友人はフリーランスでマーケティングコンサルティングを行なっています。彼は本当は海外で旅しながらの生活をしたいと思っていました。彼の仕事は本当はネット完結にできますが、リアルを好むお客さんの存在や、自身の習慣も崩せず、海外などを移動しながらの生活にシフトできずにいた。(言い換えれば、イメージができていなかった) 
 
そんなとき、3ヶ月海外で一緒に過ごすプロジェクトの提案をしたことで半強制的にその生活にシフトすることができたのです。彼はそのシフトのために既存のお客さんとの別れや新たな出会いが起こりましたが、結果として一番いい形になったのです。一番は当人のマインド・覚悟次第だという事例だと思います。

具体的にオススメなのは?

移住というキーワードでイベントを探し、色々と参加する。あとはこちらの記事の4ステップとして集中・深化させていくことがオススメです。

そうやってコツコツ進んでいくと、えいやっ!と決断が迫られるようなタイミングが訪れる。その時にどうするか。
 
このプロセスの例え話、かつ参考になる話として空中ブランコ理論の話がありますのでよかったらこちらも。

さいごに

今回の記事のもとになったリサーチは4年前のものなのですが、この4年で新たに地方へ移住した友人が何人か浮かぶため、どこかのタイミングでその人たちも追加してみるといいかもなぁと思いました。

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