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私の便利帳

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私が影響を受けた、クリエイターさんのノートを、集めたマガジンです。どれも大切なのでまとめておきたくて作成しました。
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2018年10月の記事一覧

素直じゃないといいことがないので、素直について本気出して考えた。

ここ数年「素直」について考えている。 なぜかというと、自分が素直じゃないまま大人になってしまったからだ。 「素直」というのは幼少期に愛されて育った者に備わるもので、意識的に「できる」ものではなく、同様に「素直じゃなさ」も環境によってできあがってしまった「替えようのない変わることができないこと」だと思っていた。 大人になるにつれわかったのは、「素直じゃないこと」でいいことはひとつもないということだった。それはちょっといやだなーと思い、「本当に変わることはできないのかな?」

「バカにされないで育つ」って大事なこと

マレーシア人の間にいて感じるのが「バカにされたり、バカにしたりする人を見ることが少ない」ってことです。 スポーツでも音楽でも、ものすごく下手でも笑われなかったりします。下手な人を笑ったり怒ったりする人、もちろんゼロではないけれど、笑ったりする人は、逆に周囲では割と軽蔑されている気がします。 もちろん、これには、良い面も悪い面もある。 なかには、悔しくなってそれをバネに奮起して、すごーく頑張る人もいます。 バカにされたくない一心で、職人肌で、完璧に、責められないモノを作り出

本は日用品だけど消耗品じゃない

三省堂神保町本店のカリスマ書店員の新井さんが、本は日用品であると何かのエッセイで書いていらっしゃり、このことばがとても心に残っている。そういえば新井さんが特集されていたセブンルールでは、読み終わった本は適当に本棚に積み上げて、溢れたら捨てるという新井さんの姿があった。 私は本を簡単に捨てることができない性格なので、そうやって割り切って入れ替えられるのは正直羨ましい(でも新井さんのエッセイやらいろいろを拝見していると、本にたいして割り切れるのは本への考え方というよりも新井さんと

自信がないあなたへ何度でも言う、『あなたはすごい』

最近周りの友達がバタバタと闇落ちしている。 いや、闇落ちという言い方は正しくないな。仕事に疲れて心を病んでしまっている。 それで、あまりにもひどいので 『早くエスケープしなよ…!』 と言うんだけど、テコでも動かないんだこれが。 なんでかと言うと、大体鬱になってしまう人は、『完璧主義』な人が多く、完璧な理想の自分と現実の自分の乖離が許せなくてもがいているうちにだんだん病んでしまうそう。 自分はもっとできるはずだ、自分なんかが鬱になるはずがない、って更にがんばってし

地獄でなぜ悪い

2016年は、わたしにとって忘れられない年だ。 ちょうど2016年に切り替わる直前の年末に、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんとお酒をかわしながら檄を飛ばされた。 要約すると「地獄でなぜ悪い。傷つきながら笑い飛ばして生きよ」というようなことだったと思う。 「ああ、わたしはいつこの地獄から這い上がれるのだろう」と、小さなシミのように広がる諦観を心の隅っこで眺めながら、2016年を迎えた。 それ以降、「地獄でなぜ悪い」という言葉がずっと耳の奥の方でこだましていて、2016年は