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作るだけじゃない本づくり〜流通&発送〜

こんにちは。物語のアトリエの安藤陽子です。
初めて制作した絵本の予約注文が入り始めて、ドキドキ心拍数が高めな毎日を過ごしております。

ここ最近は絵本の梱包&発送に追われております。そう、絵本を作ったからと言って、安心していてはいけないのです。ひとり出版社は、梱包するのも発送するのも自分。梱包資材選びから、発送料金の設定まで、印刷入稿してからも、やることは山ほどあります。

そこで今回は、梱包&発送、そして流通に関して、いつ・どのような作業をしてきたかを記録しておきたいと思います。


2024.4.26.出版事業用のメアドを作成

受注確認メールと仕事一般メールを区別するため、出版事業用のメールアドレスを作成しました。

2024.4.28.BASEにアカウント登録

オンラインストア、どれを使うか色々と悩みましたが、noteと連携できて、UIも馴染みやすそうだったのでBASEに決めました。

2024.7.29.文学フリマ東京39に出店申込

今回の絵本は、BASE(オンラインストア)、書店さん直取引、対面イベントの3本柱で販売していく計画で、その1つとして、12月1日(日)にビックサイトで開催される【文学フリマ東京39】への出展を決めました。9月15日にブース当選のご連絡をいただき、ホッとしています!時期的に、クリスマスギフトにもお勧めしていけたら……と思っています。

2024.7.31.OPP袋を購入

シモジマパッケージプラザ(オンライン)で「HEIKO OPP袋 クリスタルパック T-A4 (テープ付き) 100枚」を13セット購入しました。梱包しやすく、丈夫なので大正解でした!

丸2日間、袋詰め職人と化し(笑)、トータル15時間かけてソフトカバー900部を梱包しました。

2023.8.19.日本図書コード管理センターにBASE(オンラインストア)のURL掲載を申請

出版者コードを取得したのは2023年10月ですが、BASEに商品を登録しないと登録出版者情報のページにURLを掲載できないとのことで、印刷会社への入稿が済んだタイミングでショップに商品を登録し、事前予約注文の設定をしてから申請したところ掲載が反映されました。

2024.8.31.はがき用紙&宅配レターケースを購入

はがき用紙はフライヤー用です。Illustratorで自作しました。知人友人にも気軽に手渡せるので、かなり活用しています。今のところ100枚くらい配布しました。

宅配レターケースも、シモジマオンラインショップで購入しました。選んだのは「HEIKO 宅配レターケース A4L 白 100枚 (A4L 100枚白)」です。
1,2冊発送するための梱包材です。

2024.9.5.書影撮影

前回の記事 で書かせていただきましたが、書影の撮影スケジュールは結構重要だと思いました。書影データが準備できないと、販促ツールを作れないからです。もっと早くスケジュールを確認しておくべきだったと反省(涙)。

ブックストアには掲載していませんが、カラー背景バージョンも素敵に撮影していただきました。撮影:戸井田夏子

2024.9.6.版元ドットコムに入会申込

全国の書店さんとつながることができる、大変ありがたいプラットフォームです。180万タイトル以上の書誌情報がデーターベース化されています。複数の出版流通関連団体と連携しながら膨大な書誌データの管理をして下さっていて、 今もエンジニアさんが裏方で日々使い勝手の改善をし続けておられると知り脱帽しました。すごいシステムだと思います。

2024.9.6.JPRO出版情報登録センターに利用申込

こちらは2011年4月に発足した「近刊情報センター」が2014年に発展的に改組されて設立された一般社団法人で、紙と電子の情報を一元管理し、書籍販売の受発注に利用できるプラットフォームを運営されています。JPROに登録した書誌情報が版元ドットコムに自動転送されるなど、便利なしくみが日進月歩でアップデートされているようです。出版流通については、まったくの初心者なのですが、こうしたプラットフォームが構築されるまでの足跡なども、少しずつ勉強していこうと思っています。

2024.9.9. BookCellarにアカウント登録

こちらは書店と出版社をつなぐ受発注Webシステムです。なんと無料で使えます!じつは早速、BookCellar経由で事前予約のご注文をいただきました。
最近は、個人事業主でも製品やサービスをゼロから自分で作り、自分の手で売るためのITツールが色々あって楽しいですね。

……と、またもやツラツラと書いてしまいましたが、このほかにも梱包資材や送り状を確保するため郵便局に行ったり、BASEで配送方法や料金の詳細設定をしたり、流通&発送に関わる作業、想像以上に色々ありました!

もし、今後ひとり出版社を立ち上げようとしている方の参考に少しでもなれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。