銀行に頼らない!社長銀行で小さな会社を守る方法 #10
企業は世の中の変化や景気に敏感に反応します。
2020年のパンデミックで、多くの企業が経営危機に陥りました。人の行動が極端に制限され航空会社や鉄道、宿泊施設などの旅行業は前年度の半分以下になったり、人々は外出をしなくなり飲食店も大打撃を受けました。
広告や宣伝も効果がなくなり、銀行からの借金も返せなくなりました。そんな中、小さな会社を守るためには、どうすればいいのでしょうか?
銀行から借りるには
当たり前ですが事業をはじめるとお金が必要になります。家賃、光熱費、人件費、事務通信費、交通費他諸々。製造業なら材料などの仕入れがあります。これらの経費や仕入には支払が発生します。
支払には期限があります。売上から支払を引いた額が利益です。支払するには売上が必要です。当然ですが売上や利益には税金もかかります。
経営をしていくとお金が足りなくてなることがあります。その時は支払先に値引をお願いするか、支払期日を先延ばしをしてもらいます。小さな会社が支払方法を交渉するときは見栄を捨て社長自ら行うのが鉄則です。他人任せにはできません。
それでも足りない時は、やりたくないですが銀行から借りる方法があります。でもいきなり銀行に借入をお願いしても、すぐには貸してくれません。
必ず行内や本部の審査をパスする必要があります。つまりお金が借入できるまでは2週間や1か月くらいの時間がかかります。予め打合せをしておく必要かあります。
銀行からお金を借りたらどうなる
借りたお金は銀行が指定した返済期日には返さなけばいけません。銀行はお金を貸して、元金を回収して利息を稼ぐ商売です。
だから返済は待ったなしです。融資先が返済できると判断したから融資した訳です。遅滞すれば銀行はなりふり構わず回収します。
返済しないと次の借入ができないと厳しい条件で反攻します。場合によっては貸したお金を無理矢理に返済を迫る“貸し剥がし”をすることもあります。そうならないためには銀行から借金をしないことです。
社長銀行を作る
そうならないようにするための方法に社長が銀行になることです。社長銀行です。
社長銀行とは、社長が自分の給料の一部を貯金し、会社に貸すことです。会社が儲かったら、貸したお金に利息を付けて返してもらい方法です。
この方法のメリットは、銀行に頭を下げる必要がなく、返済のプレッシャーもなく、会社の資金繰りを安定させることができることです。
小さな会社の社長の覚悟
小さな会社の社長になったら、無駄遣いや贅沢はやめて、まずは社長銀行を作りましょう。社長銀行は、会社だけでなく、社長自身や従業員やその家族の幸せにもつながります。
社長銀行は、小さな会社を潰れない会社にするための最善の方法です。
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