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成果を求められるビジネスの現場こそ、プロによる体調管理が必要だ!

すべての人のためのパーソナルトレーニングジム、LP BASE Toranomonを運営するライフパフォーマンス社には、2人の代表がいます。今回はその中の1人、COOの岡本健一に取材。複数企業を率いる経営者としての経験から、また会社員として長く働いた経験から、コンディショニングがビジネスパーソンに効くことを知った背景を語っていただきました。

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PROFILE
株式会社ライフパフォーマンス 代表取締役COO 岡本健一。1966年生まれ。1991年に株式会社小田急百貨店に入社し、長く労働組合の事務局長を務める。2004年からサッカークラブFC町田ゼルビアの経営に参画し、現在クラブアドバイザー。小田急百貨店を2016年に退社。2017年2月、町田ゼルビアでフィジカルコーチを務めていた大塚とともに、ライフパフォーマンスを起業。パーソナルトレーニング LP BASE Toranomonをはじめとして、利用者のパフォーマンス向上を目的とした複数事業を展開。経営者としては、他に数社を経営。

最高のパフォーマンスには準備がいる。ビジネスでも。

—ライフパフォーマンス立ち上げの経緯を教えてください。

確か立ち上げの3年ほど前ですかね。たまたま町田のバーで、同じゼルビアのフィジカルコーチをしていた大塚と出会って。ライフスタイルや心身の状態が整ってこそパフォーマンスを上げることができるという「パフォーマンスピラミッド」という彼の理論を聞かされて、なるほど確かにと思いました。彼は酒井高徳(ヴィッセル神戸)などトップアスリートを長年サポートしてきたわけですが、そのメソッドはビジネスパーソンにも通用するはず。すぐに意気投合し、勤めていた小田急百貨店を辞めた翌2017年に、2人で起業。LP BASE Toranomonを開きました。

—アスリート向けのメソッドがビジネスパーソンにも通用すると思った理由はどこにあるのでしょうか?

大前提として、彼自身、アスリートだけでなくビジネスパーソンのサポートをしていた経験がある。そして何より大きかったのは、私自身がそのメソッドを体感したことですね。彼にまず1日や1週間の行動を洗いざらいヒアリングされたんです。平日は何時に起きて、何時に寝て、何時にどんなご飯を食べて、休日はどのように過ごすか。それを聞いて「ダメダメですね」って言われまして。「いいですか、平日も休日も同じ生活リズムで過ごしてください。夜は会食があるから仕方ないですが、昼夜は決まったこの時間帯に欠かさず食べるようにしてください」。その通りにすると実際、体調も違いました。

—パフォーマンスに違いが出るほどでしたか?

当時の小田急では経営層に近いところで働いていたので、自分がもたらす情報が経営判断に響きかねない。情報の成否を見極め、伝え方や伝えるべき順番など、頭がすっきりした状態で考えられるようになりました。上司にも顔色が良くなったと言われて、それだけでもテンションが上がりますよね。忙しいビジネスパーソンは体調管理を忘れがちですが、プレゼンや企画など、アスリート同様に最高のパフォーマンスが求められる場面が多い。少し気をつけるだけで大きく違うと思います。

—なるほど、確かな効果を感じたからこそ起業に至ったわけですね。ビジネスパーソンの働き方には以前から意識していたのですか?

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恥ずかしいことに私自身はかなり忙しく働いていて、それこそ夜中まで…。でも、労働組合で働いていた私は全社員の労働状況を見られる状況にあり、確かに彼らの働き方や生産性を気にする意識はありました。実際に自分がメソッドを体験して効果を実感しただけでなく、社員たちの働き方を見てライフスタイルや心身の健康がパフォーマンスに影響を及ぼすことを知っていたのも起業を決めた大きな理由ですね。

なりたい姿は十人十色。だから、個別プログラム。

—実際にLP BASE Toranomonでは岡本さんが体験したようなヒアリングから受けられるのでしょうか?

初回体験でもまずはヒアリングから行います。なぜなら、求めるパフォーマンス、なりたい姿やそのための課題って1人ひとり違いますよね。トレーニングはあくまで手段であり、目的ではありません。当時の私の場合は「経営層とのコミュニケーションを改善したい」というのが目的だったわけですが、ビジネスで成果を上げたい人もいれば、ダイエットしたい人もいれば、育児の体力をつけたい人もいる。それぞれの目的と現状を知ることで、必要なコンディショニングも違ってくるのです。実際、利用者にはアスリートはもちろん会社員や経営者だけでなく、ダンサーや芸能人など、さまざまな背景を持った方がいます。

—なりたい姿をめざす個別プログラムだからこそ、モチベーションが持続するという側面もありますか?

たとえば「就寝30分前にはブルーライトを浴びない」など、ちょっとしたことで変わります。忙しいのを言い訳に途中で諦めるより、少しの時間を投資する代わりに残りの時間のパフォーマンスを豊かにする方がいい。ライフスタイルの改善から簡単なエクササイズの提案までを行っているので、ジムに毎日通わずとも自宅で継続できるのも利点だと思います。

テレワークの健康不安。今こそコンディショングの時代。

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—現在、ご自身でもLP BASE Toranomonを利用されていると聞きましたが。

コロナ禍でテレワークに移行した影響で、2ヶ月で10kg以上も太ってしまいまして(笑)。コロナ前までは1日10,000歩ほど歩いていたのが、在宅だと下手したら数百歩。仕事で外に出るだけでも運動になっていたんですね。以前の体に戻りたく、トレーナーにサポートしてもらいながらコンディショニングを始めています。今日もこの後、受けるんですよ。今で7kg落ちました。理想は学生時代の体重ですね。私の場合は結構体の節々が痛んでいるので、まずはエクササイズではなくトリートメントルームで体を整えてもらっています。

—確かにコロナ禍で健康不安を感じた方は多いでしょうね。そうした社会変化への対応は今後も考えていらっしゃるのですか?

たとえばここ数年、「健康経営」という考え方が広がっています。社員1人ひとりの健康管理も経営問題だという考え方です。ライフパフォーマンスでも複数社で従業員向けのコンディショニング支援の実績があります。そこで得た知見をパーソナルトレーニングにフィードバックする動きも出ています。また、健康に旅を楽しむヘルスツーリズムの取り組みも自治体などとタッグを組んで動き始めています。

—最後にメッセージをお願いします!

コンディショニングを常識にするべく、ここLP BASE Toranomonを中心にこれからも活動を続けていきます。人生100年時代などと言われていますが、コンディショニングの考え方が浸透すれば寿命だけでなく健康寿命も伸び、元気に働ける年齢も上がると思います。ちょっとしたコンディショニングで働き盛りはさらにパフォーマンスを上げ、将来への健康不安もなくす。忙しい人にこそおすすめします。

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