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ロックダウンが開けたら海岸で牡蠣を堪能しませんか? 英国ブライトン、さらば青春の光

 「英国ブライトン」という響きには何故か惹かれる。

 実は理由はわかっている。

 

 1970年代の英国映画にQuardropheniaというものがある。この映画は、1970年代の英国のロンドンと、海岸の町ブライトンを舞台にしたものである。モッズとロッカーの反目、恋愛、ドラッグ、挫折、すなわち青春を描いた映画である。

 Quardropheniaは、正確な訳だと「四重人格」となるが、日本では、「さらば青春の光」と訳されている。



 私の周りには六十、七十年代に青春を満喫した人が羨ましい、という人が数人いるが、そういう彼らには何となく共感できる。

 日本においては高度成長期と呼ばれていた時期である。

 この映画の中では二十歳ぐらいだった俳優たちも、今では七十歳ぐらいであろうか。この時代の青春とはどのようなものであったのか。


  この動画の最初と最後のほうのシーンには若き日の歌手のスティングが出演している。あるところでスティングの姿を目撃して主人公が何かを決心する、のであるがネタバレはしたくないため詳しくは書かない。  

  

 とにかくこの映画を見てからブライトンに興味を持ち、今までに二回訪れた。英国のロックダウンが開けたら再び訪れたい。

 

 太陽が眩しく、海岸もあるためか自由で風情がある街である。

 ロンドンからもバスや電車などで二時間強ぐらい(ネットには一時間半と表示されているがこれは楽観的計測である)で南下したところにこの街は佇んでいる。

 私はロンドンの空港からNational Expressという快適なバスに乗って直接ブライトンに南下し、帰りは同じ会社のバスでロンドンに北上し、橋の近くのホテルに二泊し、翌日ストックホルムに戻る、というパターンで旅行した。

  National Expressに関しては、一般的にロンドンの中心地からの発着の方が空港発着よりも料金が安い。National Expressは破格な料金を提供している時もあった(現在の時勢ではどうなっているかわからない)。

 

 というわけで今回は、旅行に出掛けられずに悶々とされている方へのミニミニ旅ログを送らせていただきたい。写真をご覧になって雰囲気を楽しんで下されば幸いである。


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  二年前のちょうど今頃であったこの日は、イギリス滞在四日間で、唯一天気の良い日であった。翌日からは雪吹雪に見舞われ、あまりの寒さに耐えられず、ロンドンのお土産やで急遽「I love London」とプリントしてあるトレーナーを買う羽目になった。

  この海岸の屋台もTripAdvisorで紹介されていたところである。

 生牡蠣は六杯で6.50ポンド(本日のレートでは900円程度)、この若い方が慣れた手つきで殻をむいて下さった。

 調味料にかんしては、外に置いてあったケチャップでもお酢でもレモンでも勝手に掛けれ、ということであった。私は潔癖症なので外に無造作に置いてある調味料等を使うのは、実はあまり気が進まないのであるが、ブライトンの太陽の下では不潔な感じはまったく受けなかった。


 パンデミック時勢の現在はどのような営業形態になっているのであろうか。


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  このロブスターのように見えるものはカマボコのようなものである。合計で1000円ぐらいであった。

 

 ブラントンの海岸の地表は丸い小石であるので、長時間寝そべって居たら背中のマッサージにはなるかもしれないが、あまり気持ちの良いものではないであろう。

 この海岸が「さらば青春の光」の映画の舞台であるが、それから五十年近くの年月が経っている。映画の中で主人公の男女が抱擁+αをしていていた路地裏も観光場所になっているらしい。

 冒頭の写真の正面に見られるのは街の象徴ともなっているブライトン・ウェスト・ピアである。貴重な桟橋であったが2002年に嵐で崩壊し、その後焼失した。

 

  この写真を撮ったところ、すなわちブライトン・ウェスト・ピアに並行する桟橋には遊園地、お化け屋敷、カフェなどがあって子供連れの方でも楽しめる。目の前でドーナツを挙げてくれるところも数件あるのでドーナツ好きには嬉しい。

 

 宿泊先のホテルJurys Inn Brighton Waterfrontからはイギリス海峡を目のあたりにしながら朝食を頂くことが出来た。次回訪れるまで持ちこたえて欲しいホテルである。スパ等、設備もいろいろとあったようだが、強行スケジュールであったため、それらを利用する時間はなかった。


 しかし、ブライトンにも日本の熱海市などのように、廃墟になった(あるいは外からは廃墟のように見える)ホテルも時折、見られた。潮風を受ける建物は消耗も激しいであろうが。その数は現在はさらに増えているであろう。

   こちらもブライトンの名所、街の中心に君臨しているインド式宮殿である。内装は中国式らしい。

 今回も閉館直後に行ったので入れなかった。


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 ブライトンでは実に海鮮三昧の経験をさせて頂いた。

 これらはすべて一人分の分量である。

 早朝のフライトであったため寝不足も寄与し食傷気味であった。次回は腹の調子を最高潮にして再挑戦。


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 このレストランは、Fiddler & Finnsという名前である。

 TripAdvisorでトップにランクされていたこのレストランを見つけ、同日に予約が出来るか打診してみた。21時なら空きがあるということで予約をさせていただいた。窓のところの二階席を提供して頂いた。

 この日は、予約の際に、クレジットカードの番号を登録しなければいけなかったが、海鮮好きにとっては予約する価値は絶対にある。この豪勢な海鮮盛り合わせで五千円もしなかったと記憶している。

  

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Riddle & Finns


 英国の飯は不味いというのは過去の話である。

  ブライトン、ロンドンを通して、レストランで、「失敗した」ところは一軒だけであった。下調べをせずに入ったホテルの前のパブである。大きいパイ生地に茶色いソースが入った代物とパサパサのステーキを頂いた。


 さて、そろそろ疲れてこられたと思うのでブライトンで買うべきものを一つだけ紹介させて頂いて閉めさせて頂くことにする。


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  足を入れる靴である。

 基本的に、私は外に出る時は常にハイヒールを履いているが、こちらの靴を次回購入すべきか否かは未だに決め兼ねている。

 

ご訪問いただき有難うございました。

この旅行の時は記事を配信させて頂く予定はありませんでしたので、IPhoneで撮った数枚の写真しかありませんが雰囲気を感じ取っていただいたら幸いです。


免責事項等は以下の記事に記載させて頂いております。