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こどもは”街歩き”ができないーー9歳娘と台湾2人旅

小学生になったらお母さんと海外旅行行こう!と前々から話題にはしてあり、コロナ禍やパスポート申請などを経て、小学3年生の終わりとなる9歳娘の春休み、4泊5日で台湾に行ってきました。わたしも初台湾。そして10年ぶりの海外。ツアー旅行にするか個人旅行にするか、3拍にするか4泊にするか。「4泊5日も子どもとごきげんに海外で過ごせるかな…」と心配はありつつ、自分で飛行機&ホステルを手配して、4泊5日の日程で行ってきました。

飛行機は子供料金がない(大手航空会社だとあるところもあるのかな)ので、「近いから」(安いから)という理由で台湾を選んだのですが、渡航前にいろいろと本を読んでいるとほんとにおもしろく興味深い国。蒋介石の「中華民国」という無茶苦茶な論理、蒋介石から蒋経国をへて、李登輝、という革命的な継承が国民党内で、クーデターではなく行われた奇跡、日本時代の50年間がもたらす意味…。司馬遼太郎の『街道をゆく―台湾紀行』と、河崎眞澄『李登輝秘録』を読んでから行きました。


高雄の夜市

子ども向けの台湾の本はない

とはいえ、9歳の子は「台湾=外国」であって、それ以上でもそれ以下でもない感じ。驚いたのは、図書館などで子ども向けの台湾に関する本を探しても、ないこと。台湾は国ではないから?なのだろう。韓国やアメリカ、中国などはある。台湾はない。さすがに情報として「台湾飛ばし」は不適切だなと思う。それは旅行に行ってからの実感として大きくなった。

台北は、交通費・宿泊費は安いが食べ物などは安くない

そして始まった旅。中部セントレア空港から台北へ。その日は日本もうっすら雨模様で、台北は大雨。5万円分を台湾ドルに換え、地下鉄で台北中心部へ。台北Main Stationでうろうろしていたら、50代くらいの男性が声を掛けてくれて、ホテルの地図を見ながら地下街を抜け、外の豪雨の中、ホステルまで誘導してくれた。

子どもの機嫌を損ねぬよう、夜市に通ったりホテルで昼寝したり

そもそも「二人旅」自体があまり経験がなく、子どもとは初めて。台湾の歴史系資料館をめぐるわけにもいかないだろうし、故宮博物館も子どもはグダグダになるだろうな…。子どもが機嫌よく過ごせることが私にとっても大事。
とはいえ、初台湾。「あれってなんのお店?」「なんか売ってるよ」「こっち行ってみようよ」とふらふら街歩きするのが旅の楽しみというもの。それが子どもには理解できない。「みっちゃんはどこに行きたいの!?」と腕をひっぱられ、街をまっすぐ歩こうとする力に時折抵抗しながらの、街歩きでした。
4泊5日の中で、3回、夜市へ。毎日がお祭りのような、食べ歩きとゲーム屋台の光景は楽しかったようです。また、台湾での発見を書き残したいと思います。


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