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延べ2000人以上のインタビュー経験から、意識している7つのこと。

前職では、異業種交流会の主催・企画・運営をやっていましたが、それとともに、その会の参加者たちのプロフィールシートを作成する業務もしていました。

もともと文章を趣味で書いていたことから、退職するまでの間に2000人以上。
我ながら、よく聞いたし、書いたな、と。

そして、現在はライフストーリー作家®︎として活動していることもあり、取材+執筆はセットで毎日のようにさせていただいています。

もう何人インタビューしてきたのかよく分かりません。笑

詳しい生い立ちや業務内容はこちら。

たくさんの人の話を聞いて、学びを得ながら、言語化している日々ですが、個人的に取材時に意識していることが7つあります。

ちなみにインタビューの最終ゴールは、いかに相手との距離感を詰めて、話を引き出せるかです。

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1:自己開示

相手の話を聞くのがインタビューですが、僕は絶対、始まる前に自己開示をしています。

取材内容や、初対面か否かでも変わってきますが、根掘り葉掘り聞いていく立場なのに、自らのことを明かさないのはフェアじゃないなって感じています。


取材を受ける側も、こいつはどんなやつだ?と思っているはず。


あまり長ったらしく話すのはナンセンスですが、どういう想いで仕事をしているのか、これまでの歩みなどを少なくとも10分程度話し、信頼していただけるよう努めています。

それだけでなく、取材しやすい雰囲気に持っていく要素も含まれてます。

2:名前を呼ぶ

これ、意外とやっていない人が多い気がしていますが、僕は日常的に名前を呼んでいます。
取材に限らずとも。

「あの」とか「すみません」とか「えっと」とかでも、聞き手は問いかけられていることを理解しますが、名前を呼ぶだけで人間は心理的に親近感が湧いたと思ってくれるんですね。

この効果を、カクテルパーティー効果と名称もついているくらいです。

好きな人から名前を呼ばれたらドキッとする、あんな感じです。笑

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3:反応を見せる

対面なら自然なリアクションが取れるかと思いますが、2020年の春以降は、9割がオンラインでの取材になりました。

そのため、画面越しの反応になり、普段よりも頷きや相槌などに意識が向いています。

わざとらしくやるのはダメですが、ちゃんとあなたの話を聞いていますよ、という姿勢を見せるのは大事。

そうでないと、相手は、「俺の話つまらないのかな」なんて思われてしまう可能性があります。

一度ゲンナリさせてしまうと、本当に聞きたいエピソードを引き出せずに終えてしまうことも。

4:共感ポイントは言う

ずっと、「うんうん」と頷いていても反応は薄く見られがち。
だから、話を聞いている中で、「自分も同じ経験があります!」、「境遇が似ていますね」なんて、時々言ったりします。

嘘はもちろんダメですよ。笑

共感したところを伝えることで、相手との距離感も縮まり、より充実したインタビューの時間を過ごせるようになると実感しています。

5:その場だけの付き合いにしない

いろんなタイプの人間がいます。

全員が全員、自分と相性が良いわけではなく、ちょっと苦手だな、っていう人も中にはいるかもしれません。

皆さん大人なので、あからさまに嫌そうな表情を浮かべたりすることはないと思いますが、「早く終わらせてしまおう」、「もう関わりたくないな」という気持ちが少しでも浮かんでしまったら大変!気づかぬうちに顔に出ています。笑

たとえ、そう思ったとしてもグッと堪えて、きちんとコミュニケーションをとってみてください。

その人との相性は悪いかもしれませんが、その仕事が思わぬ大きな案件に繋がっていく……かも?

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6:友達みたいな関係になろうとする

これは人によるかもしれないんですが、僕はいつもこのスタンスで取材をしています。

初対面でも、心をオープンに、気兼ねなく、友達に言うように聞かせて!っていうオーラを醸し出している
つもりです。笑

ちゃんと礼儀礼節は弁えながら、固くなりすぎず、ほどほどにフランクに。

いつまでも緊張しっぱなしの2人(もしくはそれ以上)でいるよりも、リラックスできる状況を作ることも、インタビュアーには大切なスキルなのかなと感じています。

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7:その瞬間を全力で楽しもうとする心を持つ

最後は、とにかく楽しもうとする!

僕は、毎回取材直前「今日はどんな話が聞けるのだろうか!」とワクワクしながら迎えています。

他人は、自分にないものしか持っていないので、本当に毎回勉強になるなあとか、この人はこう決断したけど自分だったらどう思うのかな?なんて考える楽しさもあったりします。

インタビューは一種の擬似体験なので、刺激を得ています。

ただ、全部が全部楽しい話ではなく、悲しいことや辛いこともたくさんあるので、大変だったりもしますが、それも一つの学びかな、と。

本を読むよりも、セミナーに行くよりも、直接誰かから話を聞いたことの方が案外覚えているもんです。

自分、そんな大した人生じゃないのに、なんかやたら人生経験豊富な錯覚に陥ります。笑

とにかくその瞬間を楽しみながら、臨むというのが何事にも共通して言えるかもですね。

何か少しでも参考になっていただけたら幸いです。

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