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ラクダのお肉 敦煌 中国

敦煌。6月はすでに日差しが強く店も仕事も夕方までお休みになる。いわゆるシエスタ。30分で4分の1をくるっと回れるほど小さな町。メイン通りにはほとんど何もなく、市場では食品ばかりを扱っていた。

ラクダの足の裏の肉を食べた。肉球の部分を煮込んだもの。味付けはチャーシュー風。お箸でつまむとぷるぷるとしている。これはコラーゲンたっぷりってヤツだ。

口元まで持ってきて慌てる。く、くさい。刺激と糞尿の臭い。申し訳ないと思いつつ食感を味わうことも出来ず早々に飲み込むしかなかった。(聞けば珍味として扱われているのだとか。アルコールが必要だったのか!)

ラクダと共に生きる人たちがその血肉まで大切にしていたということなのだろう。

2000年 6月 敦煌 中国

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