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私の便利帳

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私が影響を受けた、クリエイターさんのノートを、集めたマガジンです。どれも大切なのでまとめておきたくて作成しました。
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2018年12月の記事一覧

何かを始めるということ

何か新しいことを始める、本格的なプロジェクトを立ち上げるということは、きっと想像以上に大きなエネルギーが必要なんだと思う。 これまで積み上げてきたものを一度リセットし、全く新しい道へ踏み出すということもまた、本当に絶大なエネルギーが必要なんだと思う。 だからゲームが作れないとか、小説が思いつかないとか、絵の一枚も描けないだとか。そういう自分の“到らなさ”を“至らなさ”だと思い込んで、やれ「スランプ」だ、「大人になってしまった」だなんて非難したところで、それは自分勝手な自己

noteという特殊な場所

何かを作って公にするとき、躊躇する大きな要因となるのがネガティブな反応への懸念だ。 「他人など気にするな」 あまりに正論だが、私はそんなに強くない。 noteにはネガティブな反応がないので書きやすい。 フォントやメインカラーなど、デザイン面でかなり工夫が施されているし、戦略も明確。その話は加藤さんや深津さんが語っているのを聞くとおもしろい。 コミティアと文フリが混ざった雰囲気 いちユーザーとして感じるのが、展示会的雰囲気がここにはある。「クリエイターのため」と打ち

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共に心うつろうということ

「何者か」になりたい、という焦りについて

HowtoTaiwanというすんばらしきメディアを、ご存知だろうか。そんじょそこらの台湾情報ガイド——「とりあえずまとめた」「有名どころを集めた」みたいなありきたりなやつ——とは一線も二線も画していて、 「わたしの好きな台湾を本気で紹介します〜〜〜!!!」 「台湾好き、集まれ〜〜〜!!!」 「みんなも台湾好きになって〜〜〜!!!」 といったつくり手の本心、ビッグでディープなラブが凝縮しているメディアだ。当然ディープなファンも多く、主催のイベントは毎回熱気がすんごい

擬態は「生きづらさ」という主観を救えない

こんにちは。藍川理桜です。 別にLGBTの話はしません、オタクの話をします。 みなさん、「擬態」をご存じでしょうか? 擬態 ある種の生物が自分以外の何物かに外見(色、模様、形)やにおい、動きなどを似せることにより、生存上の利益を得る現象をいう。その機能によって隠蔽的擬態、標識的擬態、種内擬態などが区別される。 [隠蔽的擬態 mimesis] 保護色ともいい、外見を周囲の色や模様に似せて外敵から隠れるものをさす。枯葉に似た羽をもつコノハチョウや樹幹と同じ模様のヤガの仲間

「推し文化」の正体

「推し」とは何かいわゆるスラングのひとつですが、あまりなじみがない人に簡単に説明します。その発祥については、AKB48のファンの間で使われだしたのがはじまりではないかと言われています。 応援する=推す 自分が応援しているメンバー=推しているメンバー これがどんどん省略されて、 推しメンバー ⇒ 推しメン ⇒ 推し となったと考えられます。すなわち「推し」とは、「自分が応援しているアイドル」を指す名詞ということですね。 「私の推しは◯◯さんです」 という言い方の他

「自分の感受性くらい、自分で守れ ばかものよ」。

 おもに、ものを書く人が自戒を込めて、また自身を鼓舞するために時折引用しているのを拝見する、茨木のり子女史の詩。 自分の感受性くらい ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて 気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか 苛立つのを 近親のせいにはするな なにもかも下手だったのはわたくし 初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな そもそもが ひよわな志しにすぎなかった 駄目なことの一切を

「なる」とか「ならない」とか、関係ねえ。

保育園に通う子どもを見ていると、本当に小さい頃から先生に 「将来、何になりたいの?」「何になるの?」と言われて育っているんですね。それはもう、恐ろしいぐらいに。 そんで、この「なる」を植え込まれた私たちは、 「ならないとやれない」という呪縛を受けて育っているのではないかと思うのです。私の父は消防車に憧れて消防士になった人だったのですが。秋田のど田舎で消防士をしていた父は、 火事が起こらなくて火事が起こるまでずーっと、消防士の先輩と将棋を打っていたそうです。普通だったら、

消費することより生産することに喜びを感じる方が人生が楽しい

転職や仕事、人間関係などいろんな相談を受けることがあるんですが、結局のところお金の問題に突き当たってしまう。 普段ギリギリの生活をしていて、お金がないために問題を解決できずにいるケースが多いです。 社員として働いているのにお金に困っている人は大抵の場合、浪費家ですね。 日本の経済を考えると消費することはいいことです。ただ、浪費しすぎると個人の生活ががもちません。 極論だけど人間は衣食住が整っていたら生きていけます。 でも、現実はそうはいかない。飲み代やギャ

2018年ミラティブが実践したコミュニティづくりのあれこれ[オフ会編]

ミラティブのコミュニティマネージャーをしています。まお(@spring_mao)です。 ミラティブでは、ユーザーさんに向き合った試みやイベントを定期的に開催しています。2018年に実施した試みの中でよかった!と思えることを発信する企画の最終回です。 前回は、複数人のユーザーさんと運営とでお話をする「グループインタビュー」について書きました。ぜひご覧ください。 今回の最終回はオフ会編として、10月〜12月の期間に実施してきたオフ会の内容や運営についてよかったことをお話しし