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大勢の中にいても

時として大勢の中にいるにもかかわらず、周囲との接触ができるにもかかわらず避ける時間があります。

例えば、会議の最中や研修を受けている最中や井戸端会議の最中に、その話題と関係ないことを自分の心の中だけで考えていることがありませんか?

その場にいるのだけど、心ここにあらずと言った時間と考えて良いかと思います。

そんな時は、何が理由でもなく「人からのポジティブもネガティブなストロークを受け取らない」時間を過ごしています。

自分の殻に閉じこもり、人がいる空間からひと時脱出して自分の心を自分でメンテナンスしている時間です。

長く続けていると「大丈夫?」と周囲から思われてしまいますが、
次に進む時間のためにも、整理整頓するメンテナンスは非常に大事です。

講師をしていた講座中に私にとって、非常に驚いた速報で携帯に入ったことがあります。
あまりの驚きに言葉を失い、講師だったにもかかわらず講座が一旦止まってしまうほどでした。
受講生から何か声がかかっていたのはわかっていましたが、答えることも出来ず、受講生の顔が「?」になっていることにも気がつきましたが、私は反応することが出来ず黙り携帯を眺め続けていました。
受講生も察してくれたのか、それぞれの携帯をみて「えっ!うそ・・・」
「えっ、なんで?」と声をあげてくれました。

ほんの少しの時間ではありましたが、携帯の速報を読んだその瞬間から、私は交流分析で言うところの「閉鎖・引きこもり」の時間に入り自分の殻にこもり、今、みた事実と今後、自分がどのように行動したら良いのか?自分はこの事実をどう受け止めれば良いのか?などなど。。。
自分との対話をしていました。

その「閉鎖・引きこもり」の時間から違う時間に移動できたのは、受講生からの「えっ・・・」の発言がやっと耳に入ったからでした。
その瞬間から自分一人の「閉鎖・引きこもり」の時間から次の「儀式・儀礼」の時間に入っていく事が出来ました。


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