未来のランドスケープデザイナーになろうと決意した話。

はじめまして。こいちゃんといいます。人生さまよい中だったけど、最近これからやるべきことがズバッと見えてきた感じのする25歳の男です。

「自分は何をして生きていったらいいんだろう。一番自分がやりたい仕事ってなんだろう」というモヤモヤをずっと抱えていたが、つい先日もうこれしかない、とスタートをきったところ。

ある人と出会い、そしてその人からのメッセージで今まで自分が考えてきたこと、行動してきたこと(そしてその後何かにつながることなくゴミ化していたようなことまで)が、ビビっと全てつながった。天の声を聞いてるんじゃないかって感じだった。※今後その人を「師匠」と書く。

これから僕がしたいこと

おそらくこれからは、「ランドスケープデザイン」をこれからの時代に合った形で探求・実践・発信していくことになると思う。今ある言葉の中で一番近い言葉としては「ランドスケープデザイン」だが、もしかしたらもっと的確な言葉が出てくるかもしれない。というかその概念を新しく作るくらいの気持ちでいる。

それか、別の視点からみたら新時代の「百姓」かもしれない。「百姓」といえば、農業からちょっとした大工仕事から、なんでも自分でそこそこできる、サバイバル能力のある農民といったところであろうか。それを今の時代の良きツールを駆使しつつ、そしてさらには未来の日本、未来の地球を思って行動するような形でやれないかなということ。

「未来の暮らしと環境の研究開発、そしてその発信」

具体的な内容でいうと、以下の2点で構成される。

①日本のとある場所にある里山の土地をお借りして、自ら実践しながらその場所で未来の暮らしと環境の研究開発をする。

そこではその場ではまず知識も経験もない自分が、未来のランドスケープデザイナー(もしくはネオ百姓?)を目指すために、自らの手を使って技術と知識を身につけていくことになると思う。

②そこで学んでいくことをYouTubeで発信する。

ゼロの自分が、少しずつ未来のランドスケープデザイナーに変化していく過程と、そこで師匠から学んでいく技術「未来の集落のつくり方」をYouTubeで発信する予定。

正直なところ、自分の考えとしては「本当に大事な情報は、その現場に行かないと知ることができない」と考えている(インターネットオワコン説まで考えてしまったくらい)。

しかし、今はそんなことを言ってられるほどこの地球に時間が残されていないと思った。世界中に一気に情報を発信できるインターネットの力を借りなければならないと思った。自分が学んでいく内容をリアルタイムで動画化して、できるだけ多くの人に知ってもらい、少しでも多くの人を気づかせて、この地で学んだノウハウを動画を見た人それぞれの形で実践できる形を作りたい。

自分がこの土地で学んで、ランドスケープをマスターしたあとに日本中さまざまな土地を回ってその知識を伝えにいくのには限界がある。(スタートの遅れ、自分の持ち時間の限界、伝えられる情報の深さの限界)空海だったらできるのかもしれないけど笑(いや、空海ってほんとに生きてる間に88ヶ所の霊場をつくれたのか?!年に1棟ペースよりも早いからどんなスーパー現場監督だったとしてもキツイと思うがw)

話が逸れたがそういうわけで、学びながらその過程を含めて発信していこうと考えた次第。
ゼロの凡人がいろいろ経験しながら技術を身につけ考えていく過程の記録があれば、似たようなことをしたかった人への参考資料になると考えたからだ。そして、ドキュメンタリー的にその過程はコンテンツとなりうるかな、という感じ。(過去の番組だとDASH村とかが近いと思う)面白いコンテンツを作れれば、それだけ多くの人に知ってもらうことができるし、それは多くの人を気づかせることにつながる。

ここに至った背景① 〜師匠との出会い

つい先日、そこそこ広い土地を山奥に持っていて、そこで半自給自足的に暮らしているおじさんと出会った(その方が師匠)。

師匠と話していると、どうやら昔はランドスケープに関わる仕事をバリバリにやってきて、だいぶ前に手に入れたこの土地を自らの手で(時には若い仲間を呼び)開墾したそうだ。

現在では山奥で自給自足的な暮らしをしつつ、今に生きる人々が忘れてしまっていること「地球を大切にすること」まで含めて考えて「地球とともに持続可能に生きること」を若い人々に教え伝えたいと考えているように見えた。「集落再生」の実践と、先進事例づくりをしたい、という言葉だった。

ここに至った背景② 〜自分(こいちゃん)のバックグラウンドを簡単に書いてみる。

1994年生まれ。昔から乗り物(主に電車とクルマ)・街が好きで、大学は都市計画を学べるところに行き、そこで「ランドスケープデザイン」に出会いました。(厳密にはランドスケープデザインは芸術系学科に含まれていたので、主専攻は都市計画、他学の授業と研究室に潜り込む形でランドスケープを学びました)

幼少期は異常なまでに電車が大好き。幼児期は寝ながらバタ足で電車の音を再現し(結構リアルだった自信)、幼稚園と小学校は毎日電車の絵を描き、中高時代は部活(和太鼓)、撮り鉄乗り鉄音鉄と鉄道三昧。おかげで今でも音を聞くだけで大体の車種を当てられますw 時々役に立つ。カメラも使えるようになったし、地名とか鉄道網とか地理関係強くなった。

あと幼少期のことで印象的なのは植木鉢。東京の下町で生まれ育ったし、あまり両親はアウトドアな方ではなかったので山とかには行かなかったんだけど、玄関に置いてあった植木鉢で何かを育てたり成長をみるのが好きだった。プランターにネコジャラシの種を蒔いて育てた記憶あり。雑草w

大学生時代は、都市計画やランドスケープを学びつつ、バイトをして休みはすぐに旅に出る日々。
大学4年生、就職も全て決まったあとに日本各地をちょこちょこ旅する中で出会った、半農半Xな人々がもっとも自分の理想的な形に近かった気がします。指導教員の先生から「君はこんな感じのことがやりたそうだね!」と手渡された、『半農半Xという生き方』という本。これを読み、舞台となった京都府綾部に行ったんだよね。

潜り込んだ他学の研究室は、芸術系にいらした大好きなキョージュの率いる研究室。環境デザインとか、ランドスケープを研究してる人たちで、大学の中にある空き地を芝生広場にして、畑やピザ窯を作ってランドスケープの実践庭園にしてたんです。そして、気づいたら僕の所属していた都市計画系の研究室がその庭の管理を任されることになり。
その庭は僕がいた代は自分と同期が中心となって管理しながら、その場を使って人が集うイベントをやったりしてました。畑の野菜をつかったピザを窯で焼いて、夜はみんなで芝生に座って映画を見るみたいな。旅で知った朝ヨガを身近でやりたいと思ったので、朝ヨガを定期開催するアイデアを出したな。後輩がインドにヨガの修行をしに行って、ライセンスを取得して帰ってきたので、お願いしてやってもらってた。まじでヨガハマってた。

卒業論文のテーマは東京下町の路地園芸(家の前に植木鉢置いてあるアレ。アロエとかカネのなる木が多いやつ。)。無意識にも、植木鉢が好きだった幼少期に原点回帰してた。路地園芸はイイぞ!もっとやろうぜ!ということを主張したため、都市計画系のキョージュの多かった発表会で炎上しかける。(行政的には、道路の上に置いてある植木鉢をもっとやれとは言えないし、防災的に路地は拡幅させていこうという方向性)

その後、「ランドスケープのなかでどの分野を自分がやるのか?」ということを考え続けてきましたが、なかなか今の時代にランドスケープがやるべきことがよくわからなくなってしまい、一旦ランドスケープの道から離れて就職することに。

選んだ職場は現代の住まいを作る地方都市の工務店。現場監督として1年9ヶ月くらいお世話になりました。朝早くて夜遅く、休みも電話が鳴り続けて超ハードだったけど、職人さんやお客さんとのやりとりなどいろんなことを学んで楽しかった。上司にもお客さんにも恵まれてた。

工務店を退職した後は、ずっとやってみたかったことの一つであるローカルツーリズムの企画とガイド。ツアーガイドやってみたいなーと思っていたらその町の地元の実業家の方もやりたかったということで意気投合して、一緒に関わらせていただいた。

しかし半年くらい経ったところで、やりたいことばかりやっていたために財布の中がすっからかんになり、同時に実家の財布事情もよくなさそうだということもあったので、東京の実家に帰還することに。

サラリーマンの収入では、どうしても収支があわないからもうちょっと稼ぎたい。そして好きなことを探求する時間的な自由も欲しい。そんなことを考えてた矢先に見つけた個人事業主での軽貨物ドライバーという仕事。
そして乗っていたクルマ(黄色いネコリキ号)はスズキのエブリイ。つまり軽バン。YouTubeを中心に情報を集めて、東京に帰ってすぐに運送業としての開業届を税務署に提出、この軽バンを事業用黒ナンバー化して、配送ギグエコノミーサービスにドライバー登録。大手ECサイトの宅配をメインとするフリーランス軽貨物ドライバーとなる。あとは知人の紹介でカメラマンの仕事をいただいたり、ツアーのある時はガイドをしたり。

数ヶ月間、ひたすら配達しまくり、借金を返しつつ今後の始動資金を稼ぎながら、残りの時間は全て自分の好きなことをやることにした。(といっても配達漬けな日は帰って寝るのでやっとでしたが)ギグエコのおかげで好きな時間に働けるから、会いたい人がいるときや行きたいイベントにはほとんど行けました。

そんな感じの暮らしをしてた時に、あるご縁でお会いしたのが師匠だった、ということで今に至る。

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