「こんぴらさん」は「水の安全の神様」
「子どもたちにライジャケを!」の「ライジャケサンタ」です。
今日は、「『こんぴらさん』は、『水の安全の神様』」という話。
私、ライジャケサンタは、いろんな縁で今は香川に在住しております。
うどんも美味しく、暖かい気候でステキな場所です。四国に来られる機会があったら、ぜひ香川にお越しくださいね。お待ちしております。
で、ここ香川で最も有名な神社が「金毘羅宮」です。通称「こんぴらさん」。実は、「こんぴらさん」は、古くから「海の守り神」として信仰されているのです。
えっ?あの「こんぴらさん」が「海の守り神」?
と思う方もおられると思います。実は、このことを知り合いの方から教えてもらった時、ボクも全く同感でした・・・が、どうもそうらしいのです。
本当に縁のある話!と思ったので、話を聞いてすぐ(昨年3月)にライジャケ一家で、参拝させていただきました。
ライジャケキッズのふうちゃん、けいちゃんは参拝口で杖を借りて、785段の階段にチャレンジ!たいちゃんは、お母さんとふもとで待っていることにしました。
さすが、もうすぐ1年生のふうちゃんは、なかなかの元気で進んでいきます。ですが、けいちゃんは初めからヘロヘロ・・・。
なんとか、けいちゃんをなだめすかしながら、ずんずんと階段を上っていきました。必死でがんばって進んだ「大門」の手前に、琴陵宥常(ことおかひろつね)さんの銅像があります。(肝心の銅像の写真は、うまいこと撮れたのがなかったので、また今度・・・。)
一体この琴陵宥常さんが、どんな方なのか?なぜ、金毘羅宮が「海の守り神」と呼ばれるようになったのか、ちょっと調べてみました。
きっかけは、明治19年、イギリスの貨物船「ノルマントン号」が沈没したこと。歴史の勉強でよく目にする「ノルマントン号事件」です。
この時、イギリス人の乗組員は全員助かりましたが、日本人の乗組員23人は全員が水死。この水難事故は、大きな国際問題になりました。この事故から、金刀比羅宮宮司だった琴陵宥常氏は水辺の安全についての必要性を痛感。その思いを伝えるために上京し、たくさんの方を説得して巻き込んで、香川の金毘羅宮で「日本水難救済会」を開いたのです。
1人の宮司の熱い思いがたくさんの方を動かし、ここ香川の「こんぴらさん」が、今でも続く海の安全の動きの中心地になった・・・という歴史があるのです。
水辺の安全に尽力した先達はたくさんおられますが、明治の世に、日本中を動かした素晴らしい先輩が、ここ香川におられたこと、本当に感動と感謝の気持ちでいっぱいです。
ライジャケキッズのふうちゃん、けいちゃんも、何とか785段をコンプリート!よくがんばりました!
「こんぴらさん」への参拝を経て、香川の大先輩、琴陵宥常宮司に負けないくらいに、自分自身もできることをとことんやりたい!と改めて思っています。令和の世で気合い入れて頑張ろうと思いました。
まずは帰りに、お土産屋さんにお願いして、お店にステッカーも貼ってもらいました。ちょっとずつですが、できることがんばっていこうと思います。
「こんぴらさん」にお参りの際には、このステッカーも探してみてくださいね。
日本水難救済会の歴史についてはこちら。
思いはただ1つ・・・子どもたちの命を守ること。
「子どもたちにライジャケを!」
http://lifejacket-santa.com/