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No.6 主夫の隣人観察:ムスカリ[博物学#5]

 我が家の庭に毎年ポコポコと咲くこの花。小さな花がたくさん連なってまるでブドウの房のようです。荒れて綺麗とは言えないうちの庭の片隅で鮮やかな青紫色が目を惹きます。

小さいが花の形と色が目立つ。
葉は地面を覆うように広がります。

 葉っぱはなんというか、もっとシャキッとしろよ、という印象。細長く先端が尖り、ニラのような形ですが、地面にふにゃっと横たわっています。しかも数が多い。花の近くには何本か立っているものがありますが、あまり力強さはないです。

 近くで見てみると、1つ1つの花の形がわかります。風船のようにぷくっとしていて、下の方の開いた花は先端部が白くなっています。小さいですが、ゴージャスなデザインですね。

狙いを定めてプチっと。
ゲット。手に取ると小ささがわかりますね。

 今回はこの花を観察してみました。植物に頓着のない生活をしていた僕はこの花の名前さえ知らなかったのですが、「ブドウのような花」で検索するとすぐに画像が出てきました。これは「ムスカリ」という花らしいです。なるほど、名前は聞いたことありますね。では、じっくり観察していきましょう。

 まずは全体を見てみます。上の写真の中央に目盛りがありますがこれが1cm刻みなので、花が付いている部分は大体4cm程度でしょうか。

 下の方は花が開いていますが、上の方は閉じています。下から順に咲いていくのでしょう。花をルーペで見てみると…。

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