カルチャーショック。子育て編@マレーシア

タンマリさんの華人の家庭教育についてのこのつぶやきに、私も義実家に帰省した際に見た、子育て風景が驚きの連続だったことを思い出した。

何が衝撃って、もう間もなく小学生になろうかという子に、ご飯を食べた後、哺乳瓶を渡し、渡された方は渡された方で、寝転がってチュパチュパ飲み始めたのを見たときだった。

『え?マジ。。。⁉』

と目が点に。。。そして、友人宅で同じ光景を目の当たりにしたとき、これはどうやらマレーシア(華人だけかも?)スタンダードであるこという事実を知った。

赤ちゃんの頃から預けることは当たり前

マレーシアでは女性の出産後の復職率が高いものの、育休は3か月のみと日本に比べても短いので、必然的に赤ちゃんを預けて働くことになる。
保育園(私立)もたくさんあり、預けるところに困りはしないものの、マレーシア華人家庭は、実家が近い遠いにかかわらず、実家or義実家に預ける人も多い。実家が遠くの場合は、基本子供は田舎で生活し、週末や月に数回子供に会いに戻ってくるという生活。

赤ちゃんの頃から祖父母に預けられているので、必然と母乳ではなく、ミルクで栄養を取るという事が当たり前になっているから、ミルクで栄養を補助することも抵抗は少ないのかもしれない。

ご飯をたべることは何より優先

義実家で見た驚きの子育て風景は、哺乳瓶だけじゃない。まず、子供がご飯を食べたくない~と遊びだしても、怒るどころか、追いかけて食べさせる。お茶碗にご飯とおかずをいれ、それをもって子供が遊んでる傍で、遊んでいる合間に、ほいっと口に運んで食べさせている。

タンマリさん曰く、おなか一杯食べさせないのは悪。という事らしいので、食事中に遊んでも、食べさせる事の方が優先順位がたかいんだろうな。

確かに、子供に限らず、義実家に行くと、『ご飯は食べたの?ご飯を食べていきなさい。』と必ず言われるし、マレーシア人との会話でも、ご飯食べた?がお決まりの挨拶のように出てくるくらい、マレーシア人にとってご飯をたべるということは、とても重要な意味を持つらしい。

大人用ミルク

マレーシア人のミルク信仰がどれだけ高いかは、スーパーに行けば、子供用のみならず、大人用のミルクも数多く売られていることから一目瞭然。スーパーマーケットの試飲コーナーで、子供が飲もうとすると、これは大人用だから。と言われることも、実は、マレーシアスーパーあるあるだと思っている。

大人用ミルクまである国だし、ミルクを飲むことは、十分理解できる。。でも、なんで哺乳瓶??いつまでも可愛い赤ちゃんでいてほしいという気持ちもわからないでもないけど。5-6歳の子が哺乳瓶で寝転がってチュパチュパ飲む図は何回見ても、やっぱり衝撃でしかない。

これらの光景に衝撃を受ける日本人も多いと思うけど、マレーシア人にとってはこれは当たり前の世界な訳で、マレーシアに来たらこれが常識となる。ところ変われば、子育てにも色んな形があって、何がよくて悪いかなんて、自分がいる環境に左右されているにすぎない。

要するに、子育てはこうするもの!親とはこうあるべき!と思っている事は、一歩外に出れば実は正反対な事もあるわけで、何が良いか、何が合っているかは、子育てしながら自分で決めていけばいい。
そう思ってから、自分もずいぶん子育てが楽になったなぁ。とタンマリさんの呟きから、しみじみ振り返った日だった。


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