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【5分で学べる組織論】組織を変革する際に直面する3つの問題点

外部環境の変化に適応するために、組織は必ず変化を迫られる。読者のなかにも、少なからず組織を変えようとしている人がいるはずだ。組織は目に見えないだけに変革することが難しい。同時に、組織変革を阻む問題も目に見えない。この記事では、それらを明るみにしていこう。

組織変革を推進していくためには、大体の場合、3つの問題をクリアしていく必要がある。それは、抵抗問題、権力問題、統制問題だ。ひとつずつ解説していく。

抵抗問題

変化に抵抗する人はおおい。おおくの人が安定を志向するために、組織を変えようとする場合には、人の抵抗問題に対処しなければならない。それは、つまり変革を動機づけするということでもある。変革に抵抗するひとは少なければ少ないほどよい。変革に反対して、扇動するようなひとがいるならば断固とした態度をとらねばならない。

権力問題

変革には権力問題が絡む場合もおおい。変革を実行したら今権力を持っているひとがそれを失うような場合、反対にあって確実に失敗する。変革を成功させるためには、組織内の権力の50%以上を味方につけなければならないとされている。組織内の人数の50%ではない。権力の50%を変革に納得させよう。

統制問題

抵抗問題と権力問題をクリアしたら最後は統制の問題だ。変革に取り組みはじめて、その成果があがるまでにはおおくの時間がかかる。成果をあげる前に頓挫してしまう変革活動はおおい。そのため、成果があがるまでの道のりの交通整理をしておくということだ。変革活動は、通常活動をつづけながらおこなわれる。通常活動を止めずに変革をおこなう計画をたて、変革プロセスを管理しながら進捗させよう。

このように組織を変革するためにはこれら3つの問題をつねに念頭に置かねばならない。この問題を解決してはじめて組織の変革はスムーズに流れはじめる。

では、この3つの問題をどのように解決したらよいのだろうか。次の記事で説明する予定にしているので、ぜひまた遊びにきてほしいと思う。

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