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20.リンゴの皮剥き事件

スピリアルライフナビゲーター
マルコヒロミです。


まとめ記事 

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小4の時、担任の先生に内緒で
先生の家に遊びに行くことになりました。


何人で行ったか、はっきりとは覚えていませんが
確か15~6人くらいいたはずです。


先生の家は、古い2階建てのアパートの1階。
そんなに大勢で行って大丈夫なのかな?と思っていました。


学校が休みの日曜日の朝、皆でバスに乗って行きました。
バス停を降りて、信号を渡ると先生の家が見えます。


入り口に着いて、誰かが呼び鈴を鳴らし、
「新聞の集金です!」


みたいなことを言いました。
もちろんウソです(笑)


はい、どなたですか?
先生は目ぼけ眼のボーっとした顔で
玄関のドアを開けました。
すると、私たちは、どどどっとアパートの中に入っていきました


先生はどっきりテレビのような
突然の状況が把握出来ず、びっくりしていました。


私たちは、先生が驚いているところを見て
大成功と喜んでいました。


その後・・・
誰かが持参したリンゴを食べることになり
皆でリンゴの皮を剥くことになりました。


実は、それまで私はリンゴの皮を剥いたことがなく
どうしよう・・・と焦ってしまいました。
「私、リンゴの皮を剥いたことがないから出来ない・・・」と言うと


えっ???おおはしさん リンゴの皮剥いたことがないの???
と大騒ぎになってしまいました。


私の両親は、ナイフを使うのは危ないから、と言って
私にりんごの剥き方を教えたことはありませんでした。


みんなが、普通に当たり前のように 出来ることが
私には出来ない・・・
そのことで、いじめられてしまった。


そのことが、私にはとてもショックで
落ち込み、泣いてしまいました。
せっかく楽しかった場を、台無しにしてしまいました。
すごく、恥ずかしくて、悔しくて、悲しくて
たまりませんでした。


失意の中、家に帰り、両親に
リンゴの皮を剥けなくてバカにされた。
何で、私にリンゴの皮剥きを
教えてくれなかったのか、と親を責めました。
皮剥きを教えてほしい!!と伝えました。


当時両親は、子どもにナイフを使わせるのには
危ないのでまだ早い、と思っていたので
主に母が私の食べるリンゴの皮を剥いていました。


私は、それに対して
何の疑問も持っていなくて当たり前のことだと思っていました。
なので、何故自分が苛められたのか
全くわかりませんでした。


両親も私がそんなことで傷つくとは
全く思いもよらなかったようです。


それから果物の皮、野菜の皮の剥き方の練習をして
5年生までには、何とか出来るようになりました。


ものすごく不器用なので
出来るようになるまでには、かなり時間がかかりました。


このことがきっかけとなり
私は学校で虐められるようになっていくのです。


次回は
21.初めてのアウトドア体験 
です。


最後まで お読みくださいまして
ありがとうございました。


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