日記 2024/04/08〜2024/04/14 いちご、スペイン語、そしてカラスのふん

2024/04/08

明日、スペイン語教室の無料体験を申し込んだ。初心者クラスだ。初心者クラスであっても、おそらくは話すことも聞き取ることもできないだろうが、貧弱なボキャブラリーを駆使して何とかトライしてみるしかない。と、ルー大柴のような書き方になっているところで、せっかくだから、ここで使った横文字だけでもスペイン語を確認しよう。

クラス→clase (これは学習済み)
初心者クラス→ clase principiante
ボキャブラリーvocabulario
トライする→intentar

語学教室なんて英会話学校に通っていたとき以来なので緊張する。英会話教室では英語は必須だからと半ば義務感で通っていた人も多かった印象だが、スペイン語は必須だからと理由で通う人はそういないだろう。僕が通うのは初心者クラスだから、新しい挑戦として学習し始める人が多いんじゃないだろうかと想像する。英語は、和製英語も含めてではあるが、日常的に使われている単語もあるので、全く知らないと困ることもあるだろうが、スペイン語は単語一つ知らなくても日常で困ることは全くない。学ぶ人は多かれ少なかれもの好きだろう。どのような人がどのような理由で通っているか、明日出会うのは緊張もするが、それ以上に楽しみだ。

明日は僕にとってはスペイン語教室の始まりの日(無料体験ではあるけれど)だが、娘は明日から年長として最後の幼稚園の1年が始まる。年少小を含めて計4年の幼稚園ももうあと1年だ。いや、正確にはもう1年もない。夏休みも長いから、実際に幼稚園に通うのは10ヶ月程度のものか。それに年長の間はできる限り旅行に連れて行きたいと思っているから、さらに短くなるかもしれない。

明日からはクラスでは最年長、クラスの中では一番のお姉ちゃんになる。年少の子は2歳下。
娘は年下の子をよく可愛がってはいるが、譲ることはまだ難しいようで、年中のときには年少の子に譲ることができずに泣くこともあった。僕らも手助けをしながら自ら気づいていくしかないだろう。何もせずとも勝手に成長していくのだろうが、この先1年、娘がどのように成長していくのが今から楽しみだ。

始まりの季節。

2024/04/09

年長さんとしての最初の登園日。春休みはそう長くはなかったが、学年が変わったこともあってか、娘にとっても僕や妻にとっても久しぶりの登園だという気がした。

娘は昨夜のうちに三つ編みにしてもらって朝になってそれをほどき、パーマがかかったような髪型で気合いを入れていた。制服の上に紫のカーディガンを羽織って、幼稚園のドレスコードとしてはぎりぎりアウトなんじゃないかと思うが、うきうきとした表情で年長初日の娘は出かけていった。

ついに年長だ。年中が終わった日から次は年長になることをわかってはいたが、いざ年長の初日を迎えると、あぁもう年長なのかと感慨深い気持ちになる。

昨夜、録画していた坂本龍一の「Last Days 坂本龍一 最後の日々」を観た。

内容は、書籍『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』に書いてあったものと重なっているところも多かったが、言うまでもなく、文字として読むのと映像として見るのは別物だった。坂本龍一が死へと向かっていく日々を映像でとらえたものなのだから、衝撃的な映像の連続だった。近い死を目の前にした坂本龍一という音楽家の葛藤や悩み、そして尽きぬ音楽への思い。それらがか細くも、ある種強さを感じさせる声で語られていた。死の1時間前の映像まで撮ってあったこと、そしてそれを公開したことは、坂本龍一の意志だったのかはわからないが、意識を失ってもなお、ピアノを奏でるかのように指を動かし続けていて、それが実際にピアノを奏でる動きだったかはわからないとしても、音楽家坂本龍一の最期の姿はそうだったのだと、見た多くの人は記憶することだろう。

東北ユースオーケストラの演奏にあわせて、吉永小百合が朗読をするくだりで坂本龍一が泣いたのは「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」でも読んで深く印象に残ったところではあるが、映像で見ると、半目の坂本龍一が指揮を執るような指の動きをしながら演奏会の映像を見ていて、吉永小百合が放った最後の詩の一行に表情を一気に変え、「これはやばい、これはやばい」と嗚咽を漏らしながら泣いていた。今これを書きながら僕もなんだか泣きそうになっている。凄まじい映像で、しかしあの映像を見ることができてよかった。

さて、今日はスペイン語クラスの無料体験。悪足掻きでスペイン語の参考書を眺めていたが、どれだけ話すことができるだろう。せめて簡単な自己紹介をできるくらいにはしておきたい。

2024/04/10

それで昨日は初めてのスペイン語体験レッスンだった。

僕のこれまでのスペイン語学習はほぼDuolingoのみで、あとは補足的に参考書を使う形だった。単語帳も買ってはいるが、あまり開くことはなく、昨日のレッスン前になって焦って開いたくらい。あらゆる言語で初期に学習するであろう数字であっても、さすがに0から10までは数えることができるが、それ以降は怪しい。自分の年齢くらいは言えるが、30までの数字をつっかえずに言うことはまだ難しいと思う。「スペイン語文法ライブ講義!」にも書かれているように、スペイン語は動詞が6割だと言われているようだが、動詞の活用もなんとなくしか把握していないし、これまで記憶しようと頑張ったことはない。全ては毎日のDuolingoの反復のみである。

僕が体験で入ったのは、初めてのスペイン語クラス。グループレッスンで、僕以外に5人いた。僕が座ると空いている席はなくなったので、おそらく僕が入ると定員になるのだろう。

レッスンは、Hola! から始まった。最初、体験者である僕の簡単な自己紹介から始まった。

Me llamo XXX.
Soy de Nagasaki.

あとは何を言ったか覚えていない。なんせ人前で話す初めてのスペイン語だったのだ。Mucho gusto.と言ったかも覚えていない。途中言葉に詰まりながら、そして舌がもつれながらも何とか自己紹介を終えた。

僕の自己紹介を終えたあとは、アイスブレークのような感じで、それぞれに今日何をしていたのかを尋ねていた。先生は日本語もわかるようで、時折日本語も混ぜながら、ゆっくりとしたスペイン語で話していたので、7割くらいは聞き取ることができたと思う。聞き取ることができなかったところも、その前後で把握した文脈から推測することはできる。僕以外の生徒のスペイン語レベルは初心者と言ってもそれぞれという感じで、そこそこのまとまった文章を話すことができる人もいれば、簡単な単語でつまずく人もいた。驚いたのは、思っていた以上に日本語を皆話していたことだ。

アイスブレークが終わった後は、レッスンに入った。レッスンの内容は基礎中の基礎のようなもので、男性名詞と女性名詞、そして定冠詞のこと。正直物足りないなぁと思いながら聞いていたが、基礎的なことであっても、それを文章にして話すことは全く別のことだ。話そうとすると、上手く話そうという意識が走ってしまうのか、複数形にすべきところを単数形で話したり、不定冠詞・定冠詞の活用を誤ったり、あとは単純な発音間違いがあった。Leerをリールと発音してしまって、レールと直された。

一つ気づいたことととして、Duolingoでは英語でスペイン語を学習しているのだが、それが影響しているのか、かなりの割合で英語が混じってしまった。Si.を何度Yesと言ったことか。

Como se dice XXX en español? (スペイン語でXXXは何と言いますか?)
Que significa XXX? (XXXはどういう意味ですか?)

上の2つのフレーズをせっかく覚えていったのに、結局、How do you say XXX in español? となぜかespañolだけスペイン語にして英語で尋ねていた。

初めてスペイン語を使ったし、レッスンも1時間半弱と結構長いものだったから終わった後どっと疲れたが、とにかく楽しかった!というのが最初に出てきた感想だ。あとは、Duolingoを毎日やってきた効果はある程度はあったようで、レッスン中に出てきた単語はほとんど理解できたし、文法的に困ることもあまりなかった。困ったのは自分で考えて文章を作るときで、そのときには必ずしも基礎的な単語を使うわけではないから、単語が出てこないことがあった。しかしそれは自分が使う傾向のある単語ということだから使っていって覚えていけばいいし、何度も使う機会の多い言葉だろうから、そういうものから覚えていけばいいのだろうと思う。
これからどんどん使って慣れていくしかない。

元々はもう一つ別のスペイン語教室と比較して決めようと考えていたのだけれど、グループレッスンというのがよかったし楽しかったから、勢いで決め、来週から本格的に通うことになった。

2024/04/11

一昨日から娘は年長としての1年が始まった。

新しいクラスは、昨年度までと同じクラスの子もいたり、新しい子もいたり、仲良かった子たちと離ればなれになったりと環境が変わり、少し心配ではあったが、帰宅したときの娘の表情を見るとケロッとしてた。クラス替えももう3回目である。そのたびに同じことを経験しているので、寂しさや不安はもちろんあるのだろうが、環境の変化を受け入れることができるようになっているのかもしれない。先生は昨年度までと一緒ということは大きいだろうと思う。

とはいえ、まだ新年度が始まってまだ2日だ。火曜と今日は午前中まで、水曜は休みだった。本格的に始まるのは来週から。

スペイン語教室に行ったことで学習熱が上がり、できる限りスペイン語や南米文化に触れたいと考え、暇さえあればスペイン語のPodcastやNHKのスペイン語ラジオを聴いたり、南米の音楽を聴いたり、小説も再読だがボルヘスの『伝奇集』の読み始めたりと、良い感じに漬け漬けになっている。

あとはスペイン語の映画やドラマを観ることができれば、さらにドブ漬けにできる。と思って、U-NEXTやAmazon Primeでドラマや映画を探したのだが、面白そうなのは全てNetflixにある。Netflixはスペイン語のドラマが充実しているのだ。

Netflixはたぶん1年くらいは使っていなくて、ただでさえサブスク貧乏になっているので、これ以上契約を増やしたくはなかったのだけれど、Netflixでしか観られないものがあるのだから仕方がない。ということで、昨日、一番安い広告付きのプランを契約し、数多くあるスペイン語のドラマの中から、おそらくは最も有名そうな『ペーパーハウス(La Casa De Papel)』を観始めた。肝心のスペイン語はほとんど聞き取ることができず、たまに単語単語で聞き取ることができる程度だが、それは英語を勉強していたときも経験していたことで問題ない。まずはスペイン語をできるだけ聞くことが大事なのだ。しかしスペイン語であるかどうかに関係なく、このドラマは凄い面白い。シーズン5まであるので、しばらく楽しめそうだ。

しかしシーズン5か。他にもたくさん観たいドラマがあるから、しばらくはNetflixの生活から抜けられなさそうだな。スペイン語学習のために契約したのだから、できるかぎり学習の時間に影響しないようにしたいものだが、果たしてどうなるだろうか。

2024/04/12

今日はいい1日だった。いい1日として終わるはずだった。

娘の友人家族に誘われて、糸島へいちご狩りに行った。いちご狩りに行くのは家族全員にとって初めてのことで、ビニールハウス内のいちごを自由に、食べたいだけ摘んでその場で食べるというのは何とも贅沢なことだった。驚くほど大きいいちごもたくさんあって、僕は大きいものばかりを摘んで食べていたのだが、お腹がいっぱいになってきて小さいものを摘んで食べると、小さいものの方が甘いものが多かった。必ずしもそうというわけではなく、大きいものでも甘いものはあって、実際一番甘く感じたのは大きいいちごだったのだけれど、傾向としては小さいものの方が甘い。とは言っても、大きくても小さくても総じて甘く、美味しかった。一度にこんなにも多くのいちごを食べたことはなく、いちごは特に好物でもなくすすんで買うことは少ないのだが、今日食べたいちごはどれだけ食べてもずっと美味しかった。


いちご狩りの後には、糸島のカレントへ。カレントには何度か行こうとしたことがあったが、タイミングが悪く、これまで一度も店内に入ったことがなかった。今日は平日ということもあって、初めて店内に入ることができた。

いちごで結構お腹が膨れていたので、家族3人でピザ2枚を頼んだ。定番のマルゲリータと、ビスマルクという名のピザで、マルゲリータも美味しかったが、このビスマルクの美味しさには驚いた。トマト生地のピザにベーコンと糸島産の野菜、さらにそこに半熟の目玉焼きが載っていて、切ると卵の黄身が広がって味がまろやかになる。これはハマる。妻も美味しい美味しいとしきりに言っていたから、また食べに来ることになるだろう。

糸島には久しく行っていなかったが、お気に入りのタコス屋もあるし、早いうちにまたドライブがてら行きたいと思った。

で、明後日のゴルフに向けて、以前働いていたゴルフショップに行って、ボールやティーやらを購入。辞めて10年以上経つが、まだ同じスタッフがいて、久しぶりに話せて良かった。ボールを多めに買ったので、これだけあれば明後日は足りるだろう。

一旦、帰宅し、ランドセルの下見に天神へ。
娘は一目惚れのランドセルがあってそれにしたいと言い張ったが、2週間後からランドセルフェアで大量のランドセルが並ぶとのことで、そこでまた見て決めることに。
気に入ったランドセルをからってみていたが、今はまだランドセルが大きく見えた。娘が気に入ったのは水色。僕や妻が子どもの頃は黒と赤しかなかったのだが、今はたくさんの色があるのだなぁ。店員さんいわく、女の子に人気があるのは、水色、パープルなどのパステルカラーなんだとか。

ジュンク堂に寄って本を見て、ヨシタケシンスケの絵本を購入。昼は贅沢したので吉野家で定食を食べた。

色々とイベントがあって、楽しくていい1日だった。そう思いながら、娘と笑い合って走ってマンションの玄関に入ろうとしたそのとき、耳のあたりに違和感。何かぬるっとした液体がついていた。上から落ちてきたので、考えずともそれが何かはわかった。カラスの排泄物だ。ポールウェラーの来日公演で購入したTシャツにも少しついてしまい、呆然として、激萎えの状態で家に入った。速攻で風呂に入ってシャンプーも2回して念入りに洗ったが、スッキリしない。なぜこんなことが起こるのか。最後の最後に、マンションの玄関に入るまで1メートルもないところで、鳥の糞をくらうなんてことがあるものだろうか。

いい1日だった。いい1日だったのだけれどなぁ、後味の悪い終わり方をした。

2024/04/13

昨日はカラスの糞をくらったわけだが、糞が落ちる確率は423万分の1らしい。下記のブログに書かれていて、ぎもん研究所というところで計算式にもとづいて算出されたらしいのだけれど、引用元のそのぎもん研究所のURLが無効になっていて、確認することができなかった。

とにかくすごい確率であることには変わりない。なかなか当たるものではないということだ。
デイリーポータルZでは、わざわざ鳥の糞に当たりに行くための変態な記事も書かれていた。

昨日、玄関に入る手前で、あと1秒もあれば糞に当たることなく玄関に入ることができただろうタイミングで僕が糞に当たったことはすごい確率だったということで、しかし当たり前だが僕はそれを誇らしく思うことはできないし、未だに嫌な気分を拭い去ることができていないわけだが、それが不運中の不運で、これから先めったにあることではないということは多少の慰めにはなった。いや、なったのか?

めったにないこととは言うが、娘は鳩の糞を浴びたことがあるのだ。何百匹も鳩がいる公園でのことではあるが、一通り遊んだで水場で手を洗っていたとき、娘が急に「ママァ!」と叫んで妻を呼んだ。妻が娘を見ると、頭から肩にかけて大量の鳩の糞を浴びていた。白い鳩の糞。僕は昨日くらったのはおそらくカラスの糞だったと思うが、少量でほとんどは透明、一部は赤かった。娘が浴びた量に比べると、僕はたいしたことはない…いや、問題はそこではない。3人しかいない家族の中で、娘と僕の2人が鳥の糞を浴びている事実がある。これはどのくらいの確率なのか。どうりで昨日僕が鳥の糞をくらったとき、妻は「あ、そう」的な感じで、そっけない感じだった。妻からしたら慣れたものだったのだ。そんなに確率が低いのであれば、それを慣れたものとして対処できる妻は何なのか。

思い出すと、先日佐世保に帰るときの高速を走っていたときにも、ありえないほどの鳥の糞がフロントガラスに着いた。何度水を出してワイパーで取っても次から次に鳥の糞が落ちてくるから途中から諦めた。佐世保に着いてすぐにガソリンスタンドへ行き、ガソリンを入れがてら、洗車をしてもらった。高速で走っていたから標的にするのは難しいだろうが、それにしてもあんなに鳥の糞が当たるのは異常だった。大げさではなく、佐世保につくまでに少なくとも30以上の糞を浴びていたと思う。それはどれくらいの確率なのだ。

僕、娘、そして車。なんだかおかしい。こんなにも多いと、狙われているのではないかと勘ぐりたくなる。

デイリーポータルZのライターの方。もしまだ糞に当たりに行きたいのであれば、僕ら家族と行動をともにすれば、その確率を一気に上げることができるかもしれませんよ。

2024/04/14

今日は唐津ゴルフ倶楽部でゴルフ。8時半スタートだったので、6時に起き、7時前に家を出る。早起きして車を運転することなんてほとんどないが、朝の陽光が穏やかで運転していて気持ちがよかった。何を聴こうか迷ったのだけれど、小沢健二の『犬は吠えるがキャラバンは進む』にした。道路は混んでおらず、アルバムを全て聴き終え、1曲追加で聴いたところで着いた。

ゴルフ場に行くことはとても久しぶりのことで、どのくらい久しぶりなのか記憶を辿ってみたのだけれど、少なくとも10年は行っていない。もしかすると最後に行ってから15年は経っているかもしれない。そんなだったので、ゴルフ場の情報を調べ、何が必要なのか、ドレスコードはどうなのかを調べていたらブレザー着用とあって、そうか、ゴルフ場はそうだったなと思った。それでセットアップと革靴を用意した。で、パンツはユニクロのジョガーパンツでいいだろうと思っていたのだけれど、ジョガーパンツにはベルトのループがない。普段ベルトをすることがなく、持っているパンツを見てみたが、ベルトのループがあるパンツはほとんどなかった。あったとしてもデニムで、デニムはゴルフ場ではNGだ。たまに雨の日に履くゴルフ用のレインパンツがあるのだけれど、それであればループがある。ただ、それだと暑いだろう。不快なのは嫌だ。どうしようか、そもそもジョガーパンツはやはり無理なのか、ジョガーパンツがあれば最高なのだけれど。と逡巡し、結局判断がつかなかったので、3つのパンツを鞄に入れて行った。ゴルフ場入場時のパンツを含めると4つ。バカみたいだとは思うが、マナーに反して出禁にでもなったら、僕はまだいいとしても、一緒に行く友人に申し訳ない。

そんなわけで、鞄をパンパンにして出かけていった。よくゴルフに行っていた頃は90前後〜100の間だったが、15年近くゴルフクラブを触っていなくて練習も先日一度しただけとなると、きっと130前後は叩くだろう、と思って先日球も30球くらい買っていった。

ゴルフ場に入ると、僕のようにジャケットを着ている人はほとんどいなかった。いることはいるけれど、少数派だ。それにゴルフウェアも僕が思っていたよりもずっと緩い。2人の友人もジャケットは着ていなくて、それどころかゴルフウェアで入場し、ロッカーに入ることもなくそのままプレーすると言っていた。1人に至ってはハーフパンツだった。ジャケットを着て革靴で来たと言ったら2人に大爆笑された。そんなものでいいのか。

スコアは126だった。そんなものだろうと思っていたスコアだったけれど、いざ126のスコアが出ると、以前までは100を何度も切っていたことを考えるとショックではあった。

ティーショットはよかったのだ。ティーショットでのOBは一回しかなかったと思う。アイアンがとにかく終始安定しなかった。ミズノのMPシリーズではキツいと思って、SRIXON GIEにしたのだけれど、それでもうまくつかまらない。シャンクする。で、そのシャンクでOBを3回くらい出した。
あとはパターだ。全く距離感が掴めない。これは経験不足と、あとはセンスのなさに尽きるのだろうが、後半は改善の傾向が見られた。一度だけだが、パーも取った。ボギーも何ホールかあった。が、前半に10以上叩くホールが3ホールくらいあった。

アイアンとパターは安定はしなかったけれど、残り5ホールくらいになって、少しずつ感覚が掴めてきた感じはあった。問題はバンカーだ。アゴが高いバンカーがいくつもあって、何回もつかまった。バンカーの打ち方を忘れていて、エクスプロージョンショットというのはわかってはいるのだが、全くエクスプロージョンしないのだ。バンカーに入ると、一度打つだけでは絶対に抜け出すことができず、二度、三度と打っても感覚を掴めないままなんとか出した。最後までバンカーだけは感覚が掴めなかった。これはYouTubeなんかを観て勉強して何度も試すしかなさそうだ。

しかし十数年ぶりのゴルフは、スコアこそクソみたいなものだったが、とにかく楽しかった。最高の天候で、パンツは結局レインウェアを着たのだが、それでも暑すぎることなく、終始とても気持ちがよかった。走り回ったから汗はかいたが、それもいい汗だった。昼ご飯も美味しかった。寿司、しゃぶしゃぶ(しゃぶしゃぶを最後に食べたら、ずっとお湯が沸騰した状態でほとんどお湯がない状態でしゃぶしゃぶしなければならず、今度は早めにしゃぶしゃぶを食べないといけないと思った)。アゴが高いバンカーが多いことだけはうんざりするが、それは僕の問題で、総じて素晴らしいコースだった。インコースに向かうにはバス移動をしなければならず、それは初めての経験だったが、インコースには絶景ポイントがいくつかあって、それを見るだけでもこのゴルフ場に行く価値はある。


ということで、また6月にゴルフ場の予約をした。梅雨の時期だから行けるかはわからないけれど、とりあえず少しでも練習して、今度はまずスコアを最低でも10は減らすようにしたい。

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