未経験で転職する人が持つべき心得を5つにまとめてみた
未経験でマーケティング職に転職して、2年が経つので、この2年で僕が意識して良かった「未経験転職者の心得」をまとめていきます。
「会社が育ててくれる」のではなく「会社と育つ」
未経験転職の場合、どうしても「会社が育ててくれる」ことに期待してしまうと思います。
その考えが「成長したいです!」という良くある意識高めの志望理由に繋がっていたり..
「育つ」意識があるだけで素敵なことですが、どうしても「育ててくれる」という受け身な姿勢だと、会社内で視野が広がらないと思います。
例えば、与えられた仕事が「HP改善業務」だとします。
この仕事の場合、CVR(=お客様の商品の購入率)を高めることが命題になり、それに一生懸命取り組み、その場所で「成長する」という視野になります。
ただ、これだと「CVR向上」という部分最適になります。
もしかしたら、実行した施策でCVRは上昇するかも知れません。
しかし、施策の内容によってはブランドを棄損したり、誇大表現(=飛躍した商品効果を表現する)を使ってCVRを高めたことによるクレームが発生する可能性も。
ただ、この意識を「会社と育つ」という視野に持っていくと、行うHP改善施策が会社として正しい方向性なのかまでを考えることができます。
そうすることで、会社として達成すべき「売り上げ目標」や「ビジョンの実現」という「会社の成長」に「自分の成長」がついてくると思うので、ぜひ意識したいですね。
「違和感」を大切にする
未経験転職者の最大の価値は「会社・業務への違和感」を感じられることだと考えています。
違和感のタネの例を上げると..
まだ、業務に携わっていないがゆえに、忖度なしのフラットな目線で会社を見ることができます。
ただ、これをいきなり提案して、改善していく..
というのは、そもそも信用が勝ち取れていない未経験転職者にとっては難しいです。
提案自体するのは良いと思いますが、実行される可能性はほとんどないと考えた方が良いですね。
ここで伝えたいのは提案が通らないから諦めるのではなく、きちんと「違和感」を持っておくことです。1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月と仕事をすると、良い意味でも悪い意味でも環境になれます。
すると「違和感」は次第になくなってきてしまいます。これが一番危険です。
なので、メモでもなんでも良いのできちんと「違和感」を「言葉」にしておき、時が来たタイミングできちんと提案し、良い方向に変える準備をしておくのが良いと考えています。
「重要課題」を捉える
会社の「重要課題」は「経営課題」です。これをきちんと認識するのは本当に重要だなと思います。
例えばですが「給料が上がらなくて、やってられない」という現場の不満があるとします。
これは嫌なので変えたいと思い、上司に「給料が上がらなくて、やってられないので、上げてください」と言っても、当たり前ですが拒否され、怒られるまでありますよね..笑
なので「給料が上がらない原因」をもっともっと解像度を上げてみることが重要になります。
すると、いくつか原因が出てくると思います。例えば..
その結果として「給料が上がらない」という状態が生まれているはずです。
そして、その原因は会社役員さん達が考える「経営課題」に繋がることがほとんどです。
なので、これを踏まえて..
「調査したところ、商品Aは利益率が他商品に比べて低いですよね。なのに、商品Aを売るための店舗に加えて、成果の出ない広告がずっと流されています。これでは素人目で見ても、売り上げは伸びないし、当たり前ですが、私達の給料も上がらず、やる気が出ません。これに対して、会社はどのように考えているのですか?」
という提案に変えると、かなり印象が変わると思います。
これもずっとその会社にいると言いづらくなるけど、転職者だったら、フラットな視線・バカなふりして聞ける内容だと思います。
なので「自分の課題」を「経営課題」と紐付けて考え、行動する意識を持つことで、良い提案に繋がると思うので試して見て欲しいです。
分からないことを認める
未経験転職者であれば問題ない考え方に見えますが意外に難しかったり..
未経験というだけで、社会人経験はそれなりに積んでいると、ある程度のプライドがあると思います。
これが分からないことを認める(素直になる)ことを妨げることはあるなと実体験からも感じています。
なので「あっ今、無駄なプライドが出てる」と自分を認知して、素直な行動できるようにしたいですね。
この内容は下記の記事で深掘りしましたので、ご興味がある方は読んでみてください。
量で圧倒する
「分からないことを認める」その上で「量で圧倒する」ことが大切だなと思います。
やっぱり、効率的な甘い話はたくさんありますが、結局、未経験で少しでも早く成長するためには努力の「量」は必要だなと思います。
特に、日々の仕事は「アウトプット」中心になることが多く、やはり知識や技術の「インプット」は、それ以外の時間にする必要があります。
また、未経験者はそもそもの「インプット」量が少ないので、すぐにインプットが枯渇します。
なので、経験者の「経験に基づく実践知」には勝てませんが、少しでも張り合い、勝っていくための努力の「量」は覚悟するべきだなと。
大変かもしれませんが、正しく知識や技術をインプットすることで、日々のアウトプットは絶対に変化します。
そして、これはインプットがない状態の何倍もの相乗効果を生んでくれます。
一例ですが僕がインプットにこの2年使ったものを以下に示します。
お金をかけることだけがインプットではありませんが、ある程度の投資をしてきました。
それで少しずつ業務の解像度、目標を達成するための方法がわかってきたように思います。
未経験で転職する予定の方、また僕と同じ環境にいる方、生きるの大変ですが、ぜひ頑張っていきましょう笑
▼未経験転職を決めた時の記事▼
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