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江崎グリコ様主催「Innovator Creation Camp the 3rd」におけるデジタルスキルワークショップ開催レポート

江崎グリコ株式会社で2022年より、次世代の人材育成の一環として毎年開催されている「Innovator Creation Camp(ICC)」。その第3回が2024年7月25日(木)・26日(金)に開催され、ライフイズテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:水野 雄介)も共催として参画しました。
2日目のプログラムの一つとして、デジタルスキルワークショップ「digital creation体験」を実施しましたので、そのレポートをお届けいたします。


当日は、江崎グリコ株式会社のデジタル推進部の約40名の他、共催企業や関係者を含めて総勢約60名が参加。初日はイノベーターによる講演やトークイベント、2日目は2つのワークショップが行われ、ライフイズテックは午前に開催されたワークショップ①アプリUX改善を担当しました。

ワークショップの様子:アプリ開発を疑似体験。デジタルものづくりならではの「スピード感」に触れる


今回のプログラムの目的は、デジタルにおけるものづくりの「スピード感」と「進め方」の世界観を知り、ユーザー体験を高めるために、具体的にどういった観点で世の中を捉える必要があるのか学ぶこと。
そのために、

  • ハードのものづくりと、ソフトのものづくりの考え方の違いをアクティビティを通して体感を得ること

  • ユーザー体験(UX)にデータがどう関係しているのか、デジタルサービスの裏側を知ること

  • ユーザー目線に立ちアプリケーションのUXを高めるアイディアをチームで出しブラッシュアップする過程を擬似体験すること

を目指し、プログラムを実施しました。

当日はまずライフイズテック恒例の色違いのTシャツを着て、チームビルディングを目的としたアクティビティ「マシュマロチャレンジ」でチーム内のコミュニケーションと相互理解を深めました。限られた時間と資源でより高い自立式タワーを建てられるか競うこのゲーム。「大人は計画に時間かけるが、意外と上手くいかない。子どもはトライ&エラーで取り組むので、結果うまくいく」と解説されていたように、アジャイル開発の大切さも体感できる内容になっています。そんな解説を聞きながら、参加者の多くが「私たちも大人のやり方をしてしまっている」と頷いていたのが印象的でした。

その後、簡単なデジタル基礎講座を行ったのち、実際にユーザー目線に立ったアプリ改善を体験していただきました。具体的なプログラムは、コーヒー注文アプリの注文画面について、チームごとに参加者が改善アイデアをどんどん書き出していき、同時にライフイズテックのメンターがリアルタイムで開発して実装していくというもの。
「受け取りまでの時間をリアルタイム表示できないか」「事前決済ができたらいい」「ミルクと砂糖のオプションを選択できるようにしたい」などの意見が短時間で上がり、その積極的な姿勢にはメンターも驚くほど。出てきたアイデアはどんどん付箋に書き出して貼り付け、情報を整理。

開発する場面では、たくさんのアイデアの中からどのように優先順位づけするのか、参加者とメンターの間で熱い議論が生まれていました。メンターからの「改善の目的に合ってないものは優先順位を下げましょう」という提案に、参加者が「それがUXなんだ」と納得していた場面も。最後に各チームで改善したアプリを発表し合い、ワークショップは終了となりました。

受講者の感想:アジャイル思考を体感、次は「アプリ設計からやってみたい」

開催後のアンケートでは、参加者の98%が今回のワークショップに対して「とても満足」「やや満足」と回答しました。具体的にどんな学びや発見があったのか、感想を少し紹介します。

  • (デジタルに対するポジティブな)マインドセットが全員共通で出来たと感じた

  • アジャイル的な開発とはどのようなものか、また、課題を絞って改善する優先順位をつけることの大切さなど、今後仕事をする上で気をつけたい視点を多く得ることができた。

  • 150分があっという間で、チームでやる意味を感じられる内容だった。一体感のある研修だった。

  • 協力して何かを成し遂げる。この視点の欠けた部分を補い合う体験ができて、とてもよかったです!実際の開発業務を体験し、チームごとのアウトプットの違いを知り、より良い開発のヒントを得ることができました。

  • 研修で学んだブリッジ人材の考え方は普段から使えそうだと感じた。普段のチームメンバーには、ビジネス人材も、IT寄りの人材も混ざっていたりする。今日初めてIT側に近づく体験をしたので、これからはチームで一緒に取り組んでいきたい。

  • チームで拡散と収縮を繰り返して、一人では出せない価値を生み出し、チームならではの課題解決の進め方について体系的に理解ができました。実務でもしっかり進めていきたいと思います。

  • ビジネスとITのBRIDGEになる大切さを学び、そうなるためにはどうすれば良いかがよく理解できた。プログラムが楽しく、Glideを使って自分たちでアプリを設計するところまでやって見たいと思った。

  • ユーザーが使いやすいようなものを自身で考えてプログラムを作るとなるとかなり難しく感じていましたが、構想を考えるとなると楽しい気持ちになり、これをやりたい、あれをやりたいと言ったように学習したい気持ちになりました

150分という限られた時間でのワークショップでしたが、デジタルでの課題解決やチームでの共創に向けた第一歩を作ることができた時間となりました。

ライフイズテックでは、こうした企業向けの"短期集中型"DX研修を提供しています。夢中になれる成功体験でデジタルの世界への入り口を切り拓き、だれでも苦手意識なくデジタルスキルが身に付けられる。そんな世界を今後も作り上げていきます。

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