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「社会人のための学びの場づくり」についての「学びと実践」の軌跡シリーズ~その2 オンライン反転授業を受講している理由編〜

はじめに

「社会人のための学びの場づくり」というテーマで書き始めたLearning Journey Shareシリーズのその2です。

前回の記事はこちら。

今回受講している「Zoomを使ったオンライン講座の開き方」ですが、もともとは監修されている田原真人さんのSNSの投稿を見て知りました。
 
田原さんのことをどうやって知ったのか覚えていないのですが2017年に彼が仲間の方達と主催されたZoomオンラインフェスを何かで知り、参加してみたことがきっかけだったように思います。(以下は2019年バージョンです)

オンラインでフェス、というのが非常にユニークで何か感じるものがあり、参加しました。
 
面白かったのは覚えていますが、この時の私にとってオンラインの場はたまに訪れる場所くらいの認識だったのでその可能性に気づきませんでした。
 
そんな私が今回受講しようと思った理由を紹介します。
 
何かを学ぼうとする際の意思決定の参考材料にしていただけるかもしれません。

理由その1「監修者の思想に共感したため」

似たような講座はあるかもしれませんが、コミュニティリーダーが共感できる思想を持っている方が生み出した場で学ぶ方が、吸収率(感覚的納得度)が高いし、いいご縁もできると、過去の経験則から学んでいたからです。
 
ちなみに、どんな思想に共感したか?ですが、機械化・数値化に偏りすぎた人間社会に疑問を持ち、生命・自然の摂理に基づく、従来のピラミッド型とは異なる学習の場づくりをされている点です。(あくまで私の捉え方です。詳しく知りたい方はこちらのnoteシリーズをを読んでみてください。とても面白いです。)

何度かnoteでも書きましたが、私もハワイ島での経験から経済至上主義中心の人間社会が本質ではなく、本質は生命の循環ではないか?と感じ、そこから探求してきたので共鳴するものを感じました。

理由その2「このコミュニティが培ってきた知見を学びたい」

田原さんの簡単な歩みを紹介します。
 
大学の博士課程で「生命現象の自己組織化」について研究

河合塾の物理講師になる

2005年にオンライン講座をスタートする。

2011年3.11をきっかけに海外移住

ネット予備校だけでは限界がくると感じる
理由:海外の動きをきっかけに日本でも動画で無料で学べる環境が整い始め、一方的なコンテンツ配信型の個人ビジネスは消滅する可能性が高いと感じたため。

2015年頃「反転授業」と出会い、研究会を設立し、実践・改善を繰り返す。

反転授業とは、旧来の授業における教室と家庭学習との役割(教室で知識を獲得し、家庭学習で定着させる)を反転し、家庭学習で動画などを使って知識を獲得し、教室でグループ対話などを通して定着するというもの
田原さんのnoteから引用。


その後、今日まで反転授業オンラインを活用した様々な学びの場をオンライン上に作り続けている。
 
ここまで、田原さんが書かれた自叙伝的記事を参考に歩みを紹介しました。
 
このようにオフラインに始まった「学びの場づくり」は途中からオンラインに軸足を移し、かつ、従来の学校教育に見られる一方通行型の学習ではなく、学習者が主体となるスタイルに取り組み続けています。
 
また、前回の記事で私が書いた「水平型の成長(スキルの習得など」だけではなく、「垂直型の成長(精神性の発達)」というテーマで、参加者1人1人の生命のスイッチが入り、その人らしく輝いていく土壌(学びの場)づくりもされています。
 
私は、2008年頃から約10年に渡ってセミナー・スクールビジネス業界に関わっていました。
 
この経験と当時に比べて社会人が様々なことを安価、あるいは無料で学ぶ機会・環境が圧倒的に増えたという実感から、情報をいかに得るかではなく、得た情報をいかに血肉にできるかがカギになると感じていました。(これはwithコロナである今もまさに重要です。言い換えると、著名な方が言っていたからだけではなく、いかに自分の意見をつくっていけるのかがカギになるということ。)
 
無料の学習コンテンツも溢れる中で社会人にとって学習支援者の存在はこれからますます重要性が高まることはあれ、廃れることは当分ないでしょう。
(すでに特定のジャンルではAIが台頭していますが、人間の役割は残ります。)
 
また、(管理者が心から望んでいるかどうかは別として)様々なピラミッド型組織において、人間らしく、主体性を発揮して個人が振る舞える環境を求める動きは2018年に出版された書籍「ティール組織」がベストセラーとなったことで、その加速が可視化されたように思えます。
 
この動きは今後ますます進んでいくでしょう。同時に、頭を悩ませる管理者の方々も増えていくのではないでしょうか。
 
そんな中で、先だってオンライン・オフライン、一方通行型・学習者主体型等、様々な実践をされてきた田原さんが仲間と培ってきた知見を学ぶことは、時を味方にできると思ったのです。
 
ちなみに今回参加する講座で学ぶ学習スタイルはオンライン反転授業というものです。

オンライン反転授業とは?
 
知識の習得を事前に動画で行い、教室で対話やワークを行う授業デザインのことを「反転授業」と言います。教室をZoomで置き換えたのが、オンライン反転授業です。
 
双方的なコミュニケーションが最大化するコミュニケーションデザインにより、関係性の質が高まり、学び合いが促進されやすくなります。
 
講座紹介HPより引用

理由その3「自身の経験値をコンテンツ化するレバレッジの機会にするため」

私は、自身の経験に基づくライフシフトに関する細かいフェーズ分けやポイントなどを体系化したいという思いがあります。
 
ブログなどもそうですが、先にアウトプットする予定を決めておくと、やるしかないのでアウトプットしやすくなりますよね。
 
宿題などもある環境に身を置くことで半強制的にアウトプットすることができるということも魅力的でした。
 
また、これは参加してから感じたことですがこのプロセスを1人ではなく
誰かと一緒にやることの価値たるや。
 
一緒のグループの方から質問してもらえることで自分1人では滞っていた思考が次のレベルにいける。
 
これは非常に有難いことだなぁと感じています。

さいごに

以上が、参加することを決めた時点での私が選んだ理由です。
 
入る理由はこのようであれ、最中か、終わった後かタイミングは分かりませんが「こういうことだったのか!」と入る前の私では気づいていなかった「理由」と出会える気がしてなりません。このある種のAHA体験は私にとっては大きな歓びなのです。
 
出会うとは、出て会うこと。
 
どこから出るのかというと、思考の世界(過去・未来)から。どこに出るのかというと、5感が開いている世界(今ここ)へと。
 
オンラインではありますが全身で場を「味わい」、その味わいが結びつくことで生まれ出る言葉をnoteに紡いでいきたいと思います。
 

追伸、

講座を受講して得た気づきの一部についてまとめた記事はこちら。



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