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コロナ渦における非対面不動産内見とは?~セルフ内見編~

賃貸の物件を探そう!と思った際、「まずは不動産屋に行って……」と思いがちです。
しかし近年、物件探しから内見・契約まで一度も不動産屋に会うことなく入居までが実現することをご存知でしょうか?

今回は非対面不動産内見の方法のひとつ、「セルフ内見」について解説します!
物件の内見といえば、不動産屋と一緒でないとできない印象がありますが、そんなことはないんです!

セルフ内見とは?

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セルフ内見とはどのようなものなのでしょうか?
賃貸の不動産を検討中に、お客が一人でその物件に出向き、仲介スタッフがWEBカメラ・ビデオ通話などで繋がり説明をしながら内見することです。

メリット:所要時間は平均30分で、従来の内見のように「不動産屋へ行く→スタッフと物件に行く→スタッフの説明を受けながら内見→不動産に戻る→営業を受ける」というステップを踏む必要がありません。物件が自宅や職場から近ければいちいち不動産屋にいかなくて済むこともメリットです。仕事の合間や昼休みなど30分程度の時間が確保できれば一人でサッと内見ができ、必要以上の営業に時間を取られることもありません。また、仲介スタッフを気にせず自分のペースで内見することができるのもポイントです。

また、鍵の受け渡しが可能であれば24時間内見ができること、地方にある物件の内見であっても現地にスタッフが行かずに対応できること、仲介スタッフの人件費を削減できるなど不動産屋側にもメリットがあります。

さらに、仲介の営業スタッフに一度も会わずに済むことで、無駄な営業を受けないで済むということも挙げられます。最低限、知りたい情報だけでいい!営業を受けている時間はない!という場合には大きなメリットとなりますよね。

さらに、不動産屋にとっても、仲介スタッフの人件費が節約できることで仲介手数料を低くすることが可能となります。


デメリット:お客と直接会わないことにより、不動産屋側は営業ができなかったり、不動産の魅力を十分に伝えられなかったりする恐れもあります。


セルフ内見が手軽にできる「OHEYAGO」

セルフ内見サービスで有名なのが「OHEYAGO」(イタンジ株式会社)です。

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(出典:https://oheyago.jp/

スマートフォンでの鍵の開け閉めを行う「スマートロック」を活用し、物件の解錠はスマートフォンのBluetooth経由で行うことが可能です。
内見を行うお客はスマホさえ持っていけば内見が可能、さらに内見から申し込みまで不動産会社へ一度も来店することなく、即日中に可能な物件もあるのだそう!

そのため、仲介手数料も安価で0円~の物件もあるといいます。

サイトに掲載されているのは空室確認の必要ない、募集中の部屋のみが掲載されているため、「この物件は埋まってしまいまして……」と他の物件に誘導されることもありません(不動産屋ではあえて埋まっているおとり物件で客を呼び寄せ、別の物件に誘導することも稀にあります)。

内見はオンラインでの予約のため、思い立って最短で30分後に内見!なんてことも可能。もちろん、スタッフへの質問がある場合や疑問点・トラブルなどの場合にはオンラインでのサポートが充実しており、LINEでの問い合わせにも対応しています。


セルフ内見において使える便利なサービス


セルフ内見を行うためには、IT技術の活用が必須。ここでセルフ内見を行う際に使える便利なサービスをご紹介します。

■スマートロック
前述の「OHEYAGO」でも使用されていた「スマートロック」は、スマートフォン・SuicaなどのICカードを使って鍵を開け閉めすることができるものです。鍵の受け渡しをする必要がなく、不動産屋や大家さんが鍵を渡しに行く手間が省けます。また、誰がいつ鍵を開けたかのログも残るため、セキュリティ面でも安全です。Bluetoothを使用するためWi-Fi環境なども不要です。

■スマートキーボックス「igloohome」

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(出典:https://legendlock.co.jp/igloohome

「igloohome」は、0~9までの番号の組み合わせで鍵を開ける仕組み。インターネット接続を使用せず操作ができ、有効期限を設けたPINコード・Bluetooth・シリンダーキーのいずれかでスマートキーボックスの開錠が可能です。

内見をしたいお客はあらかじめ不動産屋から指定されたPINコードを受け取り、その番号でスマートキーボックスを開け、中に入っている鍵を取り出すことができます。

■キーステーション

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ドアへのスマートロックの設置が難しく、鍵だけを無人で受け渡しができるサービスです。無人で365日24時間鍵の受け渡しが可能なKEY STATIONを活用したセルフ内見を行う際に便利!
駅やファミリーマートなどに設置されたキーステーションにあらかじめ指定された情報を入力することで、24時間いつでも鍵を取り出すことができます。遠隔でカメラを使用した本人確認を行うことも可能です。

オンライン内見時にはWEBでお部屋を探し、内見予約します。その後、ファミリーマートなどに設置されたKEY BOXで鍵を入手、一人でお部屋を内見することが可能です。その際、物件によってはビデオ通話で内見案内をすることが可能なところも。内見が終了したらKEY BOXに鍵を戻して完了です。短時間かつ自分のペースでサクッと内見をすることができます!

また、KEY STATIONを運営しているKeeylsに内見・仲介を依頼すれば仲介手数料はゼロになるそう!!メリットしかありませんね。

これから物件探しを検討されているけれど忙しいor営業をされるのが嫌だという方は、ぜひセルフ内見ができる物件を探してみてくださいね!

〈文・松本果歩〉

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